【孤独死遺品整理】相続放棄を検討中の方で室内入居を迷っている方へ

こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。

私事ですが、父親(80歳)がペースメーカーを入れることになり入院したため実家の除雪をしたり、屋根の雪下ろしをしたり、母親を病院に送り迎えしたりと介護が少しずつ始まりました。(まだまだ本格的な介護ではありませんが)

長男は高校卒業後、AI系の専門学校に進学するためお金がかかります。

長女も習い事をしているので夕方は送迎をしなくてはなりません。

親の介護と子どもの教育で時間とお金が出ていきます。

物価上昇、増税、燃料代の高騰など日本国民が将来に希望を持てないでいるのもひしひしと実感します。

・・・とはいえども、この状態を「苦しい苦しい・・・」とマイナスに思うのか、「どうやって乗り越えてやろう!」と前向きに思うのかによって今後の人生が決まるので経験値を増やす良い機会と思っております。


孤独死の初動パック

先日、札幌市北区の戸建てで孤独死で発見されたお宅の「初動パック」を行ってきました。

初動パックとはご遺族様が室内に入居できる状態にする”簡易的な特殊清掃”です。

亡くなった場所の体液除去、室内のオゾン燻蒸による簡易消臭、ハエ除去(殺虫剤散布、落ちたハエの掃除機かけ)などになります。

気温が低くいと臭気が落ちるのですが、それでも室内は少し死臭がする状態でした。 我々のように慣れていると気になりませんが、経験のない方には不快な臭いかと思います

これは開業以来7万円(税別)で行っております。

ソファーやベッドなど大型廃棄物がある場合は別途請求となってしまうので場合におっては業務用のラップで包んで臭気を抑え、後日遺品整理時にまとめて廃棄する方法もとっています。

今回のお宅の場合は、体液をふき取ったあとに床材にヒト型が残りました。

こうなると床材ごと交換してしまったほうが早くて安価で確実です。


初動パックは遺品整理は行わない為、臭いを吸ったモノが室内に残っているので完全消臭ではありません。

特に臭気を吸い込みやすい素材は木材、紙、布です。これらが室内に残っている状態だと少しずつ臭い戻りがすることは想像が出来ると思います。

あくまでも簡易消臭ですが、消臭剤を散布し、高性能オゾン発生器を稼働すると室内に入ることが出来るレベルまで臭いを落とします。(個人差はありますが)

全くこのオゾン発生器を使用するとしないでは雲泥の差があります。


相続放棄を検討中の場合

初動パックをご利用されるご遺族様は相続放棄』をするかしないかを考えていらっしゃる方が室内で遺品探索などを行いたい場合に依頼をされる方が多いです。

相続することが決定している場合は、遺品整理や特殊清掃のご依頼になるので初動パックをする必要がないのです。

一番多い事例としては離婚した元旦那さんが孤独死で亡くなって、遺産があるかないかわからない状態の元妻からの依頼が多いです・・・というかほぼ100%です。

この逆のパターン(元妻が亡くなって元旦那が依頼)は弊社はまだ頂いたことがありません。

相続放棄 

遠縁の場合は相続放棄の選択も有ですが、元配偶者やお子さんが相続人の場合はそう簡単にはいかないのが現状のようです


北海道の場合は最初に除雪が必要なことも

今回ご依頼を頂いたお宅は昨年には亡くなっていたので除雪を一切行っていなかったため150cmくらいまで雪がありました。

雪国あるあるなのですが、これまた除雪しないとどうしようもないので弊社で除雪機をハイエースに搭載して作業を行いました。

排雪は行っていないので敷地内に雪を堆積できる場合は別途料金を頂いて除雪も行いますのでご相談下さい。

場所を特定されないように隠していますが2時間くらいかかりました


日本全国、孤独死は常態化

単身高齢者が孤独死で発見されることはすでに日常化していて珍しいことではなくなっています。

最近では40~60代の孤独死の依頼も増えていると感じます。

いずれにしても単身者は孤独死のリスクが高いのは説明不要かと思います。

本来であれば、孤独死が起きないように事前対策を行うのがいいのでしょうが、人による見守りや連絡などのマンパワーに頼る方法では限界があると思っています。

機械やシステムによって死後の発見が早まる方法を取り組むべきでしょう。

室内で亡くなったとしても早期発見されれば問題ありません。

人間は不思議と亡くなった後に何もしないとすぐに体内から腐敗していきます。

その腐敗臭を辿ってハエがどこからともなく侵入し増殖し部屋を汚します。

今回のお宅もそうでしたが、冬でもどこからハエが来たのか不思議なんですがいるものです。

ですので死後早期発見さえできれば室内が荒れてしまうことはないのです。

他人と共同生活していない人は誰もが孤独死のリスクはありますので、高齢者だけが孤独死するわけではありません。

普段は自分の「死」について考える日本人は少ないと思いますが、もしこのブログを読まれた方は少し頭の片隅に入れておいては如何でしょうか?


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リライブル株式会社
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・営業時間は9時〜17時が基本ですが転送電話で対応可能です。
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