こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社の鈴木です。
今日は、「特殊清掃、業界のことを教えて欲しい」ということで連絡をくださったYさんと事務所でお話をしました。
「どこかで経験を積んだのち最終的には独立起業したい」ということで本当に基礎的なお話をして、スケジュールが合えば一緒に働くことになりそうです。
ご依頼者様にも許可を頂き、時間にも余裕があるような現場に来てもらうことになると思います。
正社員は引き続き募集しておりますので、よかったらご連絡下さい。
社会経験、変わった職種、やりがい、人生経験、語れる仕事、感謝される仕事
特殊清掃で起業したい人はどうすればいい？
Ｙさんとお話をしていて思ったのは、本来はそういった役目は遺品整理士認定協会さんが行うべきなのでしょうが、異常にコロナを恐れて初心者向けの現場セミナーを全然やりません。（Facebookなどではそういったように見受けられます）
さすがに通信教育だけでは起業独立は無理です！（超ハードモードが好きならどうぞ）
リスク高すぎ！
そうなると特殊清掃の仕事に興味を持った人が「どこで現場の経験や知識を得るのか？」
自分で話を聞いてみたい業者さんに直接コンタクトを取るしかないでしょう。
個人的には私は役に立てるのであれば、時間は取ってお話をすることは可能です。
ただし、電話での会話で「常識ない人」は私も時間の無駄なので会うことはありません。
特にお金を頂いて教えるわけでもないので、「そんな義理はない」ということは明記しておきます。
はっきり言ってその段階をクリアー出来ないようなレベルであればとてもこの業界で生き残っていくのは難しいでしょう。
教えを乞う話し方ですか？
まぁ、違法業者や格安業者であれば、出来るかもしれませんけどね・・・。
※すでに起業していてトラックパック等の無許可営業・違法行為を行っている方に関しての面談はお断りさせて頂いております。
後発組には難しい業界
「特殊清掃をしたい！」と言っても実際にうまく経営を軌道に乗せていくには、２０２２年ではかなりハードルが高いと思います。
「特殊清掃って何？」という時代ならいざ知らず、既にある程度の実績や経験がある特殊清掃業者がいるからです。
皆さんもネット検索するとたくさんの業者が出てくることはご存知かと思います。
なにを基準に業者を選べばいいの？
同じような内容でどこが実際に良い業者なのかもわかりにくいですよね？
とはいえども、先発業者に知識、経験、専門道具、営業力などで勝てるのか？
・・・となるといきなり経験のない業者に依頼する人は稀だと思います。
例え、低価格で依頼を受けて、作業後に苦労して得た利益が少なすぎれば「アルバイトをしていた方が稼げる・・・」ということになりかねません。
まだ教育機関などが成熟していない業界だからこそ、熱意があってもなかなか起業は難しいのが現実です。
現在、独立している特殊清掃業者さんはどこかで従業員で働いて独立していくコースが大半だと思います。
独立するためには従業員とは別の勉強や事前準備も必要
特殊清掃において一番難しいことは何？
・たくさんの荷物の部屋を片付ける
・汚い場所を綺麗に清掃する
・くさいニオイを消す
そういったことも確かに難しいです。
素人はどこから手を付けていいのやら？
しかし私が一番、難しいと思うのは現場をこなすことではなく、「仕事を貰い続ける」ことだと思います。
仕事自体が稀な”特殊な仕事”ですから、依頼の絶対数が少ない傾向にあります。
いくら「孤独死が増えている」とか「高齢化で遺品整理が増える」とか「コロナの巣ごもりでペット多頭飼育崩壊現場が増える」とか耳にするので「需要がある！」と思っていると思いますが、人気がある業者に集中する傾向にあります。
人気がある会社はますます実績と経験を手に入れますが、不人気の会社には依頼が全然来ません。
ましてや経験のない業者に依頼するほどリスキーな選択をとる”珍しい依頼者と出会うことも稀”です。
また、最初は珍しくて依頼を受けられたとしても「依頼者が望む以上の仕事」、「評判の良い仕事」を続けないと継続的にお仕事は来ません。
「仕事の報酬はお金ではなく次の仕事」というのが強い業界です。
実際に依頼した人や企業からの口コミや紹介も多い
起業にあたり最低限覚えていくこと
順番は各自違うでしょうが、最低限でも覚えなくてはならないこと
1-家財整理で必要になる知識
・産業廃棄物のことについて
・一般廃棄物のことについて
・古物商のことについて
・買取品のことについて
・再資源化について
・見積もり（価格の根拠）の仕方について
2-特殊清掃で必要になる知識
・清掃のことについて
・消臭のことについて
・家の構造について
・相続のことについて
・リフォーム業者について
・不動産会社、管理会社や大家さんのことについて
3-出来たら得たい知識
・ホームページ、ＳＮＳ、ＳＥＯ、ＭＥＯなど集客に関わること
・営業、宣伝、告知などについて
・販促品のことについて
4-会社運営について知らないといけないこと
・利益の出し方について
・利益の残し方について
・税金について
・社員の福利厚生について
・将来の方向性について
・損害保険について
ちょっと思いつくまま箇条書きに記載しましたが、かなり端折って簡略しています。
この項目に枝分かれして細かく覚えることも多いですし、これ以上にやることややらないといけないことは多々あります。
例えば税金や決算書の作成などについては税理士さんに依頼するなど、自分では出来ないことは専門家に依頼するのが一番ですが、起業当初で資金が潤沢にない場合は自分で出来ることは極力やらなくてはなりません！
私は、ほぼ貯金もなく無資金で融資や借金もなく起業して何とか工夫して現在に至ります。
今では銀行からの融資も受けられるようになってキャッシュフローも順調です。
しかし、常に学んで変化していかねばすぐに淘汰されてしまいます。
零細企業はやるべきことが多い。当然外注も可能だが最初から依頼するとお金はバンバン出ていくばかり・・・
金持ちになりたい人にはお勧めしません
「特殊清掃で一発当てたい！」
「金儲けがしたい！お金大好き！」
金儲けだけをしたいと思うなら・・・
・・・という人は特殊清掃業界への参入は止めた方がいいと思います。
どの程度金儲けしたいかは人それぞれですが、億万長者になりたい人は別の商売の方がず〜っといいと思います。
売上で１億円以上の企業もありますが、まだ１００億円企業は聞いたことがありません。
※おそらくそんな企業は今後も誕生しないと思います。
リサイクルショップ・輸出業・一般廃棄物業者・不動産経営など多角経営をしている特殊清掃業者さんは除きますが、特殊清掃業単体では売上が３億円行けば全国でもトップクラスでしょう。（恐らく利益は薄いと思います）
ただ、そうなると常に超過勤務のブラック企業になりがちですし、売上至上主義になるので社員のヤル気も落ちます。
人材はすぐには育ちません。
特殊清掃の現場は似ているような現場はあっても、全く同じ現場はないからです。
そんなわけで売上が伸びても人が育たないと質が落ち、イケイケどんどんだった企業も没落したり、廃業したりしているところもあります。
短期的には売上が伸びても、長くそれを維持して経営するには厳しいのです。
実は自転車操業の企業、個人事業主も多い
「人の役に立ちたい」という想いはあるか？
個人的には、いくら給料がいい仕事でも法律違反をしている、依頼者から感謝をされない、やりがいがない、人間的成長がないという仕事はやりたくないです。
人に感謝され、なおかつお金を頂けるという意味では非常に良い業種だと思っています。
心無い人からすると「困っている人の弱みに付け込む商売」と思っている方もいるかもしれません。
ただ、そういった商売の仕方をすると「仕事を永続的に貰い続けるのは難しい」でしょうね。
技術的なことや経営のことも話ましたが、根本には「志」、「想い」があるかどうかも重要です。
しかし、それだけでは難しいので渋澤栄一翁の「論語と算盤」の教えが重要になってくるでしょう。
簡単に言えば「想い」と「経営」の両輪がバランスよく回らないと「会社」が進まないということです。
最後に・・・
長々と書きましたが、「リライブルで働きたい」とか「独立したい」ということだけではなく「特殊清掃業界のことに興味があって話を聞いてみたい」というレベルでもＯＫです。
まずは、「自分の想い」や「簡単な略歴」などを「問合メール」や「LINE無料相談」でお知らせ頂けると、それについて返信させて頂きます。
事務所が近いようでしたら直接お会いしてお話というパターンもありです。
場合によっては講演や講習のご依頼も基本無料で引き受けております。
お気軽にご連絡下さい。
出会いが人生を変える
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す！
リライブル株式会社
0120-669-920
（スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります）
・営業時間は９時〜１８時が基本ですが、ご依頼者様の都合に柔軟に対応させて頂きます。
・同様に土日祝日は作業はお休みですがお見積りには伺えます。
・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般
・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。
・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業
・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃
・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事
・火災・ボヤによるスス臭の消臭（保険対応することが多いです）
・灯油漏洩現場の消臭作業（保険対応することが多いです）
・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
【注意点】
・少人数で運営しているため、２４時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。
・営業時間外のお電話でもフリーダイヤルにて対応可能です。
・メールは簡易設定にしております。
・再度、詳しい内容をお伺いすることもありますが最低限の必要事項を記載の上、返信をお待ちください。
