札幌市介護施設の遺品整理〜たかが1万円、されど1万円

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

世間では新型コロナウィルスの影響が多大にあり皆さん大変な時期ですね。

東京オリンピックも1年後に延期(予定)になりましたが、世界情勢を見る限り致し方ないと思います。

弊社では特に影響を感じる職種ではないのですが、今後のことはまだわかりません・・・。

いずれにしても、社員一同にはマスク着用や手洗い消毒を心がけることと、身体が疲れて免疫力が落ちるといけないので現場作業が終わったらすぐに帰り休養を取るように指示しております。



1.札幌市西区の介護施設での遺品整理

●お見積り〜

今回ご依頼を頂いたのは介護施設に入居されていたお母さまが亡くなり、娘さんのO様。

2月にお見積りの依頼があり、ご母堂様の49日が終わってから3月にご遺品整理を実施することになりました。

お話を伺うと2011年に東日本大震災が起きて、本当に着の身着のまま福島県から北海道に避難してきたんだそうです。

私も以前の職場では自主避難者支援を行っていた会社だったので、苦労は本当にわかります。

そんなお互いの話を1時間ほどお話しました。


●遺品整理当日〜

作業当日は特に大きな問題もなく、1Lなので午前中に搬出自体は無事終了。

2018年製の国産液晶テレビは買取をさせて頂き、作業代からお値引きです。


午後にはいつものように札幌市環境事業公社(一廃業者)さんに回収に来てもらい終了。

札幌市ではこれが法令順守の廃棄方法です。

【余談1】

ウォッシュレットは入居時にご依頼者様が自前で付けた物なので、ノーマルのふたに交換しました。

弊社は便利屋出身者が大半ですからこんなのは無料で交換します!

道営住宅とか市営住宅などもそうですが、自分で交換したものは原状回復して下さいというのが通例です。

クラ〇アンさんとか他の便利屋さんに別に依頼するとそれなりの金額を取られますから弊社はその分、お得です♪

【余談2】

ベッドを片付けていたときに一万円を発見!(小銭も210円ありました)

・何かの拍子に入り込んだのか?

・隠していていつか使おうと思っていたのか?

いずれにしても布団→厚手のベッドマット→木の板なのですぐには取り出せません。

これをご依頼者様にお返しすると「母はお金をもっていなかったはずなのに何で?」と驚いていました。

「もしかするとお母さんからの天からのお小遣い?(笑)」なんて大変喜んで頂きました。

遺品整理をしていると何十万、何百万円と出てくることがありますが金額の大小ではなく、きちんと誠意をもって出てきた貴重品はお返しします。

当たり前に思うかもしれませんし、こんなことをブログで掲載するのは恥ずかしいことなのですが中にはこういったお金を狙っている業者さんも存在します。

適正な作業料金であれば作業代を頂ければ運営していけるんですが、異常に安い金額で受ける業者だと横領、窃盗をしてしまうことも考えられます。

むしろこういった”現場ボーナス”が無いと運営していけないですよね?

「きちんと返金しているという写真を掲載してもいいですか?」とO様に聞くと「恥ずかしいから顔は出さないでね」ということで承諾を頂きました(笑)

今回はたまたま私がお見積りを担当させて頂き、現場作業も担当させて頂きました。

遺品整理に携わっている経営者や現場のリーダーが金銭や貴金属の窃盗などをやってしまって逮捕された人もいます。

誰も見ていないだろうと思っていても、『天網恢恢祖にして漏らさず』という言葉があるように天から誰かが見ているものです。

またこういった行為が常態化すると会社のモラルが低下しスタッフも同様の行為をするようになってしまいます。

同業他社さんでもこういった行為がないか胸に手を当てて思い返してみてください。


2.遺品整理業は価格競争が激化!!

一般の方にとって相場感がわからないので『安いのか高いのか?』という判断は出来ないかもしれませんので複数社相見積もりを取ることも重要です。

弊社の場合は「ブログを見て、ちゃんとしているリライブルさんにお任せしたい」と言ってくれる方で「価格が業者選定の全てではない」というが多いのでご指名も多く、成約率はかなり高いです。

格安をうたう業者さんの場合は、数社相見積もりが入り価格競争にさらされますので大変です。

せっかくご依頼を受けて、疲れる思いをしても結局残る金額(利益)が雀の涙だったら「こんなに大変な目をしているんだから少し悪いことをしてもいいだろう」と考えてしまうのが人間の弱い性ですよね。

哀しいことに「遺品整理で人の役に立ちたい!」と思って起業したのに、現実にはそういった思いとは裏腹にお金が残らないのです。

「超高齢化社会で遺品整理は儲かる!」という触れ込みでなんのプランも無く新規参入しようとする人が増えましたが、実際に起業して半年、一年と生き残るのは大変なのです。

今から参入したところで「現在、人気がある古参遺品整理会社に何の分野で勝てますか?」

・・・ってなると低価格しかありません。(場合によっては低価格の分野でさえも勝てない可能性があります)

もう遺品整理業界はブルーオーシャンではなくレッドオーシャンですから、起業前にきちんとデーター収集や事前に経験者から話を聞くなどしたほうが賢明でしょう。

弱者が勝つための「ランチェスター戦略」で言えば”ライバルがいない地域の開業”は工夫次第では成功の可能性が高いです。

あとはどこか法人の下請け体制に入ることでしょうが、それで本当にご遺族様からの感謝の言葉を頂けるような「やりがい」や「生きがい」を感じることが出来るでしょうか?

遺品整理は「あなたにお願いしたい!」「リライブルにお願いしたい!」と選んでもらってこそだと思います。

私はそんな下請け体制はただの不用品回収代行業だと思いますけどね。


遺品整理は心の整理・・・相性の悪い業者に頼むと後悔が残る

ご依頼者様の家財整理にかけられるご予算が限られている場合は致し方ありませんが、「正しい廃棄方法や買取の有無」、「会社の志」、「見積もりスタッフとの相性」など納得して気に入った会社さんにご依頼して頂くのが一生のうちに何度もあることではないので後悔しない方法です。

遺品整理は物の整理もそうですが、「心の整理」も必要です。

今回ご依頼頂きましたO様も当初はすぐに2月中に片付ける予定だったのですが、「母が亡くなって四十九日も経たないのに片付けてしまっていいんだろう?」と悩んでましたがので「そう悩んでいるのであれば四十九日後にお片付けをした方が絶対に後悔しないと思います」とアドバイスをさせて頂き、介護施設のスタッフさんともお話をして3月に延期をすることになりました。

O様とは最後はすっきりした表情でお別れをしましたので心の整理もついたのではないかと思っております。


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