家庭からの廃棄物に関して一般の方は法律を知らないのが大半

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

今日は札幌市豊平区のマンションの9階から大型家具を搬出して欲しいというご依頼があり訪問させて頂きました。

遺品整理の一環と言っていいのかわかりませんがお母さまの婚礼ダンス(和ダンス、洋ダンス)、大き目の食器棚の3点を廃棄しました。
(※3点といっても和ダンスは3分割、洋ダンスは4分割、食器棚は2分割とそれぞれ分割すると9個分になります。)

先週に電話で相談があり、「上記3点を廃棄した場合おいくらですか?」とのこと。

まだ日数に余裕があったので「札幌市の粗大ごみ回収を予約されては如何ですか?」とご提案させて頂き、「当社は搬出作業代として男性2名分の料金を頂くだけで結構です」というお話をしました。

本日、その粗大ごみの回収日だったので午前中に訪問し、1時間程度で全て搬出しました。

廃棄の場所はマンションの管理人さんから指示のあった場所に置きました。
今日は風が強かったので倒れないようにばらしたまま置きました。

【作業料金】

粗大ごみシールが1点1300円×3点で3900円(お客様負担)
当社の搬出作業代が6000円(税別)ですので約1万円程度で廃棄することが出来ました。

因みにこれをパッカー車で廃棄した場合は体積計算になりますので2~3倍くらいの金額がかかってしまいます。

大型家具数点の場合や、日数に余裕がある場合はこの方法が一番安く、法律に則った廃棄方法です。

きちんとした人はきちんとした業者を選ぶ

ご依頼者様に作業完了後に「当社にご依頼して頂いたきっかけは何ですか?」と聞いてみました。

「実は、昨年も捨てようと思ってパソコンで業者検索したんだけど、胡散臭いところばかりで一時中断していたんです」とのこと。

今年になり、またパソコンで検索して当社のホームページを見て頂き、「ちゃんとしたところみたい」と印象を持って頂いたそうです。

業者選定に時間を割いていたようで「トラック積み放題パックとかやっている業者は胡散臭くて怖い」というお話もされていました。

やはり、「きちんと常識的にわかる方はきちんとした業者を選ぶんだ」と改めて私の考えが間違えていないと思いました。

また、「金額的にももう少しかかると思っていたのが、電話の段階で安かったのでびっくりしました。まだ廃棄したい物があるのでまた宜しくお願いします。」と言って頂きました。


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一般家庭からの廃棄に関しては廃棄物の処理及び清掃に関する法律(略して廃掃法)という法律があります。

一般廃棄物の収集・運搬および処分は市町村に処理責任があり、市町村自らが行うのが原則である。
ただし、市町村で行うことが困難な場合に限り、市町村長は一定の要件を満たした業者の申請により、ごみ処理基本計画に基づいて一般廃棄物処理業の許可を与えることが出来る。

札幌市の場合は民間業者にこの許可を一切与えていませんので、車に積んで運搬すること自体が無許可営業=違法業者です。(ただし専ら物(空き缶、空き瓶、古紙、古布)は除きます)

札幌市の場合は「財団法人・札幌市環境事業公社」に依頼して下記のように許可番号を掲載した車のみ収集・運搬出来ます。

無許可営業の業者や胡散臭い業者、悪徳業者を駆逐するには「捨てるんだから1円でも安い業者がいい」という考えは止めて頂きたいです。

結局、安く廃棄する業者が最終的にきちんと確実に廃棄処分するのなら良いのですが、ごみだけ倉庫なり自宅近辺に溜めて倒産なり、蒸発なりした場合は不用品・ごみだけが残ります。

また、北海道の場合は土地が広大ですから不法投棄も簡単です。

不法投棄は自然破壊はもちろんのこと、その土地が私有地の場合は保有者が自腹で処理をしなければなりません。

自分が「安くていい業者だ」と思っていたところが不法投棄して他人に迷惑をかけるということが100%無いと言えるのなら良いのですが、変な業者に依頼することがそういったことの片棒を担いでいると自覚して頂きたいです。

余談ですが、産業廃棄物収集運搬事業許可(サンパイ)を持っていても家庭から排出されるゴミは「経済活動で生まれるゴミでは無い」ので許可の種類が違うので回収してはダメですよ。

近所や通行中にごみが山盛りになっている敷地を見たことありませんか?

「お金を業者に払ったから、あとのことは知らない」とは廃掃法ではなっていません。
例え業者にお金を払っても、不用品(ごみ)の排出者はご自身です。

排出者が責任をもって廃棄する義務がありますので、これを怠ったとして処罰を受けます。

ただ、過去の判例からみると警察への出頭と罰金20~50万円くらいが相場のようです。
(※それでも安く捨てられて「ラッキー♪」と思っていたのが意味無くなります)

産廃業者となると実刑と最高3億円の罰金となりますが、不法投棄を行うようないい加減な会社はこんな罰金払えないので倒産、自己破産です。

そうなると税金で処理するので、巡り巡って納税者である市民に影響があるわけです。

時折、ごみが山盛りになっているリサイクルショップの裏手や民家の駐車場にごみが山積みになっているところ見かけませんか?

ゴミや敷地とは別に明らかに業者風の者が出入りしていてトラックが時折荷物を下ろしているようなところは危険です。

ルールを守らない者がいるから、法律がより厳しくなる

結局、法律や条例は色々な条文の抜け道を解釈して不正を行う者が必ず出てきます。

それがルール違反だったとしても、「依頼者がいる」「助かったと言う人がいる」「市の回収では間に合わないから代わりにやった」と自己肯定してやるものです。

確かにそういった方達がいるのは事実でしょう。

ただ、その依頼者達は法律やこういったお話を知っているのでしょうか?

知ったうえで違法業者に依頼しているのでしょうか?

また、現場作業スタッフがそういったことを知らないということもあります。(経営者の教育不足です)

そういったことを続けていくと本道には戻れず、抜け道ばかりを歩く人生になりがちです。

当然、永く商売として続けていくには、お金より大切な「信用・信頼がない」ので厳しくなってきます。

どんな商売も一時的にはお金を得たとしても、帳尻が合ってくるもので不正はバレます。

是非、同業他社さんでも当社ブログを見て「めんどくせぇ会社だな~!」と思わず本道に戻り、「正しい商売」をしてほしいと願います。

不用品回収業者も本来は「人の役に立ちたい」と思っている方が多いことを信じております。

札幌市で「軽トラパック、トラック積み放題パック」を表示している業者さん、環境省、警察の目も厳しくなってきます。

また、当社のブログをよく読んでくださる方も多くなり、「トラックパックはダメですよね!」というお話を聞くようになりました。

地道ながらも継続して業界健全化に向け情報発信して参ります。

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