こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。
今回ご依頼を頂きました歌志内市の市営団地の孤独死&ごみ屋敷の片づけは延べ訪問回数10回となり弊社で施工した現場では作業日数及び作業代が過去2番目に大きな規模になりました。
見積は9月17日に伺い、その後一廃業者さんやご遺族様と打ち合わせを行い10月5日が初日となり、最終的に11月6日に全体の作業が完了しました。
その間にも他の特殊清掃現場を行っていたので、かなりハードな内容でした。
見積時に衝撃を受ける
まず、見積もりに伺った際に天井近くまでごみが堆積してあり、部屋の全体を見渡すことが出来ませんでした。
私自体もそれなりに現場をこなしていますが衝撃的なごみの量だと思います。
間取り的には2Lだと思っていたのですが、ごみに埋もれて見えなかったドアがあり後に3Lということが判明します。
下記の写真では一見するとどこがどこだかわからないと思います。
故人は40代女性、歌志内市でも有名なごみ屋敷住人さんだったと聞いています。
腐敗臭もしましたがそれよりも物量に驚きました。
床が抜けなくてよかったと思います。
物置の片づけからスタート
まずは物置から片付けに入りました。
室内のゴミを一時避難させるためにも空きスペースが必要だったからです。
ここは後に不燃ごみを堆積する場所として有効活用しました。
この中からも現金や貴金属が若干発見されたので油断できません。
室内のごみ分別
見た目以上にごみが圧縮されているので熊手などを使いながら崩していかないと崩れません。
粉塵も凄くてハウスダストなどが身体にもダメージを受けます。
貴重品探索も仕事の一つ
また、今回はこの膨大なごみの中から鍵を探すということも依頼内容に含まれていた為、ごみ袋や段ボール箱、エコバックなど全ての中身をチェックしました。
香典袋の中に現金が入っているものあり、これまた手がかかりました・・・。
そのため現金も30万円近く発見され、これは一度銀行に行ってから、依頼者へ振込送金しました。
言葉で書くと一瞬ですが、途方もなく大変な作業です。
また切手やはがきなども換金性が高いモノもきちんとお返ししております。
写真、アルバム、書類も返送しております。
ただ捨てるだけならもっと時間もかからず楽なのですが、それが不用品処分業者と特殊清掃業者の違いとも言えます。
ごみを撤去後の話~水道の使用が怖い
ごみ部屋あるあるなのですが、永年水道を使用していないと給水管や排水管になんらかのヒビが入っていて水漏れを起こすことがあります。
同住宅に住んでいる方からお話を聞いたのですが、一度トイレの水道漏れがあって修理をしたことがあるという話も聞き、念のため市役所や水道屋等に連絡をいれておきました。
この話は長くなるので割愛しますが、一応、万が一水漏れが起きた場合のことも想定して自社の損害保険会社さんにも確認を取りました。
現場は2階で1階には別の住人さんも住んでいるので水漏れ事故になったら大変なことになってしまいますからね。
それらの件をクリアーして、また後日清掃に訪問
清掃まで自社で行います!
床は随時掃き掃除をしていたので最後にポリッシャーで洗浄。
キッチン、トイレ、洗面所、窓ガラス清掃を行いました。
元が元なので写真では分かり難いかもしれませんが、かなり綺麗になっています。
ごみの片づけは自社でするが、清掃までしない、出来ないというところもあります。
窓ガラスもかなり汚れていましたが、綺麗にすると風景も綺麗に見えるものです。
この清掃をするかしないかで部屋の印象は大きく変わりますので、窓ガラス清掃はお薦めです!
日本の高齢化問題は深刻・・・
恐らく、今後はこの部屋は貸出しないと思いますが市役所から綺麗にして戻して欲しいという意向だったので行いますが、他の市営団地も窓にべニア板を張っていたので入居者は入れないと思います。
歌志内市に限らず空知周辺の過疎地は今後、大変なことになると改めて実感します。
歌志内市は日本最小の市ですが、人口2700人のうち人口の約半数が高齢者・・・。
大きな企業もなく、医療費、介護費、生活保護費などで税収よりも支出のほうが多いことは明らか。
もう田舎の地方自治体は崩壊・破綻間近でしょう。
とにかく長生きが大事、命が大事という時代は過ぎたと感じます。
やはり若い世代が政治に関心をもって、仕事をしない政治家を落選させるなど選挙に行かないといつまでたっても世の中は変わりません。
自分の一票で日本は変わらないと思うのではなく、たった少しの時間で若者が投票に行くだけで政治屋の意識が変わるかもしれません。
業務に関係ないことを記載すると最近はSEO対策としてはダメだそうなのでこの辺にしておきます。
孤独死&ごみ屋敷の依頼は続く
リライブルでは孤独死&ごみ屋敷のご依頼を大変多く頂いております。
この業界で10年以上働かせて頂いておりますが年々作業規模が大きくなってきていることも実感しています。
最初の頃は1ルームのごみ部屋、汚部屋が多かったですが一軒家クラスのごみ屋敷のご依頼が増えています。
ブログでは許可を頂いた現場のみ掲載していますし、全ての現場をブログ化しているわけではありませんが常に情報発信をしている企業とそうでは無い企業は何が違うのか比べてみてください。
皆さんが特殊清掃業者に何を求めるかによって選ぶ企業、個人事業主が変わると思います。
インターネット上では似たような業者が多く存在しますが、北海道で弊社ほどブログで特殊清掃現場の情報発信を続けている会社はありません。
是非、過去のブログ等もお読みになりご相談頂ければ幸いです。
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920
(スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります)
・営業時間は9時〜17時が基本ですが転送電話で対応可能です。
・基本的に土日祝日は作業はお休みですが、緊急性の高いお見積りの場合はご相談下さい。
・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般
・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。
・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業
・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃
・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事
・火災・ボヤによるスス臭の消臭(保険対応することが多いです)
・灯油漏洩現場の消臭作業(保険対応することが多いです)
・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
【注意点】
・少人数で運営しているため、24時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。