こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社の鈴木です。
正月休みを利用して、久しぶりに遺品整理の同業他社さんのホームページを見ていました。
新しく開業されたところもチラホラあるようです。
遺品整理士は「免許」じゃないのに「遺品整理士免許」と記載しているのは「この掲載方法は依頼者に対して誠実ではない業者だなぁ」とか、会社概要に経営者の顔写真も代表者名もないのに「ご遺族に寄り添います」とか「どの口が言ってんのかなぁ・・・」とか思っちゃいます。
私もこの業界に身を置いて早10年近くなります。
今回はご遺族様が望む遺品整理のスタイルによって選ぶ業者も変わるということをお伝えしたいと思います。
遺品整理では何を重視するか?
1.とにかく低価格で!
このご時世で遺品整理に予算をあまりかけられない、かけたくないという方も多いでしょう。
価格重視になるのでとにかく相見積もりをとって一番安い業者に依頼するしかありません。
予算が限られている以上、依頼者側の選択肢は少ないです。
●メリット
・出費を抑えられる
・買取が強い業者の場合は作業代と廃棄代を抑えられる
●デメリット
・この分野は廃掃法無視の違法業者が多い
・利益を出すために不法投棄や不適切な処理方法を取る業者が多い
・質の良い人材は集まらないためサービス力は低い
・安い分、利益補充のため貴重品の返還はなし
・1日に数件をこなすため時間節約で探索品は探さない
2.スピード重視
家賃の関係などでとにかく「一日でも早く片付けてほしい!」という方も多いです。
トラック積み放題パックや不用品処分会社が早いですがお奨めはしません!
●メリット
・見積後に即日や翌日に作業が出来てすっきりする。
●デメリット
・トラックパックなどを行っていると自社の車で運べるので早い
・上記は違法業者の可能性が高いのでどのような処分を行っているのか不明
・スピード重視なので作業は粗い
・大人数で行い、時には騒音が大きい
1と2は基本的には会社の質、作業員の質は良くないことが多いです。
しかし、料金が安いと思って依頼して作業終了後に追加料金を請求される場合もあります。
国民生活センターでも苦情が年々多くなっています。
上記にリンクを貼っていますので「遺品整理」と検索欄に入力してみて下さい。
実際に全国各地で遺品整理トラブルが増えていることがわかると思います。
通報があるのは一部ですので真面目に営業している業者も多いのですが、その反面悪い業者も多くなっています
また、格安をうたっている会社さんと相見積もりで価格を聞いたことがありますがそれほど安くなく弊社の方が安かったこともあるので一概に格安業者が安いというわけではありません。
また集客サイト経由(くらしのマーケット、オコマリ、みんなの遺品整理など)で紹介された場合は紹介手数料20%が上乗せされることがあるので実は割高になってしまうケースもあります。
無料でサイト運営するわけないですから、そこらへんは社会経験が少ない方は騙されがちです。
3.丁寧さ
一緒に遺品整理をしたい、思い出を語りながら自分でも納得して整理したい。
そういった場合は、少人数で運営している遺品整理会社が良いでしょう。
夫婦で経営している、個人事業主など売上重視ではないため、あまり依頼件数はこなしていないので業者側も時間に余裕がある。
●メリット
・業者と一緒にいる時間が長いので仲良くなれる
・気持ちの整理がつく遺品整理が出来る
・達成感がある
・故人に対して新たな発見がある
●デメリット
・時間がかかり、整理がなかなか進まない
・料金が時間制で割高になる可能性がある
・捨てられない物も増える
4.手間を掛けたくない
遺品整理後の退去清掃、不動産の売却、解体、相続などもワンステップで依頼して手間がかからないことが第一。
特に相続関係は士業(弁護士、行政書士、司法書士など)が絡むことがあるので相続に強い士業との繋がりがあるかどうかで遺品整理業者のレベルも図れるというものです。
●メリット
・経験豊富で提携業者が多いと円満に話が進む
・楽
●デメリット
・評判が良い業者なら良いが悪い業者なら悪い業者を紹介される
・類は友を呼ぶ
・自分で調査しない分、割高になる可能性もある
5.信頼・信用第一
貴重品を見つけてほしい、現金は返してほしい・・・しかしずっと立会いも出来ないので信頼できる業者に依頼したい。
●メリット
・自分の時間を他のことに使える
●デメリット
・特になし
・敢えていうなら信頼できる業者に出会えるかどうか?ということ
・会社情報や業界情報をチェックしないといけない
・評判や口コミなども調べる時間がかかる
信用、信頼第一をモットーとしている会社は適正価格を頂いているので横領や窃盗をする必要がありません。
また、社員に対しても信用・信頼をうたっていることもあり雇用条件が良いです。
盗まなくても生活できる給料があれば問題ないのですが、それすらも出来ない経営者が多いのです。
大きく分けて上記5種類くらいがご依頼者様の希望する内容ではないでしょうか?
リライブルはどの分類?
弊社は4と5のタイプです。
因みに1は低価格とは一切言いませんが結果として最安値だったことはありますが適正価格を心掛けております。
2は法令順守の廃棄方法で行っているため一廃許可業者と連携するので即日や翌日は余程タイミングが合わないと無理です。
3はこの仕事をやり始めの頃はやっていましたが、今はご依頼がないのでやっていないです。
遺品は思い出?ごみ?
実は「遺品」という分類のゴミの種類は廃掃法においては法律上存在しません。
仕分け方法に可燃、不燃、資源、危険物、遺品なんて聞いたことありますか?
ですから、「遺品はごみではない」という業者と「遺品はごみだ」という業者が存在します。
遺品整理業者としては「遺品はごみではない」というフレーズを使いたいですし、その方が受けがいいので多くの業者が使っています。
しかしながら、法律上適正に処分するのであれば「一般廃棄物」として適正に処理しなくてはなりません。
遺品だからという理由で無許可営業の違法業者が増えるようでは業界全体にとっても良くありません。
またいくら丁寧に仕分けをしたとしても、最終的には各地域の一般廃棄物収集運搬事業許可の車に搭載しますがパッカー車にしても平ボデでにしても丁寧な運搬にならないことは事前にご依頼者様に説明しておかないと逆に心象を損ねます。
室内では丁寧な作業を心掛けても最終的にはグチャグチャになってしまうからです。
ご遺品が目の前でパッカー車(下記写真のような車両)で圧縮されるのを「気持ちがいい」、「清々しくて良い」という方と「悲しい・・・」と思う方と別れます。
特に「丁寧な作業」や「心を込めて作業をします」と言っている遺品整理業者にとっては難しい問題です。
故人との関係性
故人とご依頼者の関係性が違えば業者選びの基準も変わります。
肉親、兄弟など生前親しかった方が故人なら遺品一つ一つに思い出もあることでしょう。
しかし遠縁の方なら迷惑なゴミとなってしまいます・・・。
「同じ物質」であるはずなのに、故人との関係性の違いで「全く違う物」になってしまうのも人間の不思議です。
一昔前よりも業者数は増えています
会社概要に社歴等があればわかりますが、経験があるかないかは遺品整理士のナンバーの桁数が少なければ少ないほど古参の可能性が高いです。
古くても経験がない業者もありますが、基本的には遺品整理士のナンバリングによっても経験の有無は図れます。
経験年数が長ければいいとは言いませんが、買取可能品の知識や再利用資源物の搬入先など年月を重ねればその分知識があるので廃棄代が減ります。
そうすると全体の作業代は安くなりますので、経験の有無によっても価格に差が出ます。
また、遺品整理というものはそれほど人生で経験することが多くないでしょう。
長男以外の方は場合によっては一回も経験することなく終える人もいるでしょう。
そんなこともあり、あまり良くない業者に出会ってしまうと遺品整理業者への思いも悪い印象で終わってしまうのでそういった事態は業界全体のイメージにもつながるのでよくないです。
出来ることなら「ありがとうございました、助かりました」と感謝の言葉を伝えられる業者に出会えるといいですね。
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920
(スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります)
・営業時間は9時〜18時が基本ですが、ご依頼者様の都合に柔軟に対応させて頂きます。
・同様に土日祝日は作業はお休みですがお見積りには伺えます。
・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般
・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。
・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業
・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃
・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事
・火災・ボヤによるスス臭の消臭(保険対応することが多いです)
・灯油漏洩現場の消臭作業(保険対応することが多いです)
・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
【注意点】
・少人数で運営しているため、24時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。
・営業時間外のお電話でもフリーダイヤルにて対応可能です。
・メールは簡易設定にしております。
・再度、詳しい内容をお伺いすることもありますが最低限の必要事項を記載の上、返信をお待ちください。