札幌市でコロナの犠牲者の遺品整理〜リスクゼロなんて人生ありえない!

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

今更ながらですが「ハイキュー‼」にハマりAmazonプライムでシーズン1~シーズン4まで一気見てしてしまいました。

知らない人に簡単に説明すると少年ジャンプで人気を博していた漫画のアニメ版で、高校バレーを題材にしております。

青春時代の部活の懐かしい感じがすることと、現在の企業組織論やコーチング術など応用できそうなシーンや名言も多々あり勉強にもなりました。

個人的には「月島 蛍」と「及川 徹」のキャラクターが見ていて面白いと思いました。

今後、テレビでバレーを見る時も観戦する視点が変わると思うので楽しみです。

それにしても、チーム一丸となって一つのことを目標に各々が切磋琢磨する姿はいいですよね!


コロナ禍で自殺者が増加

1月初旬に、遺品整理のお見積り依頼があり、札幌市内某所のアパートに訪問させて頂きました。

事前に詳しいことは聞いていなかったのですが、部屋に入ると既にある程度、袋詰めなどがされていて家財を搬出すればよいような状況になっていました。

家具の感じや家電の新しさ、持ち物の雰囲気などから高齢者の方ではなく若い女性の方の感じがしたので立ち合いをされた方に・・・

「もしかして若い女性の方がお亡くなりになったのですか?」

と伺ってみました。

そうすると

「はい、実はコロナの影響で飲食業に携わっていたのですが、仕事もなくなって・・・自殺したんです。」

とのこと。

弊社では遺品整理や特殊清掃などを生業(なりわい)としているので特に人様の生死に関しては特別な感情を持つことは少ないです。(ある意味、サービス業として割り切らないと精神的にこちらが参ってしまうからです)

しかし、今回の遺品整理に関しては思うところが多く、苦しく感じました。

『人間は100%死ぬ』

『人類で死を免れた者は一人たりとも居ない』

これは最近の日本人では誰もが認めたくないことであるものの、認めざるを得ない”真理”です。

生物である以上、病気に掛かったり、不慮の事故で亡くなるというのはわかりますが、今回のコロナ騒動により経済的、心理的にプレッシャー受けて「自ら死を選ぶ人が増えている」という事実に怒りと無力感を覚えます。

なんとか割り切って別の途は選べなかったものか?

1人で考え込んでしまうとどんどん悪い方に思考が向いてしまいますので誰かに相談出来ないものか?

そんなことを色々考えてしまいます。

いずれにしても、仕事とはいえども久しぶりに心苦しい現場でした・・・。

こちらの遺品整理は1月29日に作業を無事完了しております。


弊社社員もコロナに感染

実は弊社でも1月中旬に社員の一人がコロナに感染しているとわかり、会社としても約14日間仕事を休んでいました。

仕事で消毒作業を行っていたというわけでもなく、本当に日常のどこでどう感染したかわからない状況で誰にでもなりうる状況です。

半年以上前からスタッフ全員に毎日出勤前に体温を測りLINEで体温計の写真をUPするということをしていたので、微熱がある時点で休ませていたので大事にならず最小限の被害で抑えることが出来、日々の予防対策が生きたのが不幸中の幸いでした。

保健所からの待機命令期間中に決まっていたお仕事をキャンセルしてしまったり、延期させてもらったりしたのですが、小さな会社ですのでかなりの損害が出ています。

また、濃厚接触者となってしまったのは不幸中の幸いで弊社の仕事の関係者とその家族だけだったので、ご依頼者様に被害拡大がなくてよかったです。
因みに濃厚接触者も行政検査でPCR検査を受け陰性でした。


PCR検査を受けた後も毎日保健所から体調や体温の確認電話が来るのですが、1月22日までが観察機関で何事もなく、感染者も1月20日に退院し、1月30日現在では通常営業を再開しております。


コロナによって受ける影響・・・

その間のお見積りなども中断していましたから影響は2月にも及びます。

一度、こういう事態になったからといって2度が無いとは限りません。

もしこれが断続的に続いたら零細企業にとってもかなりのダメージを食らってしまうので隠れて営業してしまうというのも気持ちはわかります。

コロナに直接かかって死ぬことを恐れるよりも、経済的に死んでしまう方が大変です。

この考えは「立場」「職業」「年齢」「死生観」「コロナの知識」「感染病の歴史の認識」・・・など人それぞれによって違います。

※別に隠れて営業することを全面的に推奨しているわけではありません。


想定外は必ず起こる

テレワークが可能な事務仕事などであれば良いですが、弊社のような肉体労働の場合は現場ありきですから、休む=お金が入ってこないということになります。

弊社では昨年中に低金利で銀行から融資を受けているおかげもあり手元資金がまだ豊富だったので慌てないで済みましたが、そういったリスクヘッジをしていない零細企業ではあっと言う間に倒産や廃業、資金ショートなどもあります。

大企業でも中小零細企業でも感染者が出ることにより”感染者以外の周囲の人たちに迷惑がかかってしまう”のがこのコロナの恐ろしさです。

病気自体も急変することがあったり、後遺症が残ったりと色々と身体への弊害はあるようですが、どのような病気でもそういった可能性はありますし、人が生きる以上、リスクが0となることはないということは常に自覚しておいた方がよいでしょう。

21世紀は【感染病の時代】と言われています。

新型コロナに限らず毎年色々な新しい感染病が出てくることでしょう。

そのたびに緊急事態宣言を発令して経済を止めるのか?

今後どのような社会になっていくのか?

今までと同じ価値観で、同じ時代が続くと思わない方が良いでしょう。

時代の変化に対応できない、人間、会社は淘汰されていくことは間違いなさそうです。

いずれにしても、もう「感染症2類相当」という枠組みを外してしまえば通常の病院でも見ることが出来るので「医療崩壊」を騒ぐ必要もないでしょうし、最近定着してきた感染症対策をしていれば大丈夫だということも分かっているので、実は病院の方が安全ということも分かってきています。

ワクチン接種も具体的な動きが世界各地でもありますし、一刻も早く、このコロナ騒動を収束して欲しいと願っております。

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