こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
世間は土・日・月曜日と3連休!
実は弊社も仕事を入れずに3連休です。
2月はたまたま私が担当のお見積もりが多く、自分が担当した現場に入っていることが多かったため身体が疲れていたのと、「社長業が出来ていない!」と思ったので丁度良い休養期間でした。
経営戦略を考え、実行に移すにも身体が疲れてしまうとそんな余裕がなくなってしまいます。
ご依頼者さまにとって良いサービスを提供するためにも余裕のある時間は必要だと改めて痛感するのでした。
地下に潜って灯油漏洩現場の洗浄作業
昨年11月に札幌市東区にてお見積りを行い、各所調整をしていたお仕事が決定して2月17日から作業を行っておりました。
北海道胆振大震災の時に外に設置していた400Lの灯油タンクが倒れてしまい、側溝を伝って隣のマンションの地下ピットに灯油が漏れてしまった!ということでした。
弊社が施工に入る前にかなり高額な金額をかけて汚泥の処理をしたそうなのですが、それでも効果が薄く共用部の廊下や階段に臭いがするということで弊社に白羽の矢が立ちました。
実際には「臭いが完全に消えるかどうか、やってみないとわからない」ことも多いのですが、最低限の施工をまずは試してみよう(ここ重要!)ということでGOサインが出て施工してきました。
今までの弊社が行った灯油現場の施工経験なども写真を見せながらお話させて頂き、信用して頂きました。
灯油臭の消臭に関しては全国の特殊清掃業者でもやったことが無い業者が多いという”難しい案件の一つ”ですから、全くの未経験な業者さんだと厳しいでしょうね。
灯油漏洩現場は難しい・・・
1日目は床や壁の汚れを取ることが目的です。
かなり臭気が強く、マスクが無ければ目や鼻が痛くなり具合が悪くなるくらいの臭いです。
弊社ではこのためにフルフェイスタイプのマスクと防毒フィルターを用意しました。
このマスクが無ければ社員の人体にも悪影響を与えてしまうことは必須です。
高圧洗浄機を使用し壁のウレタンも薄く削りました。
床にも泥と灯油が混ざった汚泥が大量にあったので洗浄しながら回収しました。
施工場所は4ブロックあって例として②ブロックの作業前後の写真を掲載します。
マニフェストを発行!
回収した洗浄の水は産業廃棄物で揮発性灯油としてきちんと角山開発さんに持ち込みを致しました。
今回は770kg、ポリタンク40本分を持ち込みしました。
※廃油の産業廃棄物収集運搬事業許可を自社で保有しているので大丈夫です。
どのように廃棄しているのか不安な方はマニフェストを常に発行してもらっておりますのでご安心下さい。
【マニフェストとは?】
その処理を他人に委託する場合には、産業廃棄物の名称、運搬業者名、処分業者名、取扱い上の注意事項などを記載したマニフェスト(産業廃棄物管理票)を交付して、産業廃棄物と一緒に流通させることにより、産業廃棄物に関する正確な情報を伝えるとともに、委託した産業廃棄物が適正に処理されていることを把握する必要があります。
2回目の作業
2日目、3日目は放置して臭気の落ち具合を確認します。
前回の作業が功を奏したのか臭気はかなり下がっています。
・・・とはいえどもまだ灯油臭がしますので、4日目に再度仕上げ清掃を行いました。
地下の狭い空間で「空気の逃げ場がない」ということもあり、少しの臭いでも籠ってしまうという条件はあります。
洗浄後に業務用送風機にダクトをつなげ地下の空気の入れ替えをしばらくしました。
とりあえず、今回の作業はこれで終了で後日また改めて臭気確認に来ます。
作業前に比べたらかなり臭気が落ちたのはご依頼者様にも確認済みですが、臭気の源がどこにあるのかが判明していないため何とも言えません。
全ての箇所を清掃するとなると3倍のご予算と日数がかかるので”とりあえず臭いが強い場所”を施工したのでどうなるかわかりません。
また、確認後に臭気がもとに戻ってしまった場合は雪が解けて気温が温かくなってから再調査をすることにもなっております。
地下の施工範囲も広いため、今回は途中の経過報告ですが、住人の方が快適に住めるように共用部に臭いが出るほどの臭気がいったんは収まれば良いなと思っています。
弊社ではこのようなことも行っております。
2月はすでに予約で埋まっておりますので3月の作業のお見積り依頼を承っております。
宜しくお願い致します。
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