こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
福岡県では粗大ごみの回収時に使用するシールに代わってLINEで支払いが出来るサービスを実験的に中央区の限定ですが実施するというニュースを見ました。
家財整理相談窓口・理事である「友心まごころサービス」の岩橋社長から福岡県は廃棄物に関して先進的な考えを持つ地域だと聞いております。
地元の政治家さんに働きかけていろいろと活動を行っております。
それに比べて北海道は何事に対してものんびりしているのですが、本日は南幌町にて生前整理のご依頼を頂き訪問したことでより問題意識が高まりました。
実はここの南幌町をはじめ長沼町、由仁町は仕分け方法が厳しく、分別が大変な地域の一つです。
同じ北海道なのに各地方自治体によって廃棄方法や廃棄料金などが変わるのは『行政サービスの統一化』という意味では程遠いお話で、不便な地域は泣き寝入りするかないのが現状です・・・。
本来であれば日本全国でゴミの処理方法も処理料金も同じにするべきなんでしょうが、焼却施設の能力差、収容量の差、埋め立て地の有無、一般廃棄物収集運搬事業許可業者数の差などがあり一律になりません。
これが我々家財整理業者が価格を統一出来ない理由の一つでもあります。
南幌町の生前整理
実際に今回は南幌町の一般廃棄物収集運搬事業許可を持つ江別清掃さんに見積もり同行して頂き、作業日当日にも担当部長さんに現地に来てもらい廃棄方法の確認をしました。
仕分の仕方が悪いと持ち込んだゴミを廃棄場から持ち帰らされると聞いているので慎重かつ正確に行わないといけません。
私も前日に町役場に行って仕分け方法とごみの分類表をもらいに行き、ゴミ袋も指定の物があるのでそれを買いに行きました。
今回ご依頼を頂いたお宅は布団が大量にあり、これはひもで縛らないと回収してもらえないと聞いていたので覚悟をしていたのですが、娘さんが一生懸命縛ってくれていたので作業時間が大幅に短縮されました。
また、ゴミ袋も数種類あり、生ごみ(黄)、可燃ごみ(赤)、不燃ごみ(青)、プラスチックゴミ(白)、資源ごみは3種類(白・灰・緑)・・・
これにリサイクル家電だ、消火器だ、小型家電だ、粗大ごみだ、パソコンだ・・・となるとこの地域に住んでいない親族や慣れていない人にとってはとっても大変だと思います。
「これは何ゴミ?」って判断に迷ったら、索引の冊子を見て確認をします。
・・・めっちゃ大変です!!
札幌市の場合の数倍時間がかかります。
今回は大きな敷地で車庫や物置が広〜いお宅だったので家屋から廃棄品を出して堆積することが出来ました。
次回は収集業者である江別清掃さんと南空知公衆衛生組合(ゴミ処理場)の都合で30日に再度訪問して積込作業をする予定です。
案外、こういう厳しい地域に住んでいる人は仕分けが出来なくてゴミ屋敷、ゴミ部屋となってしまう方も多いので簡単にごみを出せるようにしないと困る住人もいるわけです。
リサイクルについてはそれが資源になるという人とコストを考えると全て燃やしてしまった方がいいという方といますがどっちもやり過ぎはいけないのではないかと私は思っており適度にリサイクル、適度に焼却とバランスが必要かと思います。
・・・とは言っても地域のゴミ処理事情があるので一概に言えないのも理解出来ます。
過疎地の家財整理は本当に大変!
いずれにしてもこの3つの町も過疎化と高齢化は進んでいますし、農家さんで一軒家に物置や車庫に物が一杯というお宅も多いようなので遺品整理、生前整理はめっちゃ大変な地域だと思います。
特に液体が入っている容器の分別と洗浄と乾燥を行わないといけない場合は正直うんざりします・・・。
今回も娘さんがある程度片づけをしていたのですが、さすがに忙しくて「もう無理!」となったようでご依頼を頂きましたがそういった事案は増えることでしょう。
冒頭でも申した通り、廃棄物の処理について行政も本格的に重い腰を上げる時期になっているのですが北海道はなにせのんびりしているのでもっとケツに火が付かないとだめなんでしょうね。
今回のブログはなにせ「大変、大変」とたくさん書いてしまいましたが、それでもしなくてはならないのが家財整理ですのでお困りの方はご相談下さい。
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