東京2泊3日出張~「火災脱臭マイスター」受講

こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。

東京出張に行ってきました!

①11月19日に東京都神田で開催された日本除菌脱臭サービス協会主催の火災消臭マイスターの講習と懇親会

②11月20日は神奈川県小田原市に移動して小田原城と二宮尊徳翁の報徳思想を学びに

③11月21日は東京都お台場、ビックサイトで清掃道具の新製品の見学

今回は①と③の内容のブログで次回に②をUPしたいと思います。


11月19日~初日

出発前から雪が積もっていたので朝5時に自宅を出発して7時台の飛行機で東京へ。

除雪車が入っていない時間帯だったのでグザグザ道路でした。


9時台に到着、東京は晴天で暑く感じるくらいでした。

同じ日本でこんなに気温や気候が違うので日本って意外に広い国なんだと改めて思います。

少し早めに飛行機を予約したのはセミナー前に“神保町の古本屋街“に行きたかったからです。


神保町の古本街

初めて神保町に行きましたが、駅を出て古書街に向かう途中に「小学館」と「講談社」のビルが並んでいました。

同業者(ライバル?)が隣同士のビルということも全く知らなかったのでびっくりしました。

奥側が小学館、真ん中が講談社

古書街は本の種類ごと(歴史書、古文書、古い漫画、生物、辞典、古武道、釣り、映画、演劇、サブカル、アイドル、アダルトなど)に各専門店があり、所狭しと古本が並んでいました。

整理中、査定中の本も山積みされていたりして作業が追い付かない状態ということがわかります。

物凄い本の量なので総重量は相当なものと安易に計測できます。

ビルが万が一倒壊したら大変なことになるということも感じました。

ビルの老朽化(店主も高齢化)が進んでいるのに、本は増えていく一方でしょうから危険は危険でしょうね・・・。

※残念ながら店内の様子は写真撮影禁止のお店ばかりだったのでどんな本が並んでいたのか紹介したかったですがありません。


日本人の活字離れが深刻化

紙媒体もデジタル化が進み、本屋も倒産廃業が多くなっていますが一定数の人が「本は紙で読みたい」、「保存・保管したい、コレクションしたい、本棚に並べたい」という層が存在しています。

遺品整理時に出てくる辞典や辞書の中には希少、貴重な物もあるはずなのでそういった物を捨てずに保管、転売などで誰かの手に渡って使われるようにし、無暗に廃棄しないようにしなくてはいけないと改めて思いました。

遺品整理の時に本棚を見るとどういった思考、趣味、社会的立場だった人なのかがわかります。

デジタルだとそういったことはすぐにわからないので少し寂しく思います。

また文字離れも深刻化しています・・・動画は時間短縮でわかりやすのですが活字を読めない、読まない人は教養面で心配になります。

日本人は昔から本や文字を大切にしてきた歴史・文化があります。

こういった良い伝統や教育が廃れていくのは、日本人、日本国の荒廃に繋がると危惧します。

逆に外国人がカメラ片手に観光に来ていた様子が印象的でした。

「蔵書は一代、書物は永遠」このフレーズその通りだと思いました


火災脱臭マイスター

さて、古本街をあとにしてセミナー会場の神田で13時半から16時半までの講習です。

講師は旭川市の㈱Beクリーンの加藤専務。

弊社とも仲良くして頂いて、何度か弊社ブログでもUPさせて頂いておりますが、今や全国各地に消臭作業で飛び回り尊敬と憧れの存在です。

私は北海道内専門なので道外には施工にはいきませんが、加藤専務曰く「北海道は建物の構造上、消臭作業が一番難しい地域で西にいくほど楽」とのこと。

つまり、「北海道で消臭技術を高めれば日本全国で通用する」ということでしょう(←短絡的?)

断熱材や高気密住宅などの建物構造が複雑で手数と手間がかかる、気温差が激しいなども要因だと思います。

今回は初級編ではないので参加者は約20名ほどと少人数でした。

講習内容に関してはここでUP出来ませんが、一言で「めちゃくちゃ勉強になりました!」

オゾンの使い方や新たな消臭作業の可能性、「こんなことも出来るんだ」という新しい驚きもあり非常に刺激的な講習でした。

「ここまで話していいの?」という話や「マニアックなお話」「実務に役立つ話」が満載で加藤専務から今回のセミナーとは別途に有料講習を受けている業者さんもいるので核心は聞けない部分もありましたが、それでも講習代としては破格の内容だと思います。

前回の灯油消臭のセミナー時もそうでしたが、レベルがあまりに違うので初心者が聞いてもついていけないでしょうが、ある程度の実務経験があり悩みがある業者さん、もっと消臭レベルを上げたいと思っている業者さんには価値があるセミナーだと思います。

当然、この講習を受講したから加藤専務のようなスペシャルな消臭作業が出来るようになるわけではありませんが消臭作業のヒントを得られるのは大変有意義でした。

ありがとうございました(^^♪


酒席でしか得られない情報もある

17時からは場所を移動して早目の懇親会。

3次会は仕事の話よりは各自プライベートな砕けた話になり楽しくお酒を頂きました。

セミナーでは知識は得られても、それ以外の業界情報や個人的な話もこういった場所じゃないと話が出来ないこともあるのでこういった機会があれば最後まで参加するべきでしょうね。

古い人間と思われるかもしれませんが、結局「人との関わり」ってそういうことなんです。

やっぱり、コロナ禍って今振り返っても異常でしたし、今のドライな人間関係では孤独死は無くならないでしょうね。

 

日本除菌脱臭サービス協会の理事であり、オゾン発生器の輸入販売元である㈱カイコーポレーション・細貝社長にはいつもお酒をご馳走になってしまいありがとうございますm(__)m


新兵器導入

余談ですが、最新型オゾン発生器X-20000 の2台目も予約しました。

99万円(税別)です。

スマホのアプリでオゾン発生データーを管理することも出来る機械です。

先ほども記載しましたが、販売元である㈱カイコーポレーション細貝社長が提案する「デジタルスマート消臭」に先駆けになれるように頑張ります!


11月21日~3日目

②の話は次回のブログでUPするので時系列が飛びますが、小田原市から新幹線で東京に30分で移動。

東京お台場のビックサイトに昼前に到着、既に凄い人がいました。

「ビルメンヒューマン&クリーンEXPO2024」ですが、毎年開催されていて私は今回で5回目です。

今回の展示会場は東会場の一番奥なのでかなり遠くて、先日の観光の影響もあり足がつりそうでした。

横移動のエスカレーターもありますが、なにせ遠いです。

展示会場内に関しては特段凄い新兵器、便利グッズが出た!という印象はなく、ロボット掃除機、バッテリー式の掃除道具が増えてきている印象です。

ロボット系はまだ普通の清掃業者用の物が多いので、営業マンさんに今後特殊清掃(火災現場や床下浸水など)で活かせられないかアイデアは何点か伝えてきました。

まぁ、あんまり需要ないだろうから人力で頑張るしかないですけどねw

さすがにもうコロナ対策系の物は以前より激減していましたね~。

許可を頂いて写真掲載しているなかで何点かは購入する予定です。(まだまだ出展品はたくさんありましたが掲載しきれず)

あと、たまたま同時期開催だったので「ケミカルマテリアルジャパン2024」というのが南会場で行われていたので飛び込みで見学してきました。

「新たな化学物質規制」が始まっているので使用する薬剤や洗剤の化学安全シート(SDS)の提示や化学物質管理責任者の選任なども行わないといけないということで、新たに講習受講予定です。

防護服もいろいろなタイプの物が展示されていました。

化学物質が付着しない防護服や通気性の高めた防護服など様々です。

北海道も高温多湿になってきており作業員の熱中症対策もそうですし、適当な防護服ではダメで「環境に応じたレベルの防護服」を用意して作業しないといけません。

恐らくここら辺の対策をしっかり行っている特殊清掃業者はかなり稀だと思います。

特に大手企業や官公庁、ゼネコンなどとお取引している企業は要注意でしょう。

今回はここら辺で東京出張第一弾のブログを終えますm(__)m


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