遺品整理業をこれからやりたいと思っている方達へ〜少しばかりのアドバイス

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

今朝、ようやく自宅前の道路に除雪が入りデコボコ、グザグザの道路が解消されました。

車がスタックするのが怖くて、外出するのも億劫になりますが、ひとまず安心です。

道路がまともに使えなくなるとこんなにも生活に影響が出るとは・・・。

普段当たり前に思っていることもインフラ整備をしてくれる方たちが頑張ってくれているからなんですよね!

それには皆さんが働いた税金が投入されているので、納税することはとても大切なことです。

政治家は適切に分配し、行政も無駄なく使用して頂きたいものです。

そんなわけで皆さんもきちんと納税している会社に依頼して欲しいと思います。

遺品整理業界もWEB集客は大変

今日は「同業者」、「これから遺品整理業を始めたい方」への内容でブログを書こうと思います。

恐らく、他社さんもホームページ(以下、HP)は作成していると思います。

そして、「思ったよりも集客出来ないな」と思っている方が9割ではないかと思っています。

数年前まではとりあえずHPさえ作れば、電話が鳴った時代がありました。

最近では、大金をかけてHPを造り、専属のWEB担当者がいてSEO対策をしたり、グーグル等のネット広告をプロに依頼して、SNSを更新して・・・とかなり手間とお金をかけないといけなくなりました。

道外ではWEB広告に数百万円をかけている事業者も珍しくありません。

それだけ、お金をかける時代になっているので小規模事業者は資金面で大変です。

当然、そういった費用は利益を削りますから、会社運営も大変です。

起業したての頃は広告費なんてかけなかったのですが弊社も年間で相当な額になっています。

リライブルの場合

弊社の場合は私がHPを作成し、ブログを更新しています。

グーグル広告に関しては以前までは自分で運営していたのですが、現在はプロに依頼しています。

実際は望んでいるほどの効果はありませんし、そういうものだと諦めたうえで作業を外注しています。

ある程度、最低レベルはHPのことを知らないと専門業者の良いカモにされてしまいます。

小さい規模で始めるなら、時間もあるでしょうし、自分で本やネットで調べて作成してみては如何でしょう?

安くHPを作成してくれる業者もいますが、数ページと内容が薄く、最終的には追加追加で高くなりますし満足のいく仕上げにはならないでしょう。

本格的に作成するとなると数百万円の出費となりますし、その後の運営や簡単な訂正も作成会社にお金を払い続けないといけなくなります。

いずれにしても、勉強していないとWEB制作会社にカモられることは必至です。

開業資金、運転資金がアッという間に溶けていきます。

違法業者の存在は業界全体の迷惑!

法令順守の業者であるならどこに依頼されても良いのですが、個人的には『違法業者に騙されないように』という想いでブログ更新を続けています。

やはり、今の時代はHPを見ていると「これは一般の人が騙されるだろうな」という綺麗なデザインや見やすいデザインのHPも増えてきました。

ただ、「永く商売を続けたい」なら、違法行為や誇大広告などはしない方が賢明です。

とりあえず手っ取り早くお金が欲しいという人は、違法行為に手を染めがちですし、実際には経営者すら知識がない、不勉強という事の方が多いです。

常識を知らない人も正直この業界には沢山います。

「低資金、未経験、許認可不要」ということで新規参入者は多いのですが、それは仕事をすぐに定期的に頂ければ経営が成り立ちますが、まず仕事がすぐに来ることはありません。

※以前なら低資金でも大丈夫でしたし、実際私は「金融機関からの借入0円、貯金ほぼ無し」で始めましたが今なら無理だと思います。

起業したばかりは当然、実績も知名度もありませんからベテラン会社さんや既存会社さんに対抗するには「作業価格を下げる」しか手段がありません。

価格を下げてせっかく得た仕事も「利益」が残らなければやる意味がありません。

人の役に立ちたくて起業しても、きちんと経営出来なければ存在価値は無しです。

では、そうするとどこで経費を削るか?

・・・となると簡単に思いつくのは「廃棄代」と「人件費」です。

廃棄代を削る?

当ブログでも散々書いていますが、廃棄代に関しては各地方自治体によって料金が違います。

※詳しくは弊社コラム【廃棄方法】をご覧ください。

少量であれば自宅に一旦持ち帰り、自分が住んでいる地域の指定ゴミ袋にいれ可燃ごみや不燃ごみの日に地道に捨てるという便利屋さんも居ます。

仕事が少ない場合はそういったやり方でも出来るのでしょうが、仕事が増えて行けばそんなやり方では処理できない量になってしまいます。(そもそも違法行為の一つですけど)

そうすると真っ当な料金に戻そうと思っても、なかなか単価を上げられなくなってしまいます。

そのうち、不法投棄やゴミの堆積という方法に行きついてしまうお馬鹿な人もいます。

北海道は土地も広く山林に行けば見つからないことも多いですが、本州では土地が狭く発見されやすいので不法投棄の報道は多いです。

あまりにも安い遺品整理業者は疑ってかかることが大切です。

「怪しい!?」と思ったら他の業者にその業者の噂を聞いてみるのも1手です。

特に「トラック積み放題パック」を行っている業者は要注意です!!

人件費を削る?

奥さんやアルバイトで対応しているなら良いのですが、正社員雇用しても福利厚生が付かない、長時間労働、残業代不払いなど俗に言うブラック企業もまた多いようです。

経営者に労働基準法の知識がなく、またそういった意識が低い経営者が多いのもこの業界の特徴です。

もし、社員雇用をするならば社会保険料がかかりますし、諸々の諸経費がかかります。

当然、利益を確保しないといけませんのでそういったところを考えるととても格安では作業が難しくなります。

格安ということは薄利多売でたくさんの現場をこなさないといけませんから、労働時間も長くなります。

仕事が沢山あるようならまだマシですが、遺品整理の仕事は一日に何件も出来るような仕事ではありません。

たくさん、人を雇えば雇うほど利益も薄くなり経営が難しくなります。

単純に遺品整理の仕事だけだと相当利益率が薄いです。

遺品整理業界も現実は厳しいです

弊社のブログで常によく読まれているのが「遺品整理業は儲かる?〜そんな激甘じゃありませんよ」なので、これから遺品整理業を始めたい方が読んでくれているのだと思います。

「人に喜ばれ、やりがいがある仕事」ということで「遺品整理士」の民間資格さえとればなんとかなると思っている方も多いようです。

残念ながら、人材は飽和状態ですし、国家資格ではありませんのである程度のレベルの人なら誰でも取得可能なので重要でははありません。

当然ですが、無いよりは有った方がいいですが”起業条件項目”にはなりません。

遺品整理士認定協会は遺品整理士の国家資格化を数年前から掲げていますが、ハッキリ言って無理だと思います。

しかし、最低限の知識習得には何らかの資格や許可が必要なので「遺品整理士資格が全く無駄」だとは言いませんのでお間違いのないように。

遺品整理士認定協会の裏話

遺品整理士資格を取得しているのに違法行為である「トラックパック」を平気でやっていて「くらしのマーケット」に登録している業者も大勢いるので最終的には個人のモラルや経営方針によるところが大きいです。

協会さんは資格ビジネスなので会員を増やすことも大切でしょうが、もっと質を上げる努力をして欲しいです。

遺品整理士を名乗りながらトラックパックを行っている業者を除名することは自分の身を削る(会員数、会費等が減る)ことになるのであまりしたくないでしょうけどね。

「遺品整理士がいるから安心」という言葉は違法行為をしている業者に注意や勧告をしていかないとまともにやっている業者にとっても良いイメージがありません。

しかしながらあまり真っ当な意見を言うと簡単に協会から除名処分されてしまうので注意です(笑)

協会に対して意見や苦情をいうための全国組織を内部で作ったようですが(会員満足度向上委員会)、あげられている会社名を見ると業界内で影響力の強い業者は少なく、理事長に媚びを売る業者ばかりなのでやった感を出すためだろうなぁと思っています。(全部ではないですが一部はそういう業者さんが入っていますし、まともな業者さんだったら立候補しないです。)

※このブログを協会側に見られたら恐らく潰されますので、この記事が無くなったら「圧力かけられた」、そう思って下さい。

大手企業が参入しない理由

悪いことは言いませんが、余程の経営センスと地盤、人脈、資金がない限り新規参入はお奨めしません。

「本業が調子悪いから乗り換える」とか、「定年後の第二の人生を遺品整理業で」という方は失敗します。

一昔前は遺品整理業界に「某大手流通企業が参入してくる」という噂はありましたが、結局遺品整理業界に参入していないようです。

真面目にやると「労多くして、実り少なし」と思ったのでしょう。

まともな経営者なら参入しないでしょうね。

あとは、名前だけ貸して外注業者を集めるくらいで直接実行部隊を作って遺品整理業界に参戦しようという気概はなさそうです。

起業、開業場所も大事

なんの商売でもそうですが、ライバルが少ない地域を商圏に狙って開業すれば良いですが、どこで旗揚げをするかも重要なことです。

事前に市場調査することが必要でしょう。

相見積もりに負けない、自社の売りがあれば良いですがただの不用品処分代行業であれば依頼されません。

弊社も遺品整理のみだったら運営は出来ていないでしょう。

特殊清掃と物販があるから何とかやっています。

それでも遺品整理業がしたい!

それでも遺品整理業に興味がある、起業したいという方がいましたらお声がけ下さい。

ただし、一度メールかLINEにてその「想い」を記載して下さい。

いきなり電話して来て「起業したいので教えて下さい!」と言われても当方は何もあなたの情報がないのでアドバイスも出来ませんし、聞き取り時間の無駄になります。

電話で話す際も常識が無い方(いきなりタメ口)とかそういう方はそもそもこの業界に合っていませんから連絡しないでください。

もし、お話してみて「現場作業も実際に体験してみたい」ということであればそういったことも可能です。

最近はコロナ禍で実施出来ていませんが、遺品整理士認定協会主催のセミナーなら1人10万円以上とられる内容です。

弊社に連絡してきて実際に起業した方もいますし、その後仲間として一緒に働いている者もいます。

熱意のある方からのご連絡お待ちしております<(_ _)>

社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920
(スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります)

・営業時間は9時〜18時が基本ですが、ご依頼者様の都合に柔軟に対応させて頂きます。
・同様に土日祝日は作業はお休みですがお見積りには伺えます。



遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般

・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。

孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業

ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃

ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事

火災・ボヤによるスス臭の消臭(保険対応することが多いです)

灯油漏洩現場の消臭作業(保険対応することが多いです)

・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

【注意点】
・少人数で運営しているため、24時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。
・営業時間外のお電話でもフリーダイヤルにて対応可能です。

・メールは簡易設定にしております。
・再度、詳しい内容をお伺いすることもありますが最低限の必要事項を記載の上、返信をお待ちください。

 

関連記事