こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
本日2度目のブログ投稿になりますがただの映画鑑賞の内容です。
特殊清掃や家財整理には一切関係ありませんので興味が無い方は飛ばしてください(笑)
感染列島
北海道では日常生活を取り戻しているような気がしますが、首都圏や大都市では依然と新型コロナウィルスの感染者が止まりません。
弊社でも東京出張などは避けて、仕事以外の不要不急の外出は控えておりますが皆さんは如何お過ごしでしょうか?
先日、同業他社さんがお奨めする『感染列島』という2009年に公開された妻夫木聡さん主演の映画を見ました。
現在の日本や世界で起こっている新型コロナウィルスの感染拡大の状況に似ていることが今から11年前に描かれており、非常に恐ろしさを感じました。(公開当時はリアリティがないということで酷評だったようですが今見ると見方が変わると思います)
都市封鎖(ロックダウン)で自衛隊が道路封鎖をし移動を制限したり、スーパーへ日用品を求めに無秩序に殺到する人たち、感染源と思われる(結果として冤罪なのだが)人たちへの差別や攻撃・・・。
WHO(世界保健機関)という組織名も最近ではすっかり耳なじみになりましたが、壇ふみさんはWHOの職員役です。
ドキュメンタリー映画ではないので、実際のリアルな医療現場とは違うということは大前提ですし、私も「え?なんで?」と思うことはあったのですが、人間がパニックに陥り集団ヒステリーになるのは今の世界と似ていると思います。
そして、テレビではわかりにくい『医療崩壊』の怖さがわかります。
ニュースなど報道番組でも「感染者が多くなり病院で医療崩壊を迎えると・・・」なんてコメンテーターが話しているが一般人にはいまいちその実感がわかない・・・。
しかしこの映画ではそれが起きると「こうなる」ということがビジュアルで見ることが出来るので非常にわかりやすい。
イタリアやスペインでは人工呼吸器や人工心肺などの医療器具、ベッドが足りずに助かる見込みの薄い人、高齢者は治療をストップし、それで死んでしまう・・・。
誰を生かし、誰に”死んでもらうか”「命の選別」をするのも同じ人間である医師が行うということで、その苦悩は計り知れない・・・。
まさしく”戦場”である。
人を助けるために医療従事者になったはずなのに、目の前で医療行為が無駄になりどんどん人が死んでいく。
そして感染者以外の救急患者や普段なら助かるはずの人たちに医療行為が行き渡らない状態になるのが「医療崩壊」です。
今現在も実際に最前線で戦っている医療従事者さんたちの無力感やストレス、肉体的疲労はいかがばかりであろう。
医療関係者たちのケアも必要でしょう。
我々が出来ることは何かないのだろうか?
この映画を見ることで恐怖をあおるのではなく、自身のウィルスによる考え方を変えなくてはいけないと強く思うのではないでしょうか?
改めて医療に関わる医師、看護士、その他病院スタッフの皆様、そしてその家族&関係者はウィルス感染の恐怖と克服に戦って頂いていることに「感謝と尊敬の念」を持ち接することが苦労に報いることではないかと考えます。
また、厚生労働省をはじめ政府の中枢にいる方たちへの批判などもSNS上で好き勝手に言っている人も多いですが、みんな状況を悪くしようとしているわけはなく頑張っていることと思います。
国民全員が納得し満足することは難しいでしょうが、みんなが少しずつの我慢や辛抱することで感染拡大を防ぎ、ワクチンや治療法が確立するための時間稼ぎになるのではないでしょうか?
過去のウィルスや病気との闘いの歴史を振り返り、人類は勝ち残ってきました。
決して悲観的にならず、今は生き残ることを最優先に頑張りましょう!
映画の内容をすべて言うとネタバレになるので避けますが、是非時間がある方は見て頂きたいと思います。
テレビで放送した方が良いのではないかと思う今日この頃です。
それでは!