火災保険適用の大型案件のご依頼増えています〜灯油臭や火災臭

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

最近ではタイトルの通りに火災保険を使用した大規模な原状回復を含むお仕事も増えてきており、ご相談やお見積り依頼も多くなってきております。

3月は2件の大型案件のご依頼を頂戴しております。

装備が未熟だったり、経験の浅い特殊清掃業者ではここまで出来る業者は北海道内でも少ないのでどこでも出来る作業ではないということをご理解下さい。

弊社では全国のトップクラスの特殊清掃業者と交流を図り積極的に情報収集に努め、道内での施工実績の多さが自慢です。

もし灯油が大量に漏れてしまった、火災を起こしてしまったが火災保険を使用して現状回復をしたいという場合のご参考にして頂くためにブログに記載させて頂きますのでご検討下さい。

 



1、灯油漏洩現場の場合

①依頼背景

マンションやアパートなどで灯油が何らかの原因で漏れてしまった場合に階下にまで被害が及んでしまうケースが多々ございます。

そういった場合は漏れたお部屋の床・壁は勿論のこと、階下の天井・壁なども剥がし消臭作業を行い、原状回復を行うまでの工事が必要となるケースが増えております。

灯油に関してはご存じの通り、少量でも臭いがきつく、それが知らぬ間に大量に漏れてしまった場合には濡れた箇所を取り除くだけでは臭いが取り切れないというケースが殆どです。

北海道の場合は特に暖房に使用する灯油は欠かせない存在ですが、建物が建築されて30年〜40年と経つと床下などに埋められた「灯油の配管用の銅管に亀裂」が入っていたり、「ストーブのゴムホース部分が自然劣化」でヒビや亀裂が入っていたり、「古いポリタンクがひび割れしていて漏れていた」など色々な場合が想定されます。

また建物の構造も北海道の場合は防寒のため気密性が高いがゆえに空気の漏れるところが少ないのが仇を成し、臭いが取れにくくなっており、「頭痛がする」「気分が悪い」などの健康被害を訴える方も多いのでいち早い行動が大切です。

②灯油漏れが発覚してからの動き

管理会社を通して弊社にご相談があったり、漏らしてしまった階にお住いの方がご依頼主になることもございますが、火災保険の適用になるかどうかの確認や鑑定人の査定などがありすぐに施工を開始できないこともあります。

「全ての費用を自腹で支払う!」というのであれば良いのですが、現状回復など含めると数百万円の支出となってしまいますのでなるべくなら保険申請をして頂いた方が弊社としても安心です。

諸々の打合せや見積もり後、1週間前後は着手することが出来ません。

その後、保険の鑑定人から「保険金が下りる」という答えを頂き、工程表を作成しますが、概ね工事期間に関しては2週間〜2か月近くかかる場合もあります。

【施工の大まかな流れ】

①壁や床などの解体 ↓

②灯油が染みた躯体の洗浄・消臭&防臭 ↓


③空間の消臭 ↓


④臭気確認 ↓

⑤原状回復のためのリフォーム ↓

⑥引渡

・・・という流れになりますが、④臭気確認の時に双方のご依頼者様からの承諾を頂いてから⑤へと移行します。

④が適当なままだと後日「やっぱり臭いがする」ということになってはやり直しの手間とお金がかかってしまうのでそういったことを無くすために慎重を要します。

階下にお住いの方の場合は、弊社の施工が済むまでは別室を借りて住んで頂くこともございますが、そういった場合も保険が適用となりホテルの宿泊代や一時的な仮住まいの家賃が出ることが大半です。

これらを自腹で補償するにはかなり精神的にも金銭的にも厳しいので保険を使用してください。

③問題点

この方法でほぼ間違いなく引渡が完了しているのですが、過去には保険絡みの問題で加害者側の階は「適当にやってほしい」という声があったのも事実です。

しかし、漏れてしまった階をおざなりにすると臭気の発生源がそこなので結局階下の被害者側の天井部に臭いが残ってしまいます。

ですから、加害者も被害者もなく床と天井はしっかり施工をしないと後々トラブルになってしまうことになります。

水分は上から下へ流れるのは自然の摂理ですからね!

④ネット情報の嘘や初動のミス

時折、インターネットで灯油が漏れた場合の対処方法で「油分がなくなるまで水をかけ続ける」とか「小麦粉を撒く」とかありますが、それはあくまでも”少量の場合”です。

同じようなシチュエーションで水をかけ続けるとどうなるか?

階下も水浸し、更にその下まで浸透してしまい被害を拡大する恐れもございますので絶対に止めてください。

コンクリートも地味に水分を浸透させてしまいますのでご注意ください。

あと弊社が一番困るのが道内のホームセンターで手に入る「イナクサーKを散布する」

これも”少量の灯油が漏れた場合”なら良いのですが、弊社が出動するクラス(数十リットル〜数百リットル漏れている)となるとほぼ効きません!

寧ろ、この臭いと油分を除去するのにひと手間かかってしまうので何もしないで頂きたいです。

時折、管理会社さんが手配した人が業務用のイナクサーKを撒いてしまって「それが逆に臭い」ということもありました(-_-;)


※イナクサーは少量には効くのでこの商品自体が悪いわけではありません※


2.火災の場合

①家財の撤去の方法

保険申請などの流れは灯油漏洩の場合とほぼ同じですが、燃えてしまった家財の撤去作業があることが大半です。

まずはこの燃え殻を廃棄しないといけないのですが、道外だと罹災証明書を提出すると廃棄代が免除されることも多いのですが、どうも北海道では自然災害以外では自腹のことが多いようです。

この際も勝手には普通の粗大ごみののように処分できませんので一般廃棄物収集運搬事業許可や受け入れ先の清掃工場などとも連携や通知が必要となります。

搬出時はマンションの場合は特に廊下やエレベーターなど共用部にススを拡散しないような工夫も必要となります。

 

②スケルトン状態にする

燃えた範囲やスス臭の状況により一概には言えませんが、躯体をむき出しにするスケルトン状態にする方法が一般的です。

灯油の場合は液体で浸透箇所が分かりやすいのですが、ススは想像以上に広い範囲に飛散していることが多いためです。

その後、解体工事でとりきれなかった壁や天井に付着したススの除去作業になりますが、

・グラインダーや高圧洗浄機などで物質的に表面を削るか?
(粉塵爆発の危険性や騒音を考慮に入れたり、水が使用できない場合は出来ないなど問題あり)

・ススを落とす専用の洗剤を使用し溶かすか?
(普通の洗剤とは違い、シンナーのような溶かす物で高価です)

と2種類の方法はありますが、とにかくスス自体を除去しないと消臭作業には進めません。

ススにはアルデヒド系の化学物質の塊が含まれており身体にもよくありませんから、作業自体は大変な作業となることは想像できると思います。

③灯油も火災もオゾン脱臭機を使用

7割方、物質的な除去をしたのちに消臭剤散布+オゾン脱臭をして空間の消臭を行いますが、このオゾン脱臭機の使用方法もベテランと新人では使い方が変わってきます。

空間の広さ、臭気強度、温度湿度などを計算し稼働時間をどれくらいにし、オゾン濃度をどれくらいにするのかは各業者ごとにやり方が違います。

とにかく長時間稼働するという方もいますが、あまり長時間稼働させると機械も痛みますし、オゾンがオゾニドという分解しにくい物質に変化すると中和しにくい物体になってしまうのでそれを発生させないように調整をしております。

「消臭は化学」ですから感覚的な物も大切ですが、理論的な勉強も必要です。

オゾン濃度の計測に関してはきちんと検知管を使用しないとどれくらいのPPMに達しているのかわかりませんので使用しましょう。

高性能な機械でないとオゾンショックトリートメント法(日本除菌脱臭サービス協会が定めたOST法)とは言えませんので下記の黄色い機械を持っていない業者さんの場合は無理です。

また、この作業で9割方の消臭を行いますが、その後、防臭コーティング作業によって臭いを封じ込め完了となりますが、この防臭作業も何を使用しているのかは”企業秘密”になります。

特殊清掃業界では数年前までプライマリー(下地剤)を何層も重ねて使用していることもありましたがそれでは臭気は貫通してしまいます。

これが最後の仕上げに効いてくるのです。


3.最後に

長々と記載しましたが、灯油現場や火災現場の消臭作業を行えるレベルの特殊清掃業者は北海道ではまだまだ少ない状況です。

保険鑑定士さんがOKを出す施工方法も弊社のような専用の機械や装備が無いと承諾が取れない場合もありますのでそういった意味では施工経験も必要です。

幸いにも弊社のブログに行き当たった人はラッキーですが、そうではない人は半端な施工で失敗しないようにして頂きたいと願います。

特にリフォームのみを行う業者さんだと「臭いに関しては責任をとれない」ということでやり直しになってしまうようです。

そうはいっても弊社もまだまだ勉強中であり、難しい案件や条件の厳しい案件も今後増えてくることを想定しております。

保険に関しても早期対応できるような災害保険や地震保険などが大手保険会社さんから新たに出てきていますのでご自身の保険内容を確認しいざという時のために考えておくこともご検討下さい。

日々、消臭技術の研鑽と研究に磨きをかけて皆様のお困りごとを解決できるように努めて参りますので宜しくお願い致します。

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