こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
連日、ハード目な現場作業に参加しているおかげで身体のあちこちが痛くなってきました・・・。
社長業が滞っている昨今ですが、2月5日〜7日の3日間で札幌市の分譲マンション内の遺品整理のご依頼を頂き作業をさせて頂きました。
高齢者の一人暮らしは定期的な連絡が有効
まずお見積りの際にご依頼を頂いたのは関東地方在住の一人娘さんのF様。
先月に一度お見積りでお会いし、作業日は鍵を預かり弊社スタッフのみで作業を行い、最終日に確認のため現地に来て頂いております。
お母さまがお部屋で一人で住んでいたのですが、毎日決まった時間に電話連絡を取っていたのですが、ある日連絡がつかないことで異変を感じ、取り急ぎ、F様がマンションに訪問したところ部屋で亡くなってしまっていたそうです。
ただこういった連絡を毎日取っていたこともあり俗に言う「孤独死」とは違う「自然死」であり何も恥じるべきことがありません。
定期連絡は「わかっちゃいるけど・・・」実際には簡単なようでなかなか出来ないことです。
寧ろ、よく早期発見が出来た事例として素晴らしいことだと思いました。
ご遺族様の中には連絡を取っていないがために発見が遅れてしまってお部屋の中が重篤になってしまう事例も少なくありませんし、自分を責める方も多いのです。
離れて暮らしている単身の親御さんがいらっしゃる方には定期連絡をして頂きたいと切に願います。
お部屋の中は少し”物”が多めでしたが・・・
早期発見は不幸中の幸いだったと思うのですが、3LKのお部屋の中にはいっぱいの”物”が溢れていました。
「ゴミ屋敷」とか「ゴミ部屋」という表現はあまり好きではありませんが、俗に言うそういう状況になっていました。
こうなってしまうにはいろいろな原因がありますが今回はこの件には触れません・・・。
写真は一部のみ掲載しておりますがその他の箇所も天井近くまで”物”が積みあがっていて同様に凄いことになっていました・・・。
こういった状態で死後発見が遅れると「死臭」が凄いことになり、作業代なども高騰してしまいがちです。
ただ、これだけの物で溢れる中、ご遺品として発見して欲しいものが多々あり「ただ捨てるだけの作業」ではありません。
貴重品や思い出の品をご遺族の元に届ける!
エメラルドとサファイアのリング、18Kのリング、ネックスレス、イヤリング、プラチナ、シルバーなど貴金属類だけでもこれらを換金すると数十万円にはなります。
これらもきちんと探さないと発見出来ないような場所にあったり、捨ててしまうようなところに落ちていたりしましたが、遺品整理を行う者のプライドとしてこれら大事なご遺品をお渡しすることが出来て安堵しております。
ご遺族様に黙っていればこういった換金性の高い物を盗難する不埒な者は多いと思います。
しかし、一時の目の前の利益で信頼を失うようなことをしてはいけませんし、何より故人様がどこかで見ているでしょうから悪いことをすると絶対に帳尻が合うように世の中出来ているものです。
お部屋の中には一人娘のF様を大切に思っているという「想い」が詰まったものが沢山ありました。
法的には効果を成さないとは思いますが「遺言書」も3通見つかりました。
お話を聞く限りでは相続人は一人なので揉めることも無さそうですが、「きちんと娘様のことを思って残しているんだろうなぁ」という想いが伝わりますよね。
念のためこれらは封を解かず未開封のままお渡ししております。
また「貸し金庫の鍵が箪笥の中にある」と生前に故人様から聞いていたそうので「探して欲しい」という話しだったのですがタンス内を探せども見つからず、焦っていたのですが終盤にハイザー(米櫃)の付近から見つかりスタッフ一同安堵しました。
隠し場所を変えていたようです。
そういった物や写真や貴重品・現金など段ボール3箱に分けてお渡ししました。
マンション管理人さんとの打合わせ
管理人さんと事前に打ち合わせを行わないで当日いきなり作業に来る業者もいるようですが、それは絶対にダメです。
マンション側にも都合が色々と予定があり、例えば”床の定期清掃”や”エレベーター点検”、”他の部屋の引っ越し”などすでに日程が決まっている日に被らないように調整をしないといけません。
また、事前に掲示板に告知をしておかないとダメなマンションというのも多いです。
養生もエレベーター周囲や廊下も行います。
今回は搬出経路が非常に長〜い廊下でした。
実はこの往復だけでも結構疲れます(-_-;)
今回こちらのマンションでは3日間作業があったため毎日作業後に養生を剥がし→掃除。
また次の日の朝に来て養生→帰るとき掃除と繰り返し行いました。
お部屋内は分譲マンションのため、今後不動産に売却をすることが決定していてリフォームもすることになっているので不要なお掃除のご提案はしておりませんが掃除機かけやスス払いは常に無料で行っております。
一般廃棄物収集運搬事業許可業者との打ち合わせ
上記のマンション管理人さんとの日程調整と共に不用品の収集も事前に札幌市環境事業公社さんにお願いしないといけません。
これまた当日に予約をして次の日に来てくれるというわけにはいかないので事前に予約が必要となります。
これらの日程調整は弊社で全て行っておりますので、ご依頼主様で何かするということはないのご安心下さい。
実際に今回は廃棄品が多かったため3日間毎日回収に来てもらうことにしました。
最終的には総廃棄量は30㎥を越えました。
危険物(スプレー缶、ライター、花火など)は当然ですが、別に分けないとパッカー車内で火災が発生してしまうので除外しないといけません。
いつも回収に来てくれる方からお話を聞くと適当な業者だとこれら発火や爆発する危険性がある物も混ぜてしまうそうですが、「リライブルさんはきっちりしているので安心してます」との評価を頂いております。
また、鉄、古紙、段ボールなども仕分けをし資源再生品として工場に持ち込みをします。
余談ですが、不用品を一時的に堆積する場所も管理人さんと事前打ち合わせをして駐車場予約をして頂きました。
大雪が降った日も重なったのですが管理人さんが事前に除雪もしてくれていたため作業も全てスムーズに運びました。
改めてありがとうございました。
リライブルは困った方の力になりたい!
最近は中型〜大型案件が多く、作業日数が複数日に跨る現場依頼も多く頂いております。
「重篤な現場はやっぱりリライブルさんだね!」という風潮があるのか知りませんが、「ウチは軽微だから頼めないかな・・・」なんて思っている方もいらっしゃるかもしれません。(実際にそう言って頂くご依頼者様も多く恐縮です)
我々は現場の大小に関わらず、誠意をもって全ての現場に対応させて頂きますのでご安心下さい。
お金も当然大事ですが、「人から感謝される」、「感動される仕事」が好きで行っています。
更に言うとご依頼者様から感謝されるのはもちろん、「故人様からも感謝される仕事」を目指して日々精進しております。
「仕事の報酬は仕事」とよく言いますので、仕事が切れ目なく続く状態を社員一同本当にありがたく感じております。
弊社の仕事が切れ目ないということはそれだけ不幸ごとや困りごとが多いので本来は喜ばしいことではないかもしれませんが、「あんたの所に頼むんじゃなかった!」と言われたことは一度もありませんので世間的にも評価を頂いているのだと自負しております。
今回ご依頼を頂きましたF様もネットで色々弊社のことを調べて頂き、他社さんから相見積もりを取らずに決めて頂きました。
常にブログにも掲載し、不透明な業界の情報公開に努めておりますが、こういった姿勢が評価して頂けているのだと思っております。
格安業者に依頼せずに「弊社にご依頼して頂き、弊社を育ててくださる方たち」は北海道の特殊清掃業者の発展の為にもなり、今後必要な会社を育てることに協力をして頂いていることだと(勝手に)思いながら「感謝」をし作業にあたらせて頂いております。
来週も仕事は忙しいですが、ご相談のご連絡はお気軽に下記までどうぞ!!
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