あけましておめでとうございます。リライブル株式会社の鈴木です。
正月期間中は特にトラブルもなく平和に(暇)に過ごしました。
皆さんは如何お過ごしだったでしょうか?
溜まっていた本やドラマや映画などを見て過ごしましたが仕事に直結することも多ったので一部紹介させて頂きたいと思います。
戦国武将の遺言〜子孫はツラいよ〜
この本はタイトル通り戦国武将の遺言を集めてその後子孫がどのような道をたどったのかを説明する本なのですが、一同に集めた本は初めて読んだのですが「なるほどなぁ~」と感慨深いものがありました。
※ここでは戦国時代にある程度、知識があるものとして書いていますのでもっと詳細を知りたいという方は本を買って読んでください。
①遺言を守って繁栄を続けた家系
『三河武士の鑑』といわれた徳川家譜代の重臣・鳥居元忠
・「三河譜代の御家風は、難を遁れて命を惜しみ、敵に弱みを見せぬものぞ」
・「恥を知る武士に死を遁れる道はなし」
・「主君の為に命を捨てること、常の法なり」
・「一家の面目、多年の本懐なり」
関ケ原の合戦の前哨戦である”伏見城の戦い”で捨て石となり壮烈な籠城戦を行い討ち死にした鳥居元忠はこの戦いの功績があったために、嫡男・忠政は磐城平藩10万石から山形藩24万石に昇格しています。
しかし、何度か子孫が改易やお家断絶の憂き目に遭いましたが、その際も元忠の功績で免れています。
余談ですが、「鳥居元忠?知らないなぁ~」と思う方も多いと思います。
教科書に載っているわけでもないのですが、実は祭神として精忠神社という神社に祭られているので神様になり大出世です!
日本も古来からの終身雇用制度が崩壊したことで会社に忠誠心を持てないサラリーマンが多いですが『忠義心』が子孫を守ることもあるという一例ですね。
②遺言を守らなかったからこそ繁栄した家
上記とは逆で「オヤジの言うことを守ったら家が滅んでしまうわ!」ということで守らない子もいました(笑)
一例として加賀百万石の礎を築いた前田利家が嫡男・利長に残した遺言は・・・
「大阪に三年間は留まり、加賀に帰ってはならぬ」
豊臣政権の柱石である前田利家が死んだ後に、覇権奪取を目論んでいる徳川家康が前田家に難癖をつけて政争に巻き込むことは避けられなくなり、もしこの遺言を守っていたら徳川家により前田家は滅ぼされていた可能性が高かったのですが、最終的には遺言は守らず、家名を守ることを優先し加賀、越中、能登の3か国を合わせて122万石5千石を有する外様大名で最大の版図を築きました。
その後、江戸末期まで繁栄は続きます。
③遺言を守らずに滅びてしまう家
上記の二例はなんだかんだ言っても家は続きましたが、徳川家康の知恵袋だった本多正信が息子・正純に残した言葉は考え深いです・・・。
「我の死後に、汝は必ず増地を賜るだろう。
3万石までは本多家に賜る分としてお受けせよ。
だが、それ以上は決して受けてはならぬ。
もし辞退しなければ、禍が必ず降り懸かるであろう」
実際は本多家は15万5千石まで加増もありましたが、最終的にはお家断絶となってしまいました。
先を見通す眼力はさすが本多正信だと思いますが、明るい未来を予想していないのは幸福なのか不幸なことなのか・・・?
「周囲の嫉妬」を買ってはいけないということですね。
④遺言を残さずお家騒動になってしまった家
”軍神”と言われた上杉謙信は後継者を決めないまま突然死してしまったため家督相続争い(御館の乱)が発生。
約2年間は家督争いで上杉家の力は減退。
上杉景勝が当主となった後もこの乱の論功行賞に不満をもった家臣たちの対立もあって長い間にわたって不安定な政情となってしまいました。
突然のこととは言え、実子がいなくて2人の養子を迎えていたので後継者争いが生じる恐れがあることは生前からわかっていたのですから・・・
大国の太守としては考えが甘かったと言わざるを得ません。
こうして色々と見ると遺言というのも善し悪しでなかなか難しいものだと思います。
紹介させて頂いたのはほんの一部ですがこの言葉は遺言だったのかという言葉もあり新たな発見がありました。
例えば、「勝って兜の緒を締めよ」(北条氏綱)とか「みのほどをわきまえよ」(小畠虎盛)などです。
相続が”争族”にならないように
最近は高齢者が増え、相続問題のことを目や耳に入れない日はないくらいになっています。
「もう面倒だから相続放棄してしまえ!」という方も年々増加の一途をたどっております。
財産がたくさんある人が相続(争族)問題になりそうなイメージがありますが、実際はそういった揉め事が起こらないように弁護士や司法書士などプロに依頼するため逆にトラブルが少ないようです。
なにせ、お金を稼ぐのが上手い人達ですから、そういったこともマメにするからお金持ちになるんです。(親からの遺産や保険金などの成金とは別で自力で稼いだ人たちをさします)
逆に「うちは相続問題なんて関係ないし」といっている1千万円以下のお金を巡る裁判は増えているそうです。
言ってはなんですが、多少のお金を争うのはお金に汚い、困っている人たちが絡むとそうなってしまいます・・・。
ですから大半の人は大なり小なりの相続問題に直面することになります。
若いうちの突然死は致し方ないですが、自分でも「ある程度の年齢になったなぁ」と思う方は遺言状の作成方法などを”プロ”に相談してみては如何でしょうか?
因みに自力で遺言状を作った場合、後日法的に認めれない場合もありますし、それがトラブルになってしまうという本末転倒なお話も昨今多く聞かれます。
民法も改正されましたし、相続税のことも複雑で素人ではとてもわからなくなってきています。
遺言状の作成は余程の資産家でない限り、数万円〜数十万円です(残す資産に比してたいした金額ではないはず)
このブログでは専門家ではないので詳細なことは控えますが『終活』に関することは業務提携しているところがたくさんあるので無料でご紹介することは可能です。
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2020年も改めて宜しくお願い致します。
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