こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
最近ではすっかり朝晩は寒くなり冬に向けて準備をしないといけないと考える時期となってきましたね。
ここ最近はご依頼者様以外の色々な業種の方と話をさせて頂く機会が多く、改めてこの仕事をやってきて「良かったな~」と思うことがありました。
宣伝広告ではよいことを書いていても、裏では良くないことや法的にグレーゾーンだったりブラックなことをやっているところも多いのですが、「最終的には真面目にプライドを持ってやっているところが生き残るので応援します!」とお声がけをして頂けます。
・家庭から排出されるごみの収集や廃棄方法はそれって正しいの?
・トラックパックや積み放題パックをやっている業者って実際どうなの?
・産廃(サンパイ)許可があれば何でも回収できるの?
・家財整理での買取査定や買取方法は正しいの?
・見積書や売買契約書など書類の控えを置いていっている?
・そのホームページの表示方法って誤解をまねくんじゃないの?
・『ご依頼者満足度』とか『年間作業件数』とか本当にそれってデーターに基づく数字を提示しているの?
・こういう業界の人たちってちゃんと法人税などの税金納めてる?
・会社概要に代表者名すら表示していないのはなぜ?
・・・などを話していくとこの業界では当たり前でも『へ〜知らなかった』という方は多いです。
この業界はまだ不透明で分かりにくく、北海道内の企業規模も大きくはありません。
その行動は親切心に基づいているのかもしれないがルールは守っている?
また、きちんとしていないところで働くと社員やアルバイトさんも心の底から仕事や会社に誇りが持てずに「やりがい」や「生きがい」を感じることが出来ません。
そういった職場環境では「良い人材」は残りません。
※ここで言う弊社が思う良い人材とは「頭がいい」とか「仕事が早い」とかではなく、「良心をもって行動しているいるかどうか」
良い人材が残らないということはビジネスや会社は”人が基本”ですから将来性がありません。
良い人材が残らないと嘘つきで、だらしない人の集団になり人的レベルが下がります。
そうなると当然そういった会社は売上も落ちます・・・悪循環です。
弊社は格安や安売りをウリにしていないのですが「適正」を心掛けておりそれを理解して下さる方達へ一件一件丁寧に作業するように心がけております。
「価格だけを業者選定の基準にする人」と「価格以外を基準にする人」が居ますが信頼や安心できる会社をお探しの場合はご相談頂けると幸いです。
尚、1件家クラスの遺品整理となると必ず買取可能品は少なからず出てきます。
見積もり時には確認できなかったが作業中に押し入れの奥から、納戸の中から買取可能品が出てきた場合にきちんと買取査定をしてくれる業者さんの方が結果として安くなる場合もありますので、価格だけで決めるのではなく誠実な企業に依頼して頂きたいと思います。
こういう書き方をすると「弊社にご依頼ください」と思われるかもしれませんが、実際は悪徳業者に依頼しないのであれば他の会社でも構いません。
なにせ、「騙された!」とか「失敗した・・・」という方が多くなると業界全体が白い目で見られることを懸念しております。
札幌市北区のアパートの孤独死現場の家財整理と簡易消臭
さて、前置きが長くなりましたが・・・・
現場に行って来ました。
道内大手管理会社さんと故人の知人が作業代は折半するという現場でした。
1ルームなので家財道具はそれほど多い方ではありません。
体液や血液の流れから察するにベッドで吐血しキッチンかトイレに行こうとして倒れ、そこで息絶え、キッチン周囲で遺体が腐り体液が床一面に広がってしまったようです。
ベッド付近とキッチン周りと体液が広範囲に広がっていました。
気温が下がってきているにも関わらず大きなハエも数十匹が飛び回る状態のお部屋でした。
まずは殺虫剤を散布して9割ほどのハエを殺してから梱包作業となります。
大き目のコロンコロンとした白いウジもまだ居ましたし、蛹となって成虫にならなかった茶色い個体も沢山あり見慣れた光景となっています。
戦争や(基本的に)飢餓がない現代日本では「死」が真近に感じられないのでこういった光景を見る人の方が少ないでしょうが、人が死ぬとこういうことが起きるということは予備知識として持っていても良いと思います。
貴重品の探索
ご依頼者様からは「印鑑を探してほしい」ということでしたが、これはすぐに発見することが出来ました。
元々有ったであろうものや貴重品で通帳や印鑑などは大抵は発見することが出来ます。
(※あるかないかわからない物、例えば「現金100万円あるはずなんだけどなぁ」みたいな場合は大抵ありません)
臭いがキツイので防臭マスクをしたり防護服を着て作業を行っていますから長時間こういったことをするには体力的にも精神的にもタフではないと続けられません。
一般の方が貴重品探索をするのも一苦労でしょう。
その後は梱包した不用品を部屋から全て搬出して、札幌市環境事業公社さんにゴミ収集車で回収に来てもらいます。
家庭から排出される不用品は「一般廃棄物収集運搬事業許可」、産業活動から排出される不用品は「産業廃棄物収集運搬事業許可」を持つ業者が回収を行わないと無許可営業の違法行為となりますのでご注意下さい。
床のCF、壁紙剥がし
床にはべったり体液が流れていましたがコレを剥ぐことでかなり臭いは激減させることが出来ます。
更に消臭効果を高めるために壁紙を剥がします。
紙や布は特に臭いが付着しやすいのでこれらを撤去するだけでもかなり臭いは落ちます。
石膏ボードに消臭剤を散布し、高性能オゾン脱臭機を稼働させます。
最近は腐敗臭の消臭剤はアメリカ製のものを使用しています。
ナノバブル水を使って100倍希釈して使用していますがなかなか良い反応をしてくれます。
今回はこちらのお部屋は「売り止め」(次の入居者を募集しない)にするので予算的にもそれほど神経質に消臭しなくても良いということでした。
防臭マスクが無くても大丈夫なレベルになりましたのであとは自然に臭いが落ちていくのを待つだけです。
次に入居者さんを募集するような場合は、また何度か訪問して臭い戻りが無いか確認して再施工したり、防臭コーティングしたり、リフォームしたりと時間がかかりますが、先述のようにこれで終了です。
孤独死対応の保険加入をお奨め致します
数年前までは話題になりこそすれ、それほど身近に感じることは少なかったものがここ最近では「親戚のおじさんが・・・」とか「知人が・・・」など一般の方でも身近になってきており、それだけ高齢者の単身世帯が多いということです。
この現象が解消されない限り、孤独死は今後も減ることはないでしょう。
道外では孤独死用保険を扱う保険会社も多くなってきて管理会社の加入が増えているというにも関わらず北海道では保険加入率が低いようです。
大家さんやオーナーさんは自衛のためにも保険加入をお奨め致します。
「孤独死 保険」で検索すれば数社出てきますので見てみてください。
孤独死現場が発生すると原状回復や近隣住人へのクレーム対応など金銭的にも精神的にも負担が大きくなります。
保険に加入しておけば少なくとも金銭的負担が軽減されます。
金銭的負担が軽減されれば精神的負担も同じく軽減されることでしょう。
今回の現場は
①家財整理
②CF&壁紙剥がし
③簡易消臭(消臭剤散布+オゾン脱臭×2回)
という内容で20万円(税別)です。
①と②は頑張れば一般の方や家財整理業者でも出来るでしょうが、③は機材が無いと出来ません。
この金額が高いと思うか安いと思うかは人それぞれでしょうが、あまり慣れていない人たちが行うのは結構大変なことですし、こういう見た目や臭いが全くダメな人はダメですから仕事をするうえでも適性もあります。
これが廃棄物の量が多い、間取りが広い、リフォームを含めた現状回復までとなるともっと費用がかかることはご理解頂けると思います。
孤独死現場の片づけは出来るけど「特殊清掃は出来ません」というところに依頼すると2度手間になってしまうのでワンストップで出来る企業にお任せ下さい。
ご相談やお見積りに関しては下記までご連絡下さい。
社名に掲げる信頼される企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920