こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は札幌市豊平区のマンションで遺品整理と清掃のお仕事でした。
管理会社さんからご紹介を受け、1週間ほど前にお見積りに伺わせて頂き成約となり作業を行わせて頂きました。
ご依頼者様はお部屋の住人のお姉さんであるS様です。
ホコリが凄い部屋〜ハウスダストが原因で体調不良
間取りはワンルームで写真が逆光になってしまいよくわからないと思いますが布団と古新聞と競馬新聞や競馬雑誌がたくさんあるお部屋で、永年全く掃除をしていなかったのだと思いますが埃が凄くて苦労しました。
埃にはダニやダニの死骸なども含まれており人体に有害なことは皆さん知っていると思います。
部屋のあちらこちらに目薬や咳止めの薬がありましたが、これはハウスダストが原因なので掃除をしないと直ることはないでしょう・・・。
汚部屋やゴミ部屋と言われる方も同様で上記の薬の他に皮膚病の薬などがあるのですが、埃が原因ということに気付いていないのでしょう。
健康に生きるためには、清掃をした方が良いと思いますよ!
【清掃後】
窓ガラス、水回り、床、建具を清掃し見違えるほど綺麗になりました。
引渡時に「凄く綺麗になって別の部屋みたいになってありがとうございました」と言って頂きました。
不法投棄の恐れのある業者に依頼しないで!
室内の片付けは1時間半ほどで終了し、管理人さんと事前に打ち合わせした場所に堆積しておきます。
その後、札幌市環境事業公社さんに回収して廃棄して頂く流れとなっております。
札幌市ではこれが正規の方法であり不法投棄の恐れはありませんのでご安心下さい。
トラックパックではこの後どのように処理されているのかわかりませんので私が依頼者の立場なら怖くて絶対に依頼しませんね。
遺品整理士資格はしょせん民間資格・・・
『遺品整理士』の資格を持っていてもトラックパックをしているような業者がいます。
これらの業者は誠意のない危険な業者ですから絶対安心とは限りませんのでご注意下さい!!
最近、二枚舌の業者が多くてイヤになります・・・。
貴重品探索もそうだが”思い出の品を渡す”ことも『使命』です
S様の御依頼で「アルバムや写真を見つけて欲しい」ということを伺っていたのですが、作業途中に見つけることが出来ず、「見つからないな~」と焦っているところ最後の最後に見つけることが出来、お渡しすることが出来て一安心しました。
お部屋の引き渡し後に今回の経緯のお話を聞きましたが、室内で「心不全」でお亡くなりになったそうです。
死後1日も経過していないのでご遺体の腐敗もない状態でした。
世間的に言うと病院で亡くならない場合、誰かに看取られずに一人で亡くなる場合は『孤独死』と思っているようですが今回のケースは『突然死』であり誰も予期せぬことです。
S様は弟さんと亡くなる前日にも会っていたそうなのですが、電話をするといつも10分以内には折り返し電話をしてくれる方が、その日は折り返しがなく不安に思ったのでマンションを訪ねたそうです。
部屋の鍵を持っていなかったので管理人さんに事情を話し、鍵を開けてもらったそうです。
ここで管理人さんが呑気に「明日まで待てば?」なんて対応をせずによかったです。
残念ながらお部屋で亡骸を発見してしまったのですが、その後は救急車やパトカーなどが来て大変だったという話しをされていました。
「もう少し早く発見してあげれたら・・・情けない」
・・・と哀しい表情でされていたのですが、「弟さんが亡くなったことは残念なことですが、不幸中の幸いで早期発見で良かったんですよ、あまり自分を責めないでくださいね」と声がけをさせて頂きました。
しかし、姉弟仲が良かった話をお聞きしたのでなかなか気持ちの切り替えが難しいでしょう・・・。
ちょっと心配ですが前向きに生きて欲しいと願っております。
また今回はもう一つ”ご縁”ががあって、仕事が全部終わって挨拶をする際に当マンションの管理人さんともお話をさせて頂いたのですが、実は数年前に管理人さん向けのセミナーをしたときに聴講されていたそうで、「覚えています」と言って頂いて少しでも私の話したことが役に立っていたのであれば嬉しく思います。
※その時のお話は下記のブログをお読みください
【大京アステージ様主催の講習会でお話をさせて頂きました】
同様に管理会社様・福祉施設様などで「講演をして欲しい」という依頼がありましたらご連絡下さい。
※講演代などは頂いておらず無償で行いますので宜しくお願い致します。
最後に
今回は『遺品整理』のお仕事でしたが、S様の対応が遅ければ『孤独死現場』になっていたかもしれません。
そうならなかったのは普段から連絡を取り、生活パターンを知っていたからです。
もしこれが電話に出ないけど「まぁ、いいか」と放置していたら重篤な状態になっていたかもしれません・・・。
そうなれば、お部屋も特殊清掃が必要となり作業代も数倍上がってしまいます。
また、精神的な後悔ももっと大きくなり自分を責めてしまうことになるでしょう。
突然死は誰にでも起こりうることであり予期出来ぬことですが、その後孤独死現場とならないようにして頂きたいと願うばかりです。
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