こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
老人ホームに転居したので前に住んでいたお部屋の片づけ(生前整理)をして欲しいというご依頼を受け札幌市豊平区で作業をさせて頂きました。
お見積りの依頼は胆振東部地震の前に頂いており9/7に現地見積もりの予定だったのですが、地震発生直後だったので日程を変えてもらい9/13に再設定して頂きました。
ご依頼者O様は深川市から札幌市に電車移動してくる予定だったので結果的に延期して良かったと思います。
法令順守は大丈夫?
見積当日、弊社の他にもう一社、便利屋さんが見積もりに来ていたそうですが、見積もり時に「見積書の控え」を渡さず口頭のみで伝えるということと廃棄方法は「トラックに積み込む」という方法だったので怪しかったとのことです。
その便利屋さんの名刺を見せて頂きましたが、”古物商許可”しか持っていないので「買取品ってどれくらいありましたか?」と伺ったところ「液晶テレビだけ」とのこと。
これではご依頼者が支払う方が多くなる『廃棄物処理目的の買取行為』になるので古物商では不用品(ごみ)を積み込んではいけない違法行為ですね。
多くのリサイクルショップ経営系の家財整理はこの手法で行われています。
実際には買取金額を払わずに”商材”を得られるうえ、”作業代”も頂けるので「おいしさ2重取り」というやつです。
また、見積書を渡さず、口頭でというのも追加請求が発生する可能性もあり危険です。
家財整理の現場経験が少ないと「思っていたよりも廃棄品が多かったので〇〇円かかりました」と平気で言ってくる馬鹿な業者もいるので気を付けてください。
案外、廃棄物の見積もりがうまく出来ない業者も多いですし、格安を売りに後から追加請求するような業者が後と絶ちません・・・。
自分の身を守るためにも「きちんとした業者を選ぶ」にはある程度、「自分で知っておかないといけないこと」がありますのでネットで調べておくことをお奨め致します!
数年前に比べて派手な悪徳業者は減っていますが、数万円レベルの少額で発覚しない・泣き寝入り程度のトラブルは全国各地であると思います。
オレオレ詐欺のような手口もあちらこちらで注意喚起しているにも関わらず未だに無くならないのですから・・・言わずもがなですね。
見積価格は弊社の方が若干高かったそうですが、弊社に決めて頂きました。
久しぶりの相見積もりで「価格」だけではなく「信頼できるかどうか?」を基準に業者選定をして頂きたいと常日頃思っているので今回は大変うれしく思います!
札幌市豊平区のマンション生前整理
作業の流れとしては、9/17に貴重品の探索と仕分、梱包を行い、翌日の9/18に搬出作業、引き渡しというスケジュールでした。
1日でも出来ない量ではないのですが、見落としなどが無いかを確認するにはある程度時間的余裕がないとバタバタしてしまいます。
今回は生前整理ということである程度は事前にご親族様たちで調べていたので、弊社が発見した貴重品などは小銭や未使用のハガキ位でしたがご依頼者様に返却を行っております。
家財道具を部屋から撤去して、いつものように一廃許可業者さんに回収してもらいます。
作業完了後、簡易清掃を行いお部屋の確認をしてもらいました。
最後に一緒に写真を撮って頂き完了です!
「これからまた誰かしらのお部屋の片づけをお願いするかもしれないので何かあったらお願いします」ということで皆さんとお別れを致しました。
余談ですが、遺品整理士認定協会が行った「生前整理技能Pro1級講座」というレアな修了証も持っています。
生前整理も「終活」の一環
最近はすっかり「終活」という言葉も耳慣れて、自分の身の回りを片付ける方が増えてきました。
子どもに迷惑をかけたくない
自分の物は自分で処理したい
自分の過去の人生を清算する・・・
など人それぞれにいろいろな理由があります。
死んでしまえばお金も物質も当然不要となりますが、生きているうちはそれらに縛られてしまうものですね。
戦後生まれ、高度経済成長期生まれの日本人は「物をたくさん持つことが富の象徴」とされた世代ですから家の中に物が多いです。
この流れはあと10年位は続くと思いますが、その下の世代はそれほど物を持たない世代&お金がない世代になってくるので我々のような家財整理業者も今より不要となってくる時代が来ると考えています。
今は弊社も売上は右肩上がりで成長しておりますが、これが永遠に続くとは思っておりません。
ただ、「需要が減っても必ず必要とされる仕事」だと思っておりますので淘汰されないように誠実にお仕事を続けていきたいと思っております。
「志」だけでは経営は出来ませんし、「社員への福利厚生・職場環境の整備」、「納税」、「法令順守」といった当たり前のことも「適正な利益確保」をしないとやっていけないです。
利益をきちんと確保しない企業が上記のことを守れるとは思えないですし、更に最新機器などを購入する「投資」に回せません。
「志」だけで起業するといずれ何らかの不法行為をしないと経営が立ち行かなくなってしまいます。
「誰でも出来る」という触れ込みで家財整理業者が増えましたが、本当にきちんとやっていけている業者はほんの一握りだと、私は思っています。
これから家財整理業界で起業をしようと考えている人、悩んでいる人は一度お気軽にご相談下さい。
(※まずはお問合せメールにて相談ごとを送って下さい。コンサルタント料などは頂いておりません。)
遺品整理士認定協会主催の遺品整理士セミナー北海道地区講師経験者ですのでそれなりのアドバイスは出来ると思います。
最近の家財整理の傾向
最近では親御さんと離れて住んでいるお子さんたちが「カギを渡すので片付けをお任せしたい」というご依頼が増えてきました。
会ったこともない人に家の鍵を渡すのって結構勇気のいることだと私は思うのですが、常に何本かの鍵が手元にあります。
これもこういった作業ブログをよく読んで頂き、過去に遡り読んで頂く方も多くなり「信頼に値する」という判断を頂いた結果だと思います。
ブログに関しては最低でも2000~4000字を掲載していますし、なるべく写真やイラストを用いていますので作成に時間がかかります。
一気にまとめて書いても効果はなく、地道な積み重ね作業です。
同業者さんには効果がすぐに現れなくなってやめてしまう人や忙しさを理由に更新頻度が落ちてしまう人が多いですが、依頼者の立場になって考えたときに私は一番このブログの更新頻度、内容が業者選定の決め手になると思っています。
弊社は法人からのご依頼もありますが、法人頼み、固定客頼みの経営は目指しておりません。
例えば管理会社さんや葬儀会社さんなど一定の企業さんと懇意にして会社経営していくのは楽なのですが、何か変化があったときに一気に経営が傾いてしまう恐れがあります。
また法人様からご依頼は「自社を選んで頂いた」わけではありませんので下請け感があり、「やりがいがあるか?」というとあくまでも売上を造るための仕事であり、正直やりがいを感じません。
出来ることなら「リライブルさんにお願いしたい!」と言って頂ける方達のために頑張りたいと思っております。
弊社スタッフ久保田が言う、「ブログ更新を頻繁にしている悪徳業者はいない」という言葉を糧に頑張ろうと思います(笑)
※彼がブログ担当している「リライブルの遺品整理」も訪問して頂けると幸いです。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
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