こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
8月17日~19日までお盆休みで長野県に家族旅行してきました。
(今回は家財整理や特殊清掃のお話はありませんので興味がない人は飛ばして頂いて結構です。)
「長野県って何あるの?」って思われた方も多いと思いますが、私の目的はいつも”史跡”です!
長野県は昨年NHKで放映された大河ドラマ『真田丸』の真田家ゆかりの地です。
前日まで台風が来ていたり猛暑だったりと気候の心配とお盆の帰省ラッシュの混雑を心配していたのですが、日頃の行いが良いためか快晴で暑さも適温で道路渋滞もなく非常に恵まれた3日間を送ることが出来ました。
新千歳空港からは長野県行の直行便が一日一本しか飛行機が飛んでいないので時間を選べませんでした。
え~、ちょっと不満なことがあり、JALを選んだはずなのですが共同運航だかよくわからないことにFAD(フジエアードリーム)に乗せられましたが、これって「詐欺」みたいなもんではないでしょうか?
JALのホームページで航空券を購入してJALのサービス、JALの機体だから選んだのに・・・当日になってFAD?
無事到着したからよいのですが、機体の不具合とかあって飛ばないとかいう事態になったりしないのか?
これってみんな納得していることなのでしょうかね?
新千歳空港ではカウンターがこんなに小さい領域です。
1日目はほぼ移動だけで14時30分の飛行機で16時に到着し”信州まつもと空港”でレンタカーを借りて松代町の宿泊先まで高速道路で移動。
長野ロイヤルホテルに泊まりましたが松代町では唯一と言っていいほどの大型建設物ではないでしょうか?
13階のスイートルームに宿泊。(スイートルームと言っても大変リーズナブルな金額でした)
2日目は朝から観光で八幡原【川中島古戦場史跡公園】の武田信玄と上杉謙信の一騎打ち像などを見て・・・
同じ公園敷地内にある幕末の鬼才・佐久間象山像(松代藩出身)
その後、長野市立博物館内を見学。
上記の公園から車で5分ほどの距離にある武田信玄の実弟で川中島合戦で命を落とした武田信繁公を祀った典厩寺(てんきゅうじ)に行きました。
ここは日本最大級の6Mの閻魔様があります。
因みに真田幸村の本名である”信繁”はこの戦死した武田信繁公から頂いたという逸話があるほどの名将で「武田の副将」と言われていました。
37歳で落命したのですが「信繁がその後生き残っていたらどうなっていたのか?」は歴史のIFなので論じてもしょうがないですが武田家の滅亡が遅れて信長の台頭は無かったかもしれませんね。
ちょっとだけまた車で移動です。
【松代町観光】
【松代城(海津城跡)】
松代藩藩祖・真田信之(真田昌幸の長男、真田信繁(幸村)の兄)が治めた真田10万石とも言われた拠点です。
度々、『日ノ本一の兵(つわもの)』と称された真田幸村の兄であるが”凡将”と扱われることが多かったのですが、近年では評価が上がってきているように思います。
一代の名を残すことも大変ですが、何百年も家名を残すことはもっと大変なことだと思います。
『真田丸』では北海道の有名人・大泉洋さんが演じて新たな真田信之像を作ったのではないかと感じております。
すぐ近くの【真田宝物館】を見学。
藩主の住居だった【真田邸】
【藩校・文武学校】と3つを回りましたが共通券で見られます。
※今回、文武学校は工事中で全部を見ることは出来ませんでした。
9月に公開される岡田准一さん主演の時代劇の撮影場所に使われたそうです。
松代町の観光、最後に象山神社に行きました。
佐久間象山は下級武士ながら幕末期に第8代藩主・真田幸貫(徳川吉宗の曾孫で老中にもなった名君)に才覚を見出されます。
佐久間象山が謹慎中にも関わらず多くの志士が訪れたと言われる【高義亭】が神社内にあります。
【佐久間象山記念館】も徒歩で1分ほどのところにあります。
弟子や交友関係が多岐にわたっており影響を与えております。
門弟・・・勝海舟、坂本龍馬、吉田松陰、小林虎三郎、河井継之助、橋本左内、赤松小三郎、山本覚馬など
高義亭来訪者・・・高杉晋作、久坂玄瑞、中岡慎太郎など
友人・・・藤田東湖、渡辺崋山、梁川星巌、大槻磐渓、川路聖謨など
一人の人間がこうして祀られて神社の神様になるって凄いことだと思いませんか?
【上田市観光】
松代町から車で40分ほどの上田市に移動し、【上田城】に行きました。
上田城は真田昌幸が築いた城です。
『真田丸』だと草刈正雄さんが演じていました。
真田昌幸は主家・武田家滅亡後、小大名ながら各勢力の間をコロコロと渡り歩き生き残る様は『表裏比興の者』と言われ、外交、戦争の上手い一目置かれる存在でした。
小大名(地方豪族)だった真田家が拠点としていたのでもう少しこじんまりしているのかと思っていましたが立派なお城でした。
下の写真は左右で分割してしまっているので大きさがわかりませんが、これなら徳川軍に二度勝ったというのも納得しました。
写真やテレビだけではわからないスケール感や空気感を得られて感動しました。
上田城内にも神社があって【真田神社】があります。
ここは徳川軍の猛攻に耐えた「落ちない城」ということで受験生などには人気の神社だそうです。
【上田市立博物館】では真田4傑(真田幸隆、真田昌幸、真田信之、真田幸村)を中心に展示しています。
上田駅に移動して【真田幸村像】
案外、こじんまりとして造りはあまりかっこよくない・・・というのが印象です。
なぜか駅前の偉人銅像はちょっとカッコよくないというのが持論です。
『真田丸』の主役幸村役・堺雅人さんはかっこよかったです!
ここまで観光して、宿泊地の【美ヶ原温泉・翔峰】に移動し宿泊しました。
「日本のホテル・旅館100選、5つ星」の宿らしいです。
夕食は船盛が出てきました。
3日目は【国宝・松本城】を見学。
一昨年の彦根城・昨年の犬山城に続き、国宝の城は3つ目!
サラリーマン時代には考えられなかったことですが、お陰様で大好きな史跡めぐりが最低でも1年に一回は出来ております。
そんな幸せを噛みしめながらのお城見学です。
ここまで長々と長野観光の紹介をさせて頂きましたが、真田一族、佐久間象山、松本城など主要な言葉は興味がありましたらググってみてください。
3日目は12時に飛行機が飛ぶのであまり長居は出来ませんでした。
本気で観光客を呼びたいのならもう少し飛行機の時間を考えて欲しいものです(到着便は夕方、発着便は昼だと前後の移動日だけで時間がとられます)
それにしても信州まつもと空港・・・アットホームと言えば聞こえがいいですがあまりにもしょぼ過ぎます。
【最後に・・・】
実は今回、仕事も忙しかったのですが、妻がステージ1ですが乳がんというのが発覚したので、「やりたいときにやりたいことをしよう!」ということで思い切って長野旅行を計画・・・実行して良かったと思います。
特殊清掃の仕事をしていて思うのは人の一生は長いようで短いですし、ただ長く生きていることを善しとは思いません。
短くても充実した人生であれば良いでしょうし、人生を後悔なく送りたいというのが私のモットーでございます。
仕事は人の役に立つ仕事をし、プライベートでは史跡巡りをすることで人生を豊かに過ごせています。
次回からは通常の業務内容のブログになると思います。
ここまでお付き合い頂きありがとうございました。
リライブル株式会社
代表取締役 鈴木健郁