こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
本日はクリスマスイブ・・・と言っても私はクリスチャンではないので子どもむけの世間一般的なイベントをチョろっとやりました。
それよりも天皇誕生日の方を一生懸命祝いたい派です。
(世界に類を見ない素晴らしい体制の「天皇」は勉強すると大変面白いですよ。)
そして、年末でお世話になったところに挨拶に行ったり、弊社もたくさんのお歳暮を頂いたり大変ありがたく思います。
12月はちょっとゆっくりしようと思っていましたが、結局27日でお休みはとれず29日まで仕事になりそうです。
例年駆け込み需要でそうなんですけどね・・・。
世知辛い遺品整理
先日、札幌市南区のサ高住から遺品整理のご依頼があり伺いました。
聞けば、故人は大正生まれ!激動の時代を生き抜いたのですね。感謝です。
ご主人さまは叙勲を受けた方のようです。(何で叙勲されたかは不明ですが)
ご遺族様が「遺品整理代を安くして欲しい」ということもあり自分たちで粗方片づけたあとの大型家具の処分を依頼されましたが、かなり細かくチェックされ、最後は力尽きたのかあらゆるところから出してきた不用品が山盛りになっていました・・・。
小銭一つ出てこない徹底した現場でした。
故人の使用済み通帳なども複数見つかり念のため中身をチェックさせて頂きましたが、か~なりの資産家だった様子。
まぁ、金目の物を探してネコババするような遺品整理業者(こんな輩は遺品整理業者と名乗って欲しくないですが!)が多いと思われているので致し方ありませんが、そんな業者が多いときちんとやっている業者まで変な目で見られるのです。
今回はご遺族様からではなく施設側からの依頼でしたが、なんか、この遺品整理の状態を見て世知辛さを感じてしまったのは私だけでしょうか?
お金は大切であると便利な物ですが、たくさんあるから幸せとは思いません。
人それぞれの「器にあった金額」で良いと思っています。
だから、宝くじなど一気に入ってくる思いがけない金額を手にして人生を破綻させる人が多いのは「器に合っていない」から持て余してしまうのでしょう。
私も会社経営をしていますが、最期は「死して美田を残さず」というように家族で遺産争いをしないように遺産は残さないようにしたいと思います(家族が困らない程度の生命保険などは別にして・・・と言っても資産を残せるかは今後の人生次第ですが)
余談ですが、来年のNHK大河ドラマの主人公「西郷隆盛」も「死して美田を残さず」の人でした。
「個人的な資産」は残さなくても「会社」や「志」は残していきたいと考えています。
私が望む最期はお世話になった病院へ救急車などの医療機器を寄付して死んでいくことに憧れています。
そういった最期を目指して生を全うしていきたいと思います。
ご遺品の処分方法
弊社のブログをよく見てくださる方には「もう知っている」という方も多いですが、ご遺品とは言えども法律上は不用品=ゴミとなります。
よく遺品整理会社で「遺品はゴミではない」と言っている企業もありますが、確かに心の問題でゴミ扱いされたくない心情はわかります。
ただここではあくまでも法律上のお話ということを前提にお話を進めます。
でも「遺品はゴミでは無い」と言っている企業は最終的にどう処分するの?と思いますが・・・。
お焚き上げも全ての物を焼くことは出来ませんし・・・。
リサイクル、リユースにも限界がありますし・・・。
海外輸出も最近では日本から大量のリサイクル品(中にはごみのような物も)が送ってこられるので大型家具なども相当程度が良いか物量限定で大量には扱えなくなってきていますね。
そりゃ、日本全国各地からフィリピンだ、タイだとコンテナをバンバン送っていたら現地の方も「もういらねぇわ!」ってなると思っていました。
そうなると最終的には・・・まさか地中に埋めたりしないですよね?
ですから結局は廃棄処分しなくては日本中がゴミだらけになってしまいます。
くどいようですが気持ちとしては遺品はゴミではないと思いますが、法律上はゴミなので家庭から排出される不用品は一般廃棄物収集運搬事業許可を持つ業者さんでないと回収することが違法行為になります。
札幌市の場合はこの許可を持つ業者さんと連携して廃棄するしか正規な方法はありません。
この許可は札幌市が一括管理しており、民間企業では一切許可されておりません。
つまり、トラックパックや軽トラ積み放題パックなどを行っている不用品業者、便利屋などは無許可営業で違法行為というわけです。
中にはこの「ルールは不便だ」とか、「お客さんが喜ぶから安くやっている」という業者も居ますが、この決まりが納得いなかくてもそういったルールなのでそれに従うしかないのです。
そして、格安で受けて不法投棄してしまうというバカな業者までいます。
「ちゃんとやるから高い」といって不法投棄して全国ニュースで報道されたバカな便利屋もありました・・・。
しかし、不法投棄するやつが120%悪いのは言うまでもありません!!
会社概要はチェックしよう!
実績をきちんと表示していない会社や個人事業主に依頼する方にも問題はあると思います。
最低でも「会社概要」で経営者が顔写真を掲載しているところを探してみてください。
北海道以外では当たり前のことですが、北海道企業では弊社の他に数えるほどしか掲載されていません。
経営者やスタッフの顔写真を掲載出来ない、掲載しないということは言動や行動にやましいことがあるからです。
またあまりイメージがよくないので掲載しないということも考えられます。
経営者のレベルが低いと「類は友を呼ぶ」という言葉があるようにスタッフも優秀なスタッフが付くわけがありません。これを忘れないようにしてください。
少なくとも私が逆に依頼する立場ならそこは絶対に譲れない箇所です。
特に「遺品整理」は軽はずみに業者を決めずに正しい業者選定をする目を養って下さい。
そして、きちんとした業者に依頼することできちんとした業者も守ることにもなります。
安易に何も考えていない会社に依頼することは将来の日本のためになりません。
その理由を後述しますが、どうか宜しくお願い致します。
なぜきちんとした業者が必要なのか?~最近のお奨めの本
きちんとした業者がなぜ今後必要になるのか?
それには2冊の本を先に紹介させて下さい。
誰から宣伝費用をもらっているわけではありませんが時折、勝手に本の紹介をさせて頂いております。
弊社のブログは同業他社さんが見ることも多いのでそういった方向けの内容です(笑)
まず一冊目は「男の孤独死」~長尾和宏 著
特殊清掃業者か余程孤独死に興味がある男性以外は手に取らないようなタイトルです(笑)
でも、文章も読みやすく、とても面白いです。
面白いというのは不謹慎かもしれませんが、在宅診療のお医者さんの目線で大変役に立つ本です。
孤独死に関する見方も変わるかもしれませんので特殊清掃業者や特殊清掃に携わりたい人には特にお奨め致します!
2冊目は「未来の年表」 河合雅司 著
これは結構話題作なのでご存知の方も多いかもしれません。
今後の少子高齢化の日本が起こりうるであろう未来が書かれています。
私もこの本を読んで、漠然としていた未来の少子高齢化の影響をイメージしやすくなりました。
この本を基準に考えて、人口の変化からくる産業構造の変化を考えた時に弊社の発展スピードも急がねばと衝撃を受けた本です。
上記2冊は高齢者や死んでいく人はどんどん増えるのに、若い労働力が減るので処理しきれない時代が間もなくきます。
その時にきちんとした特殊清掃業者、遺品整理業者がいないと困ります。
きちんとした業者とは「当たり前に法令を守る」、「誠実である」などきちんとした考えをもつ業者です。
遺品整理はまだいいにしても孤独死現場は臭いの問題もあり放置は出来ません。
「逃げ切れる世代」の人はいいですが「残された世代」は今後のことを真剣に考えねば誰も守ってくれない時代になりそうです。
遺品整理業者、特殊清掃業者に限らず全ての人に読んで頂きたい一冊です。
年内は作業予定がすでに埋まっており、年明けも大型案件が入っておりなかなか厳しいスケジュールとなっています。
弊社としては全てのお困りの方の役に立ちたいと思いますが、優先順位をつけて対応させて頂いております。
まずは電話やメールでのご相談を頂けると幸いです。
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社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
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