こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日の午前中は2チームに分かれて、一班は札幌市中央区の介護付き有料老人ホームの遺品整理、もう一班は札幌市西区のサ高住で1件の生前整理を行いました。
午後からは2班合流して同じく西区のサ高住で生前整理を行いました。
久しぶりに大型家具の搬出も多く疲れました~。
これを高齢者がやるにはかなり厳しいものがありますから、業者が行うのですが皆さんはどういった基準で業者を選ぶのでしょう?
見積を依頼するまでの媒体はネットや広告など色々ありますが、最終的な”決め手”は何なのでしょうか?
家財整理業者の選定方法
まず第一に予算の問題があります。
「金に糸目はつけないが信頼出来る業者にお願いしたい」という方
「信頼は二の次で低予算でお願いしたい」
そしてこのどちらでもない「どこでもいいからとにかく早く片づけてくれるところ」という方もいます。
大抵はこの①安心か、②価格か、③スピードかの3種類に分類されるのではないかと思います。
①安心・信頼に関して
私もそうですが、「価格は価格なり」という考えがあります。
よくジャ〇ネットなどで「通常価格が10万円、でも今お電話頂いたら〇〇の下取り価格も入れて1万円引き、更に〇〇もつけて送料無料!」などと言っていますが、「じゃあそもそも元の値段っていくらなんだよ?」
って思う質(タチ)でこういう販売は好きではありません。
簡単な値引きってプライドが無いというか、「その価格設定なに?」と思ってしまいます。
値引きが必要のない人に値引きでクロージングをする営業マンは「バカにしてんのか?」というように取られることもあります。
この会社、この人に依頼したいという企業になりたいと思っています。
世界3大ブランドのルイ・ヴィトンのバック、高級時計のロレックス、トヨタのハイエースなど中古品でも価格があまり下がらない、強気の販売が可能な商品。
弊社はこういった存在になりたいです!
エルメス、パテックフィリップ、フェラーリなどの一部の人のための”雲上モデル”とまではいかなくてもいいです(笑)
そのためには「品質」と「信頼感」そして「伝統」が必要となります。
家財整理業で言えば、「社員の身だしなみ」、「廃棄の法令順守」、「経営者の想い」などを言うのでしょうか?
「なんかこの見積もり担当者、胡散臭い」と思うような企業は嫌です。
②価格の安さ
こればっかりは予算というものがありますので、10万円しか払えないのに100万円だったらちょっと無理ですよね?
ただ、あまりにも「安過ぎる」というのも問題です。
家財整理の場合は人件費と廃棄代が大部分を占めますので多少は「相場」という物があります。
これは複数社見積もりをとることで解決出来ます。
廃棄の総物量がどれくらいあるのかにもよりますが、基本的にはそれほど差が出ないはずです。
ただし、無許可営業である「トラック積み放題パック」や「軽トラパックで19800円」などをやっている企業は安くなる傾向にあります。
何故ならそういった企業は低価格でしか売りがないからです。
札幌市の廃棄代は1㎥で5800円(税別)と決まっていますので極端に安い場合はどのように廃棄するのか疑問です。
下記の写真のようなパッカー車で回収する以外の企業は「無許可営業」ですからね。
詳しくは「廃棄方法」をご覧ください。
最近では弊社のサイトを見ている同業他社も多く、実際には依頼していないのにも関わらず「札幌市環境事業公社(一廃)と提携しています」と掲げている企業サイトがあります。そのくせトラックパックもやっているという矛盾しているバカな会社がありますのでご注意下さい。
もし立ち会えるなら実際に廃棄しているところを見た方がいいと思います。
③スピードについて
これは例えば月末や週末、いついつまでに片づけないといけないという急いでいる場合には早い業者さんの方がいいですよね?
でもちょっと待ってください!
すぐに言って予約が空いているような業者って・・・いつでも暇な業者だと思いません?
北海道の企業では本州企業と違って小規模なところが大半です。
大量の人員を抱えている企業は少ないです。
「ご縁」や「タイミング」っていうのもありますが、たいていは予約が埋まっているのが普通です。
私は旅行によく行きますが、最近では希望する宿泊先を確保出来ないこともあります。
仕方がないので妥協して空いているホテルや旅館を取ると大抵失敗します・・・。
そういうものです世の中・・・。
人気のあるところは当然、予約が先に埋まります。
人気がないところは後になります・・・。
それはなぜかは説明不要ですよね?
意外に退去期日があっても管理会社さんやオーナーさんと関係が良好だったり事情を話せば家賃を待ってくれたりしてくれることがあります。
あまり慌てて期日を守ろうとするがゆえに変な業者に依頼してしまっては後悔することになります。
もちろん、スピードをモットーとしている企業もありますが、上記のように正規の廃棄方法だと昼間の時間と決まっていますので無許可営業の会社や心無い便利屋に依頼してしまう可能性は高いです。
ご注意下さい。
最終的には?
何に重きを置くのか?
ですので一概に何が良いというのは私が決めることは出来ませんが、一生に何度もあるわけではない家財整理です。
しかも決して安い価格ではありません。
依頼した後に後悔しないように、業者選びを慎重にして下さい。
【最低でも】
・廃棄の法令順守(きちんと確認)
・電話応対、接客対応が良い(悪い時点でアウト)
・制服がそろっている(見た目を気にしている経営者か?)
・身だしなみが良い(ひげ、長髪、だらしないは論外)
・胡散臭くない(顔や態度に表れる)
あとは見積もり担当者との相性でしょう。
そして、その見積もり担当者が現場担当になるのかならないのかも聞いておいた方が良いです。
基本的に「類は友を呼ぶ」というのは間違いではないです。
胡散臭い経営者にはそんなような人が集まってきます。
誠実な業者には誠実な人が集まります。
業者選定で迷ったら会社の規模や価格だけではなく、見積もり担当者で決めるのも手だと思いますよ。
番外編~遺品整理業界の裏話~
今や遺品整理、生前整理は「遺品整理士」の有資格者がいるところに依頼するのは当たり前でこれを前面に出してたところで効果はありません。
逆にこれだけ認知されてきているので持っていないところは向上心の無い企業の証とも言えます。
あと、よくあるのが「優良企業」や「感謝状」は遺品整理士認定協会の会員企業なら誰も貰えますので特別何か貢献をしているわけではありません。
同業者だと見ていて恥ずかしいのでこれを必要以上にアピールするのはやめた方がいいでしょう。
因みに私は”遺品整理士を教える遺品整理士”であっても特別な表彰状をもらっているわけではありません(笑)
現場セミナー講師3回、営業セミナー講師2回、これは北海道最多だと思いますし、事件現場特殊清掃士の育成DVDにも出演していますし、私くらい貢献しているなら協会から特別に貰ってもいいと思いますけどね~・・・こんなこと平気でブログに書くので協会さんに嫌われます(笑)
でも、業界全体の健全化には誰かが言わないといけないことがあります!
それが例え「損」をしても言わないといけないときがあります。
11月3日に北海道で遺品整理士認定協会主催の現場セミナーがありますが前回で「私は講師を今後しない」と言っているのでお誘いは来ませんでした。
どこの企業が行うのか楽しみですが、その企業がいわば「北海道の代表」ともいえる存在となりますのできちんとした業者を選ぶ協会にも責任があります。
受注件数がたとえ多かったとしても、法令通りの正しい廃棄方法をしているのか?
教えるにあたって法律の矛盾点はないのか?
業界全体に対する「志」はあるのか?
遺品整理に関する「想い」は伝えられるのか?
もし、きちんとした企業に講師を依頼しないのであれば「協会が育成に失敗した」といっても過言ではないと思います。
11月4日は「生前整理Pro1級講座」なるものが開かれるのでこれは私も参加してみて感想を述べたいと思います。
今年は講師ではないのでノンプレッシャーですので気が楽です♪
最前線かそれに近い位置でニヤニヤしながら講義を受けたいと今から楽しみにしております。
今回のブログ前半は業者選定をしようというご依頼者様の立場から、後半は同業他社さんに向かっての内容となりました。
いずれにしても業者選定は後悔しないようにお願いします。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920