不法投棄というリスクの大きいことをするバカが減らない

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

今日は札幌市西区のサ高住で生前整理のご依頼があり伺いました。

遺品整理よりも生前整理のご依頼が増えてきたような気がします。

11月4日に札幌市で開催される遺品整理士認定協会のセミナーも生前整理のことについてなので受講してくる予定です。

残念なニュース

先日、占冠村で北海道で過去最大の不法投棄のニュース(左はYouTubeのリンクですのでクリックすると音声が出ますのでご注意下さい)が報道されていましたね。

冷蔵庫約50台、総重量7.5トン

もう、こういうニュースを聞くたびに「何だかなぁ~」という感じです・・・。

逮捕された容疑者はペンション経営とのことで不用品回収業者ではないのかもしれませんが冷蔵庫50台という時点で怪しいです。

近所の方がインタビューで逮捕された容疑者は「昔から悪いことをしていたから、あ~やっぱり」というコメントが印象的でした。

胡散臭い奴は胡散臭いものです。

以前から不用品処分業者のグレーゾーンなお話は随分書いてきましたが、改めて記載します。

同業他社さんも弊社ブログを読んでいる方は多いようなのでドキッとした人は改めてください。

不法投棄

正式名称、廃棄物の処理及び清掃に関する法律【長いので略して廃棄物処理法、(更に省略して以下『廃掃法』)】に違反して、同法が定めた処分場意外に廃棄物を投棄することを言います。

まぁ、山や川や海、他人の敷地にゴミを捨ててはだめだということは子どもでもわかることですが、大の大人がやってしまうのですね。

地域の環境汚染につながりますし、ましてや自分の敷地に捨てられた身になってみてください。
自分で費用を出してごみの処分しないといけないんですから腹が立ちますよね!?

ハッキリ言って『バカ』のやることです。

以前も北海道で大量にリサイクル家電を捨てたバカ業者が居ました。

きちんとした業者に依頼しない人もこの『バカ』の仲間です。

どうもこういった輩が減らないのは、もっと一般市民の方にも啓蒙活動が必要かと思います。

また、学生にも学校で教えて一人暮らししたときに安易に利用しないように教えないといけないと思います。

北海道は広大なだけに発覚していない不法投棄がたくさんあると思います。

たまにやたら冷蔵庫やテレビなどが山積みされた民家や駐車場などがありますがアレなんなんでしょう?

ロクでもない不用品業者が回収して溜めているゴミだと思います・・・。


※上記はイメージ写真です

環境省が平成28年12月28日に発表した日本全国の不法投棄の統計

●平成27年度に新たに判明した不法投棄事案

不法投棄件数 143件
不法投棄量 16.6万トン(前年からは減ったとはいえ凄い量じゃないですか?)

●平成27年度に新たに判明した不適正処理事案

不適性処理件数 261件
不適正処理量 40.7万トン

●平成27年度末における残存事案
残存件数 2646件
残存量 1609.7万トン
いや~、これは氷山の一角だと私は思いますが悲しいことに多いです。

因みに罰則も記載しておきます。

【廃掃法の違反の罪となる行為】

・廃棄物処理業の無許可営業
・行政からの命令に違反(「事業停止命令」や「措置命令」など)
・無許可業者への処理委託
・廃棄物の不正輸出
・廃棄物の「野焼き」や「不法投棄」

個人・・・「5年以下の懲役若しくは1000万円以下の罰金」

法人・・・従業員を使用していた法人にも不法投棄の責任があると認定された場合は最高「3億円の罰金」

格安不用品業者の謎

格安で回収する業者の中には確かに海外輸出をするので安いところもありますし、マテリアルを回収したいなどもありますので一概に不法投棄をしているとは言えませんが、そんな中でどう考えても正規の廃棄代金より安いよね?という業者が時折います。

特に自社で集客できなくて集客サイトなどに掲載している企業(企業とも言えない個人事業主)はその傾向にあります。

競うように低価格を表示していますが、「あんたらの人件費はどこから捻出されるんだい?」っていう安さです。

「産廃があるから大丈夫!」

家庭から出るごみは産業廃棄物収集運搬事業許可で回収してはいけません。
正解は『一般廃棄物収集運搬事業許可』です

「古物商許可(買い取り)があるから大丈夫!」

ごみ(生ごみ等の再販の見込みがない物、明らかに壊れていて素材にも価値がない物)は買い取れません。
 買取を言うなら買取金額よりも高い作業代金を貰ってはいけません。不用品を回収する目的の買取と取られます。

ま、グレーゾーンの方法はどこのどんな業界でもあるのですが、安く表示しておいて実際には高くとるというのが手なので鵜呑みにしてはいけません。

「気が弱い方」、「何も知らない方」、「急いでいる方」などはこのような業者に引っかかるので心と時間に余裕があるときに依頼するべきでしょう。

こういった方も実は「不法投棄」の片棒に加担しているので依頼しちゃダメですよ。

バカの思考経路

依頼者からは不用品を回収して現金を頂きます

→こりゃ儲かるな~♪(どんどん回収しよう!)

→正規に廃棄するともったいないしお金もかかるから、とりあえず溜めておこう

→ゴミは溜まります(自然に溶けませんw)

→いつしか倉庫が一杯になります(もう溜められない)

→どうしよう

→え~い、不法投棄だ!(早朝、深夜にコソコソと)

集客用サイトが増えてきたことも問題を助長している

最近増えてきた集客用サイト(「生〇110番」とか「エ〇ノバ」とか「く〇しのマーケット」等々)に掲載している企業は自社で集客する能力もありませんし、基本的にそれほど優秀ではありません(優秀であるなら自分の営業力なり集客力のみで集客できる)から低価格でしか”売り”がありません。

当然、安さを求めてくる依頼者が大半ですから、「質」よりも「安さ」勝負です。

ところがその安さも実際にどうかというとはなはだ疑問ではありますが・・・

集客用サイト運営側もボランティアではありませんので”紹介料を取ります”から、結局安くはない上に質のよくない業者に依頼するハメになるのです。

集客用サイトも時代の流れの商売なのでしょうが、私個人は好きではありません。

低価格競争を生むだけで市場を荒らす行為なので止めて欲しいところですがそうもいかないでしょうね。

短絡的な『バカ』は目先の現金だけにしか頭がありません

商売で一番大切な信頼や信用には重きを置いていません。

信頼や信用の蓄積には時間がかかりますので面倒なことは嫌なのでしょうか?

「特殊詐欺」に代表されるように今が良ければすべて良しなのでしょう・・・。

どうも大企業でもそういった傾向がみられて不正発覚や信義のない行動が見られます。

日本人古来の美学が無くなってきているような気がします。

「勝てば官軍」「他人が損をしても自分だけが得をすればよい」という企業や経営者が多くなってきたのではないでしょうか?

なんか嫌だなぁと思う毎日です。

「弊社は大丈夫!」とは言いませんが過去のブログなりHPをよく見てみてください

「だから弊社に依頼しなさい」とは言いませんが、弊社にご依頼くださる方達はよくHPを見てくれています。

時間をかけて同業他社さんと比べて、納得してご相談をされる方が多いです。

そして、見積金額が想定内だったらご依頼ください。

高いとも安いとも言いません。

仕事に見合った内容であれば他社よりも高くても満足でしょうし、価格が安くても満足しなかったら高いと思うのが心理です。

我々も期待に応えるように日々精進しております。

今日は業務の話が殆どありませんでしたが、11月はまだスケジュールに余裕がありますのでご相談下さい。

御相談は無料です♪

【運営会社】

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!

リライブル株式会社

0120-669-920

 

 

関連記事