こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は札幌市豊平区のサービス付き高齢者住宅で珍しいご依頼を受けてきました。
開業以来の入居者様が亡くなったということでご遺品整理だったのですが、ご親族は直系のお子さんがいない方だったそうですし、施設の人も個人の部屋に立ち入ることがなかったので亡くなるまでわからなかったそうですが、ちょっとしたごみ部屋となってしまっていました。
我々が伺った際にはご遺族の方達で少し片付けたあとだったのですが、ごみ部屋特有の匂いがしました。
サ高住でこのようなケースは初めてです。
当然、施設内には介護士さんや看護士さんが常駐して居ますが、健康な人が住む一般棟と言われるところに住んでいる方達は普通のマンションと同じ扱いなので、お部屋の中までは施設スタッフさんは入れないので、これはこれで仕方のないことなのですが・・・そういう事もあるのかとビックリしました。
ちょっと認知症が入っていたのでしょうか?
それとも元々こういった習癖があった方だったのか今となってはわかりません。
毎日のようにごみ部屋の片付けを行っているので部屋の状況自体には驚きませんけどね。
1Lなので難なく片づけは終了しました。
フルリフォームをかけるので清掃はなしですから3時間ほどで終了しました。
それにしても、ごみ部屋というのは本当に危ないなと思うのは・・・
1.ホコリが多い(掃除をしない)
2.紙ごみが多い(燃えやすいものが密集している)
3.これらの要因でトラッキング現象が起きやすくなる
(※コンセントにホコリが付着しそれが何らかの原因で発火し火事となること。)
施設内で、もし火災が起これば、高齢者が多く住んでいますから逃げ遅れたりします。
ごみ部屋は存在が『悪』!
マンションやアパートなどの集合住宅の場合、一人でもこういったごみ部屋が存在していると火災発生の確率が上がる恐れがあります。
実はこれが一番怖いのです!
ごみ部屋自体は不潔だろうとなんだろうとご本人だけの問題かもしれませんが、火災となるとその建物、および周辺住民に被害が及びます。(においや害虫が発生しても不快感はありますが生死の問題ではありません)
ですから、ごみ部屋は早期発見して、即解決しないといけません。
オーナー様や大家さん、管理会社様はごみ部屋を発見する方法やシステムを構築していかないといけません。
実はガスの点検、水道の点検、何かしらの設備点検、交換などで部屋に他人が入られる場合に、『ごみ部屋を何とかしないと』と思う方が多いのが事実です。
小まめにそういった点検があると自分の物件や住んでいる方の生命、財産を守ることが出来ます。
この仕事をしているとごみ屋敷が原因でトラッキング現象による火災で亡くなった案件も知っていますし、一命は取り留めたものの一生後悔をしながら生きていかないといけない方も知っています。
最悪なのは火災保険に加入していなかったという方もいました。その後の人生どうなることでしょう・・・。
集合住宅の場合はそういったごみ部屋のせいで何の罪もない方たちの生命や財産を奪ってしまうこともあると自覚して欲しいと思います。
他人の生命を危険にさらしているという自覚はほとんどの人が持っていないと思います。
ただ、そうは言ってもごみ部屋の住居から脱出するには何らかのきっかけがないと難しいものです。
もし、当ブログを読んで『片付けないと!』と思った方がいましたらまずはご相談からどうぞ。
ご相談、見積もりは無料です。
全ての解決は勇気ある電話からスタートします!
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