こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。
2月に注文していた200系8型ハイエースがようやく仕上がり納車となりました。
起業してから4代目のハイエースです。(ず~っとFLEXさんから買ってます)
車体自体は抑えてもらっていたのですが、ユーアイビークルのスライドフロアの納品に時間がかかり4月末になってしまいした。
足回りにもサスペンションやスタビライザーを入れてハイエース特有の突き上げ感を減らしました。かなり良いです!
遠出をしても大丈夫なように運転席はレカロシート、二列目もワゴン用のシート&ひじ掛けを追加・・・他にも内装・外装も色々カスタムしました。
男性のご依頼者様はハイエース好きな方も多いので、ご依頼の際はお声がけ頂けると嬉しいです。
札幌市手稲区で戸建ての残置物撤去
先日、懇意にさせて頂いている不動産会社様からのご依頼で購入した戸建ての残置物撤去作業を行ってきました。
元は歯科技工士さんが住んでいたお宅で、見たことない機械類が色々ありました。
そして、部屋中が石膏の粉で汚れている状態でした。
実際に作業すると粉塵が舞って凄いことになりました(-_-;)
【2階部分】
【1階部分】
ご覧のように「どうやって処分したら良いのだろう?」と思うようなものがたくさんあります。
一応、戸建ての一般住宅の家財整理となりますが、いつものように一般廃棄物だけの住宅ではなく事務所から排出されるごみである「産廃」も絡んでくるお仕事でした。
あとで「産廃」についてお話したいと思います。
ごみの廃棄にはそれぞれ許可がある
今回、予約したパッカー車はいつもの家庭ごみ&粗大系の清掃工場へ持ち込んでもらう車輛と、庭先にあるブロックやタイルなどを埋立地にもっていく車輛の2種類。(忙しくて写真撮り忘れました)
けっこう、重量物が多く大変でした。
ブロックやタイルを持っていく車輛は普段は呼ばないのですが、量が多いと焼却施設に持ち込み出来ないので別車両を呼びました。
撤去後の写真も撮り忘れましたが、「こんなに早く(室内のものが)無くなって助かりました!」と感謝の言葉を頂きました。
これは不慣れだと大変だと思います。
弊社も企業の倒産後の残置物撤去などをすることはありますが、基本的には「家庭系の仕事がメイン」ですので積極的には行っておりません。
鉄はリサイクル可能品
鉄や機械などをマテックのリサイクル工場へ持ち込みました。
鉄管はこの長さだとハイエースに乗らないのでサンダーで切って持ち込みしました。
全部で700kgほどありました。
リライブルは産廃取得していますので問題ありません。
アルゴンガスの廃棄
珍しいものでは「アルゴンガス」がありました。
ちょっとググってみました。
アルゴンは窒素、酸素についで空気中に多く存在しますが、その割合は空気組織のわずか0.94%という貴重なガスです。
いかなる条件下でも他の物質と反応しない完全不活性という特性を持ち、電球封入用、アーク溶接用、各種金属の製造用、ステンレス製造のAOD法などに使われています。
普通の家庭ではまず出てこない代物でしょう。
私もこの業界に10年以上いますが初めてです。
このボンベのラベルに「函館酸素㈱」という会社名が記載されていたので電話をし、札幌支店で廃棄できるということが確認できたので持ち込みしました。
一本3500円の廃棄料です。
基本的に、こういった類の物はラベルの連絡先に連絡すると廃棄方法を教えてくれます。
一般廃棄物と産業廃棄物
産業廃棄物とは?
簡単に説明すると事業活動に伴って生じる廃棄物のうち廃棄物処理法で定義された20種のごみのことを言います。
産廃の中でも爆発性や毒性があり人々の生活に危険を及ぼすものについては「特別管理産業廃棄物」があります。
それ以外が基本的には「一般廃棄物」となります。
その中でも事業活動によって生じる「事業系一般廃棄物」と一般家庭の日常生活から生じる「家庭系一般廃棄物」に分けられます。
更に爆発性や毒性を持った「特別管理一般廃棄物」の3種類に分けられます。
各自どういった廃棄物なのかを記載すると専門的な話と長文になってしまうため割愛しますが、産廃で2種類、一廃で3種類、合計5種類に分けられて各自その許可をもった回収運搬業者に依頼し、中間処理場や最終処分場などに適切に持ち込まれなくてはなりません。
廃掃法を知らない業者は怖い
「気軽に起業できる」という売りで始める人が多いトラックパック不用品業者が怖いのはこういった基礎的な知識をもって回収しているのか?
許可がない場合はきちんと適切な業者と連携すれば問題ないのですが、そういったことをしているのかも不明です。
特に自然や人体に影響のあるような廃棄物を回収していると大変危険です。
我々のような遺品整理や生前整理を行う業者でも「一廃」でもっていけないような廃棄物があると「産廃」の出番になります。
札幌市の場合では代表的な物で言うと耐火金庫や消火器、リサイクル家電法対象物、古いパソコンのモニター(CRTモニター)などはパッカー車でもっていけないため別途費用が発生します。
一度や二度くらいならいいかもしれませんが、事業として永くやっていくと産廃許可がないと処理場で受け付けてくれないこともあるでしょう。
一廃許可の裏情報
一廃許可は取得ハードルが高い地域と比較的取りやすい地域があります。
大きな都市ほど取りにくく、札幌市では1社たりとも民間業者には一廃許可は許されていません。
今後も解放する気はなく、札幌市環境事業公社しかありません。
過疎地のような小さい街は比較的取りやすい傾向にありますが、需要がないので取らない場合が多いです。
人口1万人以下の市町村になると一廃業者さんの高年齢化もあり、「もうやっていない」とか「町のごみの回収で手一杯で個別の案件に対応していない」など我々も業者探しに苦労することがあります。
それをいいことに一廃業者が我々にぼったくりのような行為をする業者さんも過去にありました。
今後のお付き合いがあるので記載しませんが地方だと「独特な地方ルール」があるのでちょっと大変です。
人口10万人以上の街だとある程度大きな一廃業者さんなので何ら問題ありません。
家庭から排出されるごみを廃棄する場合はこれらの一廃業者さんと連携して運搬、廃棄しないと法令違反になります。
異常に安い業者は親切?
ここまで読んで頂いた方は少ないと思います・・・ありがとうございます。
法律的なことはなかなか読まれないですから、難しいものです。
きちんとした廃棄をするには、それなりにお金がかかります。
我々からすると異常に安い金額で不用品を回収する業者は大変危険です。
最近は異常に高い場合はぼったくり業者だと分かりますが、異常に安い場合は「親切な業者さん」と思ってしまうようです。
そりゃ、高いよりは安いほうがいいですからね。
ですが、親切だと思っていた業者さんがあなたのごみを適切な処理をせず不法投棄をしたりしていたらどうですか?
それでも「親切な業者さん」だと思えますか?
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920
(スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります)
・営業時間は9時〜17時が基本ですが転送電話で対応可能です。
・基本的に土日祝日は作業はお休みですが、緊急性の高いお見積りの場合はご相談下さい。
・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般
・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。
・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業
・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃
・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事
・火災・ボヤによるスス臭の消臭(保険対応することが多いです)
・灯油漏洩現場の消臭作業(保険対応することが多いです)
・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。
【注意点】
・少人数で運営しているため、24時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。