こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。

７月ごろから「孤独死＆ごみ部屋状態」の遺品整理及び特殊清掃が続いています。

ご遺族様からお話を伺うと死因は恐らく「熱中症」。

そんな現場が増えています。

今年は猛暑だったうえに、部屋にはクーラーも無く、扇風機も回せない、窓も開けられない、電気代高騰など様々な理由があります。

今シーズンは冬の「凍死」があるかもしれません。

物価の高騰の上、灯油代の高騰、電気代の高騰により暖房費が捻出できない生活保護対象のお宅やシングルマザー宅も多いようです。

一昔前の日本では凍死なんて考えられないかもしれませんが貧富の差によりそういった現場も出てきそうです。

北海道なんて冬対策にお金が余計にかかる分、税金を安くするなど対策して欲しいものです。

余市町での遺品整理

今回のご依頼者S様は「町営団地にお住いのおじさまが亡くなった」ということで弊社にメールで問い合わせを頂きました。

S様は弊社のブログを事前に読んで頂いていたようで、初回のメールで現場の内容を事細かく書いて頂いており、やりとりがスムーズでした。

情報量が多ければ多いほどメールでも見積金額は正確に出せます。

あまりにもざっくりすぎると弊社としてもざっくりな返信となってしまうので大抵はご成約に繋がりません。

やはり、メールやLINEでも「情報量の多さ=熱量」が違うのできちんと現場詳細を記載して頂いた方はご依頼に繋がることが多いです。

文章を書かない、読まない世代が増えてきているのも問題です・・・。

弊社のこんな長いブログを読む方、読める方からのご依頼がリライブルを支えて下さっていると思います。

ご依頼者側の立場になると北海道の特殊清掃業会社は情報発信量が少なすぎると思います

余市町の孤独死現場

遺品整理に関してはS様が頑張って自分で廃棄出来るときに廃棄していたので、弊社は箪笥、食器棚などの大型家具やリサイクル家電法対象物（TV、冷蔵庫、洗濯機）や粗大ごみでは廃棄しにくい浴槽やボイラーなどの撤去がメインでした。

仕分け作業もほとんど不要な状態でした。

１階だったこともあり搬出自体は３名で一時間程度で終了。

余市町の一般廃棄物収集運搬事業許可業者の(有)安本商店様に回収に来て頂きました。

法令順守の廃棄で不法投棄の恐れはありません！

異常に安い業者の場合は廃棄方法をどのように行っているのか不透明なので私なら絶対に依頼しません。

廃棄物は排出者に責任が伴いますので、業者が不法投棄した場合でも罰則対象になります。

皆さんも気を付けましょうね。

孤独死現場の簡易消臭作業

家財道具が搬出されたあとに、孤独死された部屋の体液処理をしました。

その後、部屋全体に消臭剤を散布。

本来であればここまで体液が浸透していると床を切り取らないと臭気を落とすことは難しいです。

このあと、S様と町営団地の管理者と相談して「このままでいいのか？、床の施工をするのか？」によって今後の動きは変わりますが、近所の方の話を聞くと「高齢者ばかりで入居者居ないからこのままなんじゃないかな」なんて言っていました。

私も同感です。

孤独死現場でも必ずしも原状回復をしなくても良いケースも多々ございます。

何が何でも原状回復を求められるケースも減っている気がしますし、特殊清掃業者が率先して原状回復を煽るようであればそれはそれで問題かと思います。

必要なことは提案し、不要なことはなるべくしない。

多くの特殊清掃現場を経験した業者であればそういった体験談もお話することが出来ると思いますが、経験不足の業者や金儲け主義の会社であれば無駄な作業の提案も多くなるでしょう・・・。

企業である以上、営利を求めるのは当然ですが、誠意を持ってご依頼者様に説明する姿勢が大切だと思います。

孤独死対策をしないのは何故？

孤独死現場の場合は、「相続放棄」も多い中でご遺族様で遺品整理をしてもらえるだけありがたいと思った方が良い時代になってきています。（賃貸の場合）

そもそも孤独死が発生した場合は、家族や親戚と疎遠であることも多く、更に故人が負債を抱えているケースも多いので遺品整理をするだけでも「御の字」と特殊清掃業者としては思います。

賃貸側であるオーナー、大家さん、管理会社さんも孤独死保険に加入する、見回りを強化するなど事前対策を考慮し、実施していかないと借主側だけが責任を取る時代ではなくなってきていると実感します。

今後、「核家族化の弊害」や「離婚」などでどんどん人間関係を構築するのが苦手な方の孤独死が増えることは間違いないので賃貸側も「対策を抗じないほうが悪い」と考えて行動するべきでしょう。

そして、「孤独死=高齢者」とは限らず「単身者」は若かろうと亡くなる可能性は否めません。

全ての賃貸物件が孤独死対応保険に絶対加入することが、今後の日本の入居条件になりそうです。

社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す！
リライブル株式会社
0120-669-920
（スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります）

家財整理10年以上の実績があります！

・営業時間は９時〜１７時が基本ですが転送電話で対応可能です。
・基本的に土日祝日は作業はお休みですが、緊急性の高いお見積りの場合はご相談下さい。

・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般

・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。

・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業

・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃

・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事

・火災・ボヤによるスス臭の消臭（保険対応することが多いです）

・灯油漏洩現場の消臭作業（保険対応することが多いです）

・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

【注意点】
・少人数で運営しているため、２４時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。
・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。
・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。