こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
皆さん元気にお過ごしでしょうか?
ここ最近はPS4の『天穂(テンスイ)のサクナヒメ』というゲームにはまっています。
お米をつくるシュミレーション部分と、鬼討伐や素材集めのアクション部分もあり、『あつ森の要素』と『モンハンの要素』を組み合わせたような感じです。
お米を作る手順や方法、道具など殆ど無縁だったので、日々のお米を食べられることを農家の皆さんに感謝するようになる良いゲームだと思います。
稲を選ぶ、田を耕す、肥料を与える、稲を育てる、水や気温や養分に気を付ける、雑草を取る等々凄い手間暇をかけてお米が出来るのですね。
農家さんに限らず、あらゆる産業を”代行している方達”がいるので苦労なく毎日の生活が出来るのだと子ども達への教材としても分かりやすいです。
さて、そんなわけで弊社も代行業として「ウチでは出来ないのでお願いしたい」という事例をお話します。
余市町にてネコ屋敷の片付け手伝い
今回ご依頼を頂きましたのは、事件現場特殊清掃士を輩出している協会が運営している「特殊清掃の窓口」というポータルサイトを通じて弊社に紹介がありました。
余市町で一般廃棄物業を営んでいる会社さんからで、「ゴミの廃棄は出来るのだが、猫の糞尿が苦手で室内の片づけを手伝ってほしい」という内容です。
北海道全域対応していますが、余市町は高速道路が開通したおかげもあり、車で1時間弱ほどの距離なので遠くはありません。
一度現地に伺い、見積書を提示し、先週作業を行いました。
一件家で間取りとしては4LDK。
故人が飼っていたネコが複数頭、死後も生活していたようです。
室内はフンが散乱していましたし、残念ながら死骸も残っていました。
不幸中の幸いというべきか・・・寒さのおかげで糞も水分が凍り、ニオイはいつもよりはありませんが、気温の上昇と共に悪臭とハエなどの大量発生となってしまう恐れがあるので放置はしておけません。
コロナ禍でペットを飼うのがまた流行っているようですが、それ以上に飼えなくなったと言ってNPOに持ち込まれる動物の数も増えているようです。
相当な覚悟と計画性を持って飼わなければ、誰も幸せにならないどころか不幸になってしまいます。
「可愛い」とか「癒しが欲しい」というだけで動物は絶対に飼ってはいけません!
食事の世話、トイレの世話、体のケアなど動物を飼うということは思っている以上に大変なことです!
今回の現場も故人は猫好きだったのだろうと思いますが、結果としてこのような悪環境で生活していたことについては言い訳のしようもないと思います。
こちらの現場は3名で片づけを行いましたが、故人のご遺族様が「内部の確認をしたい。」ということでタンスや押し入れの中など大型家具系は残したままで、まずは汚れている箇所を梱包しました。
今後2回にわけて作業予定となっています。
【作業中の一部↓】
余市町の観光地は今?
余市町の隣町である小樽市は新型コロナウィルスのクラスターが発生し、外国人観光客も壊滅的、道内観光客もかなり少なくなっている状態です。
余市町もその余波を受けて観光客がほぼ来ていないそうです。
有名な柿崎商店さんも昼時にも関わらず人が少なかったです。(平日のせいもあり?)
ニッカウィスキーさんも観光客の制限をかけているので観光客よりスタッフの方が多いくらいでした。
売店の方にお話を伺うと「お客さんが来な過ぎてヒマです・・・潰れるんじゃないかな~?」なんて言ってました。(※ニッカウィスキーは海外でも好調なようなので潰れることはないでしょうが(-_-;))
実際に経営が苦しいのは確かでしょうが、大打撃を受けているな事は間違いないでしょう。
当然の如く、駐車場も観光バスは一台も止まっていませんでしたし、ほぼ我々の貸し切り状態でした・・・。
コロナ禍が終息し、一刻も早く、経済が立ち直ることを祈っています!
特殊清掃は安全対策も万全に!
遺品整理にしても特殊清掃にしても「自分では出来ないのでお願いしたい」という代行業となります。
今回のネコ屋敷もまさにそれで自分では出来ないけど代わりにやってほしいというビジネスです。
特に特殊清掃に関しては『仕事への適性』や『多少の慣れ』、『専門の道具や知識』が必要となりますので無理をせず弊社のような企業に依頼して下さい。
孤独死もそうですが、猫には独特の病気があり粉塵が舞って糞が気管や肺に入ると病気になってしまう場合もあります。
これを『人獣共通感染症』と言うそうです。
細菌が原因で感染するものとしては『サルモネラ症』。
健康な成人であれば大丈夫でも幼児や老人では感染すると急性胃腸炎をおこします。
真菌が原因で感染するものとしては『皮膚糸状菌症』というかゆみのある水泡が出来ることがあります。
原虫が原因で感染するものは『トキソプラズマ症』があり、感染している猫の糞に原虫が出て、それが人間の体内に入ると感染するのですが、妊婦が感染した場合は流産や胎児の先天性障害の原因となる恐ろしいものです。
寄生虫が原因のものでは回虫幼虫移行症や疥癬(かいせん)などがあります。
弊社では万が一に備えて特殊清掃の現場ではフルフェイスマスクを着用していますが1個3万円前後しますので作業員が多ければ多いほどそう何度も使わない物のためにお金がかかってしまいます。
ついでに消耗品の交換用のフィルターも2つずつあるので2,000円近くします。
やはり、鼻と口だけを守る粉塵マスクより目の粘膜も守れるのでフルフェイスマスクの方が安心感は高いです。
防護服も一時期よりは手に入りやすくなりましたが、これも消耗品です。
しかし、スタッフの健康維持のためこういった装備もケチってはいけません!
年に数度あるかないかの業務であれば思い切って外注に依頼するというのも一つの手段です。
一般の方も法人の方もこういったご相談にも応じますのでお気軽にご相談下さい。
社名に掲げる信頼される企業を目指す!
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