「RE-BORN」〜新型コロナウィルスの消毒セミナーを受講して

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

本日は一般社団法人・日本除菌脱臭サービス協会主催が進める新型コロナウィルス消毒作業の統一方法である「RE‐BORN」のZOOM講習がありました。(ちなみに講習代は5500円と内容の充実さに対してはかなりの激安だと思います!)

12〜17時と約5時間の講習です。

まだZOOM講習が主流でないころだと東京まで行って1泊2日で10万円ちかく(講習代含む)のお金を払って受講しに行かなくてはならなかったのでしょうが、”ある意味良い時代”になりました。

ただし、講習後の懇親会などが無くなってしまったので良い面と悪い面があるものです。

お金と時間を節約できるといった意味では良いのですが、それでも直接、人と会って刺激を受け成長するということも大切なのですけどね。


「RE-BORN」の講習について

今回、講師をつとめて頂いたのは・・・

1.国立感染症研究所の高木主任。

2.ダイヤモンドプリンセス号の消毒作業に従事したリスクベネフィットの惟村社長。

3.イカリ消毒㈱の杉浦様と同協会代表理事の江藤様。

皆さん、消毒、除菌のプロフェッショナルです!!

講義内容については詳しくここでは書けませんが、消毒作業に従事するには時間と手間と準備が大変だということです。
※簡単な紹介先のリンクを貼ります。(一般社団法人・日本除菌脱臭サービス協会

また、使用する薬剤の知識もそうですし、拭き取り方や作業員の安全対策など行うべきことがたくさんあります。

ここ最近ではコロナ除菌作業を安く受ける企業も増えてきているようですが、”本格的に本当に役に立つ消毒作業をする”のであればとても格安で作業をする気にはなりません。

よくテレビで見るのは「噴霧器で薬剤を散布するシーン」「スプレーで直接家具に吹きかけて雑巾で同じところを往復して拭く方法」「大人数でわちゃわちゃ拭いて誰がどこを拭いたかわからなくなるのでは?」と思うやり方など全て今回の講習で「やってはいけないこと」として紹介されました。

特殊清掃士を名乗る人でも結構薬剤噴霧している人は多いです。

まして飲食店などでは感染症対策として”ポーズ”で致し方なくやっているという方法が大半です。

「やらないよりはマシ」と思うかもしれませんが、スプレーをしてすぐに乾く量を吹きかけてタオルで拭きとってもウィルスは不活性化しません。(効果が高い薬剤でも30秒くらいかかります。)

そんな手間を欠けるくらいならやらない方がマシなのですが、やらなければやらないで世間から叩かれる風潮ですからね・・・。

ウィルスは人間の目には容易に見えないからこそ、「正しい知識」と「正しい方法」で行わないと意味がありません。

また、作業従事者が感染してはいけませんので、その日常対応にも気をつけなくてはならないので非常に神経を使います。


消毒作業についての見解

弊社では、この講義を受けて益々「消毒作業は行わない!」と決めました。

(↑「やらないのかいっ!」と突っ込む声が聞こえそうです・・・(;´Д`))

もともと消毒作業には懐疑的だった事もあり、実際には行っておりませんでしたが・・・

まず、弊社では日常業務である家財整理系のお仕事や特殊清掃系のお仕事が切れ間なく頂いており、更に消毒作業に回す人員や器材が足りないからです。

消毒作業は片手間にやれるようなものではなく、もし本格的に行うのであれば、消毒専用の車両、倉庫、道具、人員が必要となります。

恐らく、ファイザー社などが開発したワクチンが市場に出回ったころには消毒作業を行うことは劇的に少なくなると思うので、今から大規模な投資は行えないということ。

また、知識のない新規参入の業者によって価格破壊が行われることにより全うな金額設定では仕事が頂けないということ。

大規模クラスターなどが発生した病院や介護施設などでは需要があるかもしれませんがリスクが高すぎます。

そして、いい加減な仕事は絶対にしたくないので安易に参入をする気はありません。

経営者の考え方によりますが、「手っ取り早くお金を稼ぎたい!」だけではダメでしょうし、「困った人の役に立ちたい!」という使命感だけでも参入してはいけないと思います。

何事もバランス感覚が重要だと思います。

弊社としては今回の講習に触発されて「消毒作業に本格参入!」ということはせず、今までと同様に家財整理と特殊清掃で皆さんのお役に立てるように精進して参ります。

社名に掲げる信頼される企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

関連記事