こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
ここ最近、ブログで現場写真のアップはしていませんが死後数週間経過して「なんか、くさい・・・」と感じた人が発見した孤独死現場やごみ部屋化してしまったお部屋で亡くなってしまった孤独死現場の特殊清掃など毎日のように手掛けております・・・。
昔からそうですが、人の生死が身近にあるのこともあり「自分の最期はどういった形が良いのか?」と考えることが多々ありますし、家族や部下とも話をしています。
病院で長いこと苦しい治療を受けて家族も本人も大変な目をして最終的には亡くなったという方と自分の部屋で自分も気付かなかったであろう自然な亡くなり方をした人と「どちらが幸せだったのだろう?」と考えることがあります。
確かに孤独死はあまり良いイメージがないと思いますが、特殊清掃業者の技術が上がり、心の準備をある程度していればそれほど困ることではなくなってきました。
そういった意味では自分の部屋で死ねることは”本人にとっては”幸せかもしれません。
(※自分の人生だから残された親族のことは知らないという前提で)
「孤独死を起こさない」、「孤独死でも早期発見する」などは重要ですし、我々のような「特殊清掃業者を知っておく」ことも準備の大切な一つでしょう。
もし、私が独居老人になったらどうするか?
今は家族と同居していますし、仕事もしているので異変があればすぐにわかると思いますが、もし独居老人となってしまったらどうするか?
自分でシュミレーションしてみました。
①賃貸か持ち家かにもよるが孤独死保険の加入
これは色々な保険会社さんから出てきていますし、保険とセットで見守りサービスが付いているものもあるので独り身の方はご検討下さい。
掛け金は数百円〜数千円で加入できます。
因みに弊社も加盟している家財整理相談窓口でも「見守っTEL+」という保険があります。
万が一、室内で亡くなった場合の遺品整理+原状回復が100万円支払われます。
見守りサービスと併用なので1週間以上発見されないということはないでしょうから100万円もあれば十分に迷惑をかけないレベルの金額です。
生命保険も原状回復をする分の金額があれば相続放棄などにはならないのではないでしょうか?
②特殊清掃業者の話を聞いてみる
これはなかなか一般の人には難しいかもしれませんが、どのような想いをもって特殊清掃をやっているのか聞いてみて、納得するようであれば「万が一の際の死後の片づけを依頼する」という一筆を書いておいたり、親類に話を事前にしておく、リビングの目立つ場所に書いておくなどすればすぐにその業者に連絡がいくようになります。
お話を聞きたいとか講演をやって欲しいという場合は無料で行っているのでお気軽にご相談下さい。
特に大きな管理物件をもっているような大手管理会社さんは常駐管理人さんを集めて孤独死が発生してしまった場合に「やっちゃいけないこと」などをお話させて頂き、「実際に孤独死が発生し役にたちました」というお話も頂いております。
③ネットが普及しても郵便受けに入る新聞等は継続してとる
よく新聞が溜まっていて不審に思った近隣の方や管理人さんが警察に通報してくれる場合があります。
もし可能なら新聞屋さんにも2日分溜まっていたら警察に連絡して欲しい等伝えておくといいかもしれません。
最近の新聞屋さん、ヤクルト・牛乳屋さん、生協の共同購入、郵便局など地域の見守りサービスを行っているところも多いです。
「死臭」を嗅いだ経験がある第一発見者もこういった配達の方達というパターンも多いです。
④ビニールシートを敷く
死ぬ場所を選べませんが、寝ているときにそのまま死んでしまう場合もよくあります。
そういったことを想定してベッドの下、マットレスの下にビニールシートを敷いておくと体液が床まで滲出しません。
一番大変なのが体液で床を汚染してしまうことなのでかなり軽減することが出来ます。
但し、冒頭で言った通り、寝室以外で亡くなることも多いのでその際は保証出来ませんし、布団の通気性などについても責任は取れません・・・。
人間の体液は放置すると床を浸透しますので床下を切らないといけない場合もあります。そうなるとお部屋のリフォーム分、作業代が高くなる傾向にあります。
⑤早期発見してもらえるようにする
近隣の人と交流を持つことは言うまでもありませんが、人間は孤独に耐えられないように出来ているようで、人との繋がりが希薄になるとストレスを感じ健康によくないそうです。
仕事以外の趣味ややりがいを見つけ、その仲間と仲良くしていくことも健康に生きるコツなのでしょう。
そうは言っても趣味を持つにも、近所付き合いをするにもお金がかかりますから・・・
⑥死ぬまで働く!
私たちが高齢者と呼ばれる頃には定年制度や退職金制度は少なくなり、年金制度は破綻し(破綻しないまでも生活に必要な金額はもらえないと言われていますね)死ぬまで働かないと生活できなくなっているでしょうから生涯現役のつもりで社会的繋がりを持てるようにしないといけないと思います。
そのためには会社や組織に依存し給料をもらうだけの生き方をするのではなく、自分の才覚で生きれるように若いうちから考えておくことが重要かと思います。
また働き続ければ職場の人が「おかしいな?」と思ってくれるので早期発見に繋がることになります。
孤独死は社会的孤立が源で発見が遅れるのでそれを防ぐには死ぬまで働くことです。
死ぬまで働くには健康でないといけません!
ゴミ部屋の片づけの依頼も多い
上記から繋がりますが、健康に生きるには住環境整備が大切であり、生活基盤である部屋が汚いと衛生的にも精神的にも良くないです。
ゴミ部屋になるのが先なのか、ストレスが先でゴミ部屋になるかは人それぞれですが、ゴミ部屋に住んでいることがきっかけで健康を損ない、自暴自棄になりセルフネグレクトとなり孤独死に繋がることもありますから、住環境の整備は大変重要です。
近所で有名なゴミ屋敷クラスになると正直変な人が多いので我々のような民間の一業者ではどうしようもないことが多いのでこれは行政に任せることにして(おいおい)・・・
そこまではいかないけど、「自力では片づけられない」という方はご相談下さい。
一番の問題は「自分の部屋を片付けたらいくらするんだろう?」だと思います。
●ごみの片付けだけで良いのか?(清掃は自分で出来る人、予算を抑えたい人)
●清掃まで必要なのか?(自分でする時間がない、プロじゃないと厳しいくらいに汚れている)
●ごみの種類によっては消臭作業も必要なのか?(物が多いだけなら臭いはしませんが、生活ごみは酸化した脂臭いニオイがします)
●住んでいる地域はどこか?(各地方自治体によって仕分け方法、廃棄代が違います)
人それぞれ状況が違いますので一人で悩むより思い切って相談してみては如何でしょうか?
「思ったより安かった」、「思ったより高かった」というのは人それぞれ価値観や経済力が違いますのでまずは北海道で実績多数の弊社までご相談下さい。
過去のブログを読んで頂き依頼をされる方が大半なので読んでみてください。
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す!
リライブル株式会社
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