こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日のブログは仕事の内容ではなくただの「戯言(ざれごと)」です。
お暇な方はお付き合いください。
社会問題に心を痛める
ここ最近は「ひきこもり」、「8050問題」、「高齢者ドライバーの事故」など気持ちが暗くなる話題ばかりが世間を騒がせているかんじです。
「人間の命は平等だ」という言葉はあり得ないと思っていますし、むしろ「生まれたときから不平等は生じる」と思っています。(補足としては生まれ育った家庭環境や貧富の差もそうですが、産まれた国が違えば大きく人生は変わるものです)
老い先短い高齢者が将来ある幼い子をひき殺す、社会不適合者が他人を無差別に殺すなどで失った命の価値は平等だと思いますか?
こういうお話は道義的に不謹慎だと思いますが、殺されてしまった方々のご親族のことを思うと怒らずにはいられません。
個人的に思うのは原〇龍二さんの「4DW不倫」とかはそれほど話題にならなくなって良かったです。
もういいかげん不倫ごときで、人を叩くのは止めてもっと深刻な社会問題を論ずるべきでしょう。
そもそも個人や家庭の問題に第三者が時間を割いても意味はないのですから・・・。
そう考えるとベッ〇ーさんって今思うとブームのように叩かれて物凄く割が悪いと思うのは私だけでしょうか?
弊社も社会問題の一環である【孤独死】、【ゴミ屋敷】、【ペット多頭飼育崩壊】などに関わることも多いので、いつも思うのが「専門家に相談する」ってことが大切なんだということを強く思います。
孤独死もただ憐れむ必要はないのでは?
孤独死も知らない人が聞けば「人生の最後が孤独死で可愛そう」という見方が大半でしょうが、「好きな物に囲まれて自宅で亡くなる方が幸せだったのかも・・・」と思うこともありますし、病院で生命維持装置をつけて「ただ息をさせられている」という方もいてそれが本当に「人間として生きていることなのか?」と思うこともあります。
私は尊厳死を尊重する終末医療の病棟の日常室内清掃を担当していたこともあるので、そこに入院している患者さんを見るたびに「人間ってどういう最期が幸せなんだろう?」といつも考えていました。
孤独死で発見されてしまった方を、1人暮らしをしていて若干死後発見が遅れてしまっただけでまるで人生のすべてがダメだったような言い方をすることは避けて頂きたいと切に思うのです・・・。
ご遺体が腐乱して周囲に臭いが出てしまったり、お部屋の原状回復にお金がかかってしまうということもありますが保険対応で金銭的な問題は解決するようになってきましたので一昔ほど大騒ぎすることもなく孤独死も「死に方の一つ」と認知されてくるのではないかと考えております。
「死」を論ずるのはタブーか?
先日NHKドキュメンタリーで【安楽死】を選択した方と家族の方がモザイクなしで放送されていました。
全身の筋肉が動かなくなりいずれ死に至るという病気(多系統萎縮症)を発症してしまい「家族に迷惑をかけたくない」、「自分ではなくなるのが怖い」と自殺を繰り返し”死を願う”ご本人の葛藤・・・
日本では安楽死が認められていないためスイスに赴いたが、もし日本で安楽死を認められていたらもう少し長い時間生きていることができたかもしれない・・・。
渡航に要する体力がないといけないから死ぬための時間が足りないという考えなのです。
”死ぬのを急ぐ”というのも不思議な話ですが、人工呼吸器をつけてしまうともう自分の意志では取り外すことも出来ないので”自分ではなくなってしまう”というのです。
まだ会話も出来て不自由はあれども動けるのに最期を見守らないといけない家族の苦悩・決断というのが短い時間ではありましたが伝えられ、衝撃的な内容でした・・・。
今後こういったタブー視されている「死」の問題に目を背けずに日本も議論化していかねばならない時期が来ていると思います。
死にゆくギリギリまでを撮影・放映したNHKのディレクター、撮影を許可されたご本人、そしてご家族様の”勇気”には本当に敬意を払います。
※ブログをUPした日に偶然、本屋さんで見つけ購入しましたのでこれから読みます。
上記でお話した方も第1章、第2章で掲載されています。
「安楽死を遂げた日本人」(宮下洋一・著)
ゴミ屋敷は迷惑?
ゴミ屋敷もただ本人の性格だけの問題ではないことも多いですし、本人も苦しんでいて何とかしたいとは思うが「どうしたら良いのかわからない」という方が多く弊社にも相談をして下さる方も多いです。
解決に向かう場合は良いのですが、本人が「全く汚いと思わない」、「片づける気がない」、「異常な収集癖がある」というその地域の”名物ゴミ屋敷の住人”の場合は開き直っている分救いようがなく、親族、近所に住んでいる人は不幸です。
そういった場合には「人権」云々を論ずるべきではなく法で裁けてゴミを撤去出来るようになるといいと思います。
また、認知症や精神病の恐れがあるので入院させる、治療するなどその後のゴミ屋敷住人に対する処置も必要となります。
なぜならその人のせいで周囲の人の生命・財産が犯される危険性があるからです。
実際にゴミ屋敷が原因で火災が起きてしまったり、悪臭や害虫被害に遭っていたり、周囲の人は物凄いストレス状態にさらされています。
またそういったお宅があるだけで周囲の地価も下がるでしょうから経済的損失も計り知れません。
・1人のくだらない人権を守るのか?
・その他大勢のまともに暮らしている人たちの平和な生活を守るのか?
・・・を天秤にかけたときにどちらに重きを置くのか?
アナタはどう思いますか?
ペットを飼うには経済的にも心理的にも時間的にもあらゆる余裕がないといけない
ペットの多頭飼育崩壊も本来は動物が好きで優しい性格の人が起こしてしまうことがあります。
野良猫にエサをあげていたら勝手に住み着いて、1匹が2匹と増え、雄雌居るにも関わらず避妊手術もせずに自然に増えていって手が付けられないくらい増えてしまう・・・。
そうなっては”動物虐待”のそしりは免れないでしょうが、本人はそんなことをするつもりはなかったはずなんですが知識が無かったり経済的余裕が無かったり・・・無知は不幸です。
結果として早く誰かに相談出来たり、専門家に繋がったりすれば事が大きくなることはなかっただろうというケースが多々ございます。
これらの問題は本人と家族の問題だけではなく、近隣住人にも迷惑がかかってしまうことがありますので早期解決が望ましいのは言うまでもありません。
川崎殺傷事件に関してテレビやネットで「死にたければ一人で死ねばいい」という発言をやめて欲しいと某NPO団体代表が報じたことでもまた一波乱がありましたが、殺された家族にしたらその通りだと思いますが、事件を起こしてしまった犯人の家族も追い詰めることになってしまいます(元農林水産省事務次官が触発されて息子を刺殺してしまったと言われていますよね・・・)
医療の発達による高齢化、ネットやスマホで簡単にモノは買えるが捨てにくい社会構造、車など移動には便利だが人を殺してしまう道具になり得る物、ペットブームによるたくさんの弊害・・・
世の中はどんどん便利な物は増えども、”便利さの弊害”で逆に人間として何かと暮らしにくい世の中になっているのかなぁとつくづく思うわけです。
孤独死に関して
ここ数日は孤独死の見積もり、施工が増えてきました・・・。
暑くなるとどうしても腐敗が進み、ニオイがしたり、ハエが大量発生したりするので多くなります。
皆さんはどのように思っているかわかりませんが、「専門家なんだから慣れているだろ?」と思うかもしれませんが連日、数が多くなるとさすがに精神的に滅入ることが多いです。
部屋の状態やお手紙、雰囲気・・・まぁ、あんまり気持ちの良いものではないです。
特殊清掃業者は感情移入をしないようにしないといけないことが仕事を続けていく秘訣ではありますが、それでも人間ですから切なくなることは多々あるのです・・・。
そんな業務をしているわけですから毎日毎日身体を酷使してひーひー言いながら仕事をしているとこちらの心も病んでしまうので仕事量には気を付けておりますので、「今から来い!」とかあんまり無茶なことは言わないでくださいね♡
でも誰かの役に立てるならと思って頑張っております。
いずれにしても、上記のような社会問題の数々は何かのきっかけで誰にでもなりうることで何も特別なことではないのです。
自分の身に降りかからないうちはそれほど真剣に考えることもないでしょうが、なんにせよその道のプロや専門家が必ずいるのでそういった人にすぐに相談するようにしましょう。
弊社でも相談は無料です。
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