こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
昨夜、日本時間で21時から行われたサッカーワールドカップの日本対コロンビアに熱狂した方も多かったのではないでしょうか?
今日は各地でにわかサッカーファンが日本中で評論家になっていると思われますが・・・。
とにかくW杯1勝おめでとうございます。
アカの他人がプレーしている姿を見て熱狂できるのはある意味うらやましい限りです。
関西の大地震や紀州のドンファンの話などが遠い昔のように感じ、次から次へと情報や熱が移っていく昨今ですからね・・・。
札幌市南区の生前整理
6月初旬のお話ですが、札幌市南区で「サービス付き高齢者住宅(以下、サ高住)に引っ越しをするので今まで住んでいたマンションの家財を廃棄して欲しい」という依頼を受けておりました。
札幌市はサ高住の数が全国で東京、神奈川についで多く、3番目。
単体都市としては札幌市は圧倒的に多いです。
これは冬季の除雪の作業の大変さが影響しているとも言われていますが、子どもの世話にはなりたくない、世話にはならないということもあるのでしょうか?
意外に思われるかもしれませんが、北海道民って感情がドライですからね。
また、2025年には生産労働人口(18歳~65歳の年齢層の人たち)も札幌市は減少する傾向にあります。
札幌市は大量の後期高齢者を抱える「老人の街」になりそうです。
そんな中できちんと「法令順守」で「志」をもった家財整理業者が増えることを願っていますが・・・
全国各地で聞く限り、そんなことはないのが現状です。
相変わらず作業後の高額請求や一応電話をしてからの押し買いまがいの商法など高齢者を狙った犯罪は後を絶ちません・・・。
時折、「ご自宅に不用品ありませんか?」という電話や「不用品を無料で回収します」なんて怪しい電話が来ますがこれらの電話は100%疑って下さい!
不用品をエサに貴金属などを狙っている買取業者です。
リサイクルショップ系家財整理業者は怪しい!?
また札幌市はリサイクルショップが異常に多く、店舗型のお店だけでもあちらこちらにあります。
見栄を張らない県民性(道民性)という特徴があり現実主義の人が多いのでしょう。
そのリサイクルショップ系のお店が行っている遺品整理、生前整理の業者の場合はお店の前や駐車場にゴミ(遺品整理でもってきた家具など)が散乱している光景をよく見かけます。
店の横や裏に”産廃カゴ”が置いてあったり、酷いところは野ざらしで明らかな廃棄品の冷蔵庫や洗濯機を置いてあったりします。
一般市民の方には特に気にならないでしょうが、同業者としては「あ~、またコレ系の不埒な店があるなぁ~(´;ω;`)」という感じです。
個人売買の発展による店舗型リサイクルショップの苦戦
今後の私の予想ですが、メルカリやヤフオク、ジモティーなどのスマホで完結できる個人売買の市場が発展してきているので、有店舗型のリサイクルショップはかなり苦戦を強いられることになるでしょう。
大型家具やネット個人売買で売れなかった物や利益率の低い物は集まりますが、小さくて価値のある貴金属や高級時計、骨董品などは集まらなくなります。
そうすると売上減少を解消するために遺品整理や生前整理などの分野に進出を考え、低価格競争を招くだけの品のない輩が参入してくることも大いにありえます。
実際に依頼をもらい続けることはそんなに簡単ではないのですが、「とにかくあちこちの集客サイトに載せて低価格で客を釣ればいいか」という考えが見えます。
低価格で行うには何らかの理由があるのですが、多くの人は「企業努力の成果」だと思うかもしれませんがこの業界はそんなに甘いものではありません。
そもそも、他人の家にお邪魔して作業をさせて頂く仕事であるにも関わらず盗賊のような輩が増えきて公然と泥棒のようなことをしてしまう者も多く出ることを恐れています。
遺品整理にしても、生前整理にしても”商材を得るために行うようなエセ家財整理業者”は今後ますます増えるでしょう。
そうなると「全部捨てていい」とは言えども、なんらかの”商材”や換金性の高い物は出てきますので、それも業者の懐(ふところ)に入ってしまいます。
格安業者の狙いはそこにありますので安易に依頼することで依頼金額以上の損失が発生しているかもしれません。
現場での貴重品の発見
弊社では見積もりを行い、買取が出来る物は買取査定をしておりますし、現金や換金性の高い物が発見された時には間違いなくお返しをしております。
今回のU様宅でも廃棄品の中からホワイトゴールドのピアスが発見されました。
地金の金額に換算しても数千円かもしれませんが、細かい物でも仕分け最中に発見できた場合はお返し致しますし、買取を希望であれば査定を行います。
因みにこんな段ボールの中から発見しました。
きちんとお返しした証拠に写真掲載のお願いをしたところ快く引き受けて頂きましたU様ご夫妻誠にありがとうございました。
家財整理は大型家具の搬出など大変な重労働
今回のお宅には食器棚や本棚、箪笥、サイドボードなど大型家具がありこれらを階段作業で下すには大変な重労働です。
また運び方に慣れていないと壁や床を傷つけてしまったりします。
養生の仕方も甘いとエレベーターや共用部など高級マンションなどでは大変な損害を与えてしまうこともございます。
やはり実績多数の家財整理専門店にご依頼頂くと間違いがないかと思いますし、こういった業者は万が一に備えて損害保険にも加盟しているところが安心です。
弊社では最大1億円までの保証に加入しておりますが、ここ最近では全く保険を使うことがなく安全に作業をしております。
廃棄に関しては札幌市環境事業公社様と連携しております
家庭から排出される廃棄物は一般廃棄物収集運搬事業許可(以下、一廃)をもつ業者さんと連携しなくてはいけません。
自社で保有していることが一番なのですが、なかなかそうはいかないのが現状です。
札幌市では俗にいうパッカー車とかゴミ収集車といわれる車に積む以外は無許可営業の違法行為となります。
自社のトラックや軽トラに積んで行こうとする業者も多々いますが、例え『産業廃棄物収集運搬事業許可』のステッカーを貼っていてもダメです。
これらは産業活動で排出されるごみを扱えるだけで家庭ごみは対象外です。
色々と屁理屈をこねて「古物商許可や産廃があるから大丈夫!」と言っているアホな業者も居ますが厳密に突き詰めていくとダメなことは論破出来ます。
いずれにしても、不法投棄などをしなければいいのですが、モラルのない輩はそこが心配です。
この一廃は許認可がおりやすい地域と全くおりない地域とがあります。
北海道、札幌市の場合は民間業者には許可を一切出していませんので”違法業者の巣窟”となっております。
冒頭でも申しましたが、リサイクルショップ系のお店がゴミだけ集めるだけ集めて廃業した場合はどうなると思います?
ご想像にお任せしますが、あまり良い結果を生まないことは確実ですよね?
ゴミのような在庫を抱え、それを商品だと言えるのか?・・・悩ましい問題です。
あと、きちんと倒産できるような規模のお店ならまだマシですが、個人事業主に毛が生えた程度の店やどうもならないお店もありますので放置したままということも考えらるのです。
放置したままだと環境破壊、美観・景観を損ねる、害虫の発生、悪臭・・・など良いことはありません。
これらは「安けりゃどこでもいいや!」と考えている方が依頼することによって巡り巡って良いことは起きないということの現れです。
今後、法律改正や業者参入規制などが出てくると思う
現状のままでは超高齢化社会で老人が増えてくるので我々のような家財整理専門業者にとっても良い意味での法改革が必要となってくると思いますし、無尽蔵に増えてきた業者を駆逐する意味でもある程度の参入規制をかけないといけない時期に来ているのではないかと思っています。
それが資本金なのか、許可なのか、何になるかは今後の情勢次第ですが、いずれにしても政府の正式な統制機関もない状態ですので環境省になるのか、厚労省になるのかわかりませんが本腰を入れて頂くことを望みます。
安易に低価格を謳う業者、特に「地域最安値」、「他社の見積もりより安くします」などの甘い言葉に騙されず、その業者が行ってきた過去の実績やブログ、会社概要、経営者の想いなどを確認してください。
遺品整理や生前整理は実際に自分で行ってみれば如何に大変な作業か実感すると思いますので、「そんなに安いわけない!」と疑って頂きたいものです。
遺品整理、家財整理に関しては信頼と実績がある企業を選ぶように色々なホームページを見て比べてみてください。
家財整理に関するご相談は無料です。
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