こんにちは、「北海道の家財整理・特殊清掃で総合力ナンバーワンを目指す!」リライブル株式会社の鈴木です。
最近は同業他社さんでもいろいろと目指しているフレーズを使う方が増えたので負けずに宣言していこうと思います(笑)
先日、弊社が運営している『特殊清掃.ASIA』のほうでも紹介させて頂きましたが、札幌市南区のゴミ部屋の片づけを引き続き行っております。
一部を崩せるようになると片付けがスムーズになるとスタッフは言っていました(私は今日は現場にいません)
大変な作業ですが、スタッフ一同、頑張っております!!
人のためになっていると言っても死亡させてはいけないです・・・
北海道民はたくさんのニュースで見たり聞いたりしていると思いますが札幌市東区の「そしあるハイム」の大火災!
残念ながら11名の死者と伝えられています。
おそらく代表の方は親切心で元ホームレスや生活保護受給者の受け皿となっていたのでしょうが、結果として死者を出してしまうとなんとも言えない感じになってしまいます。
形式的には下宿扱いで老人ホームではないのでスプリンクラーの設置義務などは無いということにしていたようですが、札幌市からは食事が提供されていた事実があるので老人ホームの申請をするように言われていたのを放置していたそうですから、これまたなんとも言えません。
俗にいう「グレーゾーン」っていうやつですよね?
そして、スプリンクラーの設置に数百万円がかかるということもあり、なかなか設備投資に資金を回せなかったようです。
ただ、やはり守らねばならないルールを無視したり、わかっちゃいるけど・・・というのは結局自分に跳ね返ってくることが怖いと思います。
また、こういった事件が起きるたびにルールが厳しくなったり、調査に時間と人員とお金が割かれたりします。
なんか結局「誰も幸せにならない」って虚しいですね・・・。
亡くなった方、運営している代表者、これから指導する札幌市職員など・・・。
このような弱者救済施設は法律の狭間で必要なんでしょうけど、もう少しどうにかならないものでしょうか・・・。
遺品整理業はボランティアではない
これは遺品整理業界でも同じことがいえて、「お金はないけど何とかしてほしい」というのが一番困ります。
明らかに赤字覚悟でやるなら、いっそ無報酬(ボランティア)でやるか?
営利を求める会社として運営している以上は本来はやらないほうがマシです。
ですから、いかに経営と社会貢献を両立させるのが難しいかわかると思います。
多くの「遺品整理会社を立ち上げたい」という人は「社会貢献への気持ち」や「遺族を想いやる気持ち」はあるのですが、経営面がおざなりな人が多い気がします。
遺品整理士認定協会から依頼をうけて現場セミナー講師をしていますので受講生のその後を辿ると最終的には集客できずに半年~1年以内で廃業という人をたくさん見てきました。
もしくはHPは立ち上げたけど依頼が全くないという人も多いです。
結局、廃業すると全く意味がないうえに市場価格を荒らして去っていくので大変申し訳ないのですが・・・迷惑です。
なんの業界でもそうですが、そんなに甘い世界ではありません。
厳しい言い方をしますが家財整理業で生きていく覚悟がなく「経営センスがない」と自覚する人や「自己投資をして成長していこう」と思わない人は業界参入しないで欲しいと思います。
今は新規参入もかなり難しくなってきています。
それは既存の企業のレベルが上がっているので、何も経験がない、何も特徴がないなどの新規参入企業には問合せすらなく、実績がすでにある企業に依頼が集中してしまうからです。
この業界も「成熟期」に入ってきていますからね。
「遺品整理やっています」と看板を掲げている数は多いですが採算ベースに合っている企業はかなり限られると思います。
最近では弊社のブログ内容を理解してご依頼を頂く方が多くなったのでなくなりましたが、数年前は「遺品整理業は人助けだろ?じゃあ安くならないの?」なんて平気で言う人がいました。
残念ながら電話の段階で「弊社はボランティア団体ではないので無理です」と丁重にお断りしました。
誰もが幸せにならない企業は存続意味がない
経営の勉強をしていると再認識させられるのが、「会社は幸せを生み出さないといけない」ということ。
困っている人を助けて幸せにする
→その対価に報酬を頂く
→そのお金で社員を幸せにする
→その家族も幸せにする
→税金も納めて社会を幸せにする
その幸せサイクルです。
これが誰かが不幸になるようでは意味がないと思うのです。
いくら世のため人のためと言っても社員や家族が幸せではないのならそれは正しいのか?
(残業の超過による過労死、うつ病などの精神病、夫婦不和による離婚など)
「正しいことをやっている」と言っているのに税金を滞納している、脱税しているなど企業としてはどうなのか?
時折、そういった自己犠牲を元にして世界を変えるような活動をする人もいますがそれは一握りで、一般の方は「何のために働くのか?」という『目的』と『手段』を間違えないようにしないといけません。
労働法を一から十まで完璧に守るのは難しいかもしれません。
ですが、それを守ることを基本として経営戦略を練るべきでしょう。
時代は変わります。
イギリスの労働革命ごろは少年法もなく、12歳の子どもが鉱山で14時間働いていたなどという話もありますが、時代の流れとともに法律も変わりますし、生活スタイルや人の意識も変わります。
適応、順応していく柔軟さが大事だと思います。
「最も強い者が生き残るのではなく、最も賢い者が生き延びるのでもない。
唯一生き残ることが出来るのは、変化できる者である」(By チャールズ・ダーウィン)
「24時間働けますか?」
バブルの頃はそんなキャッチフレーズがありましたが、今なら「絶対無理!」となるでしょう。
いつの時代も「昔はこうだった」「今どきの若いもんは」なんて言ったところで若者には通用しなくなります。
長時間労働が美徳だった時代とは違います。
弊社では仕事に「生きがい」を感じ、適正な「給料」と「労働時間」を提供できるような会社にするべく頑張っています。
そして、優秀な人が集まる企業として成果を出し、それが結果として皆様、遺品整理を依頼しようと考えている方たちのためになると考えております。
弊社はブログを読んで共感して頂いた方からのご依頼が8割近くになります。
ぜひ、弊社の将来に投資したいと思っていただけるのであればご一考して頂けると幸いです。
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