こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は前回にも掲載しました札幌市豊平区の弊社最大級のごみ屋敷のお片づけです。
まぁ、今回は何があるわけではなかったので写真もあまり撮っていませんでした。
母屋の2階部分のお片づけを中心に行いました。
新聞や段ボールが多いのでまた紙の回収業者さんに現場まで来てもらいトラック一杯に積んで回収してもらいました。
2階部分もネズミの糞が多く、糞尿臭もしますので衛生環境は悪いです。
目標としては今日で2階部分を全て終了させたかったのですが全然終わりません(汗)
思いのほか手強いです・・・。
あと3回訪問くらいで終了させたいところですが・・・微妙です・・・。
連日のハードな現場作業で体のあちこちが痛いです(笑)
6月7月と忙しかったので「8月は仕事量をセーブしよう」なんて話していましたが無理でした・・・。
孤独死現場のお見積り2件
今朝の北海道新聞に【「自己放任」孤立死が深刻化】というお話が掲載されていました。
道の統計で2016年は92件でこの4年間で倍増しているそうです。
実際に統計上に現れない現場もあると思いますのでもっと多いのでは?と思っています。
今朝はそんな記事を読んでから現場へ出かけたのですが、こちらのごみ屋敷作業中に同じく札幌市豊平区のアパートでの孤独死案件のお見積り依頼があり、現地でご遺族様と待ち合わせをし即決を頂き、作業は明日となりました。
その後、帰宅途中に石狩市で孤独死案件の見積もり依頼がありこちらも同様に即決を頂き、週明け火曜日に作業予定となりました。
2軒とも弊社のブログを読んで頂き、他社を呼ぶまでもなく「お任せしたい」と言って頂きました。
ハードな現場作業後だったので正直疲れていましたが、ご遺族の不安を早く解消してあげたいと思いましたので現場に向かいましたがそう言って頂き、疲れも取れる思いで大変ありがたいことです。
孤独死は歓迎する仕事ではないが・・・
勘違いして欲しくないのが、弊社としても孤独死現場は発生して欲しくないと思っています。
むしろ弊社のような業者が活躍する社会はダメなのでしょうが、発生してしまったからには「誰かがやらねばなりません」し、その後の特殊清掃に関しても技術的にも信頼できる業者が居ないと困ります。
お金だけが目的でしたらもっと楽な仕事もありますし、そんな辛い仕事を続けていくにはリスキーです。
恐らく特殊清掃は儲かると思っている方が多いせいか、弊社の一番人気のブログ記事は「本当に儲かるの?~特殊清掃業界の実情」です。
そちらのブログでも書いていますが、そんなに思っているほど甘くない!と言わせて頂いております。
「困った人を助けたい!」
その「想い」も大切ですが、実はそれだけでもダメで、きちんと清掃と消臭作業が出きてこそ特殊清掃業者と言えます。
簡易清掃しか出来ない、消臭器を持っていない、消臭の勉強をしていないなどHPでは「特殊清掃もします」と記載しているにも関わらず実績があるのか無いのかわからないところが多すぎます。
これはご遺族(ご依頼者)の立場からすると依頼するのに不安だと思うのですが、経営者の方はどう思っているのでしょう?
更に本当に勉強していると言えるのなら特殊清掃の知識・技術の最先端の東京に研修に参加しても良いはずですが、殆ど道外に行ってまで勉強するような企業は聞きません。
さらにはきちんと法令順守を意識して会社経営をしているところはあるのか?
北海道にはまだまだ真の特殊清掃業者と言える企業は少ないと思うのです。
(弊社でも上記のように言っていますが、本州企業さん達に比べるとまだまだだと思っています。北海道は特殊清掃過疎地と思われています)
ですから特殊清掃業界後身の育成のためにも弊社はブログ更新を行っており、その主旨に賛同頂いているご遺族からのご協力で写真掲載を許可して頂いております。
その賛同を得ているから、更にそれを見たご遺族からご依頼が来ると言う好サイクルとなっております。
これから特殊清掃を習得したい同業他社さんへ
写真だけではわからない、現場のニオイ、空気感、感触、色など現場体験を増やすことが大切だと思います。
そうは言っても現場経験はまずご依頼を頂かないと経験を積めません。
最初から特殊清掃をしたいと思っていてもご依頼を頂けるようになるまでにはそれなりに時間がかかります。
それでは、どうするか?
現場経験を積ませてくれるような企業を探さねばなりません。
弊社では現場研修に来るのに「研修料〇〇万円くれ」なんてセコイことは言いません。
※結構、講習代とか取る企業はありますのでそれはそれでいいと思いますが、私はそういったのは好きではありません。
一緒に現場に入り同志として一緒に成長できるような人を希望しております。
ただ、それなりに条件をクリアーした人でないと現場研修はさせないことは明記しておきます。
【条件としては・・・】
①社会常識がある、身だしなみに気を使っている、言葉遣いがきちんと出来る人(当たり前に思うかもしれませんがそうでもない人が多すぎます)
②人として、会社として将来性、やる気を感じるか?
③現場集合、現場解散できるように車をもっている。
④作業着、マスク、手袋などの消耗品などは自己負担。
⑤研修代を貰わない代わりに、作業代は支払いません(昼食代は弊社で出します)
特殊清掃の必要性
今後、間違いなく孤独死、ごみ屋敷、ペット臭、火災現場消臭など特殊清掃が必要な現場が増えることは間違いありません。
それに反して北海道ではまだまだ専門業者が足りていません。
特に札幌以外の地方には皆無と言ってもいいでしょう。(札幌でも心配ですが)
残念ながら釧路や網走など道東方面、函館や長万部など道南地方からのお問合せを頂いてもなかなか出張に行くのも難しい状態となっています。
そういった時に地方に信頼できる業者さんがいればお任せすることも出来るのですが・・・。
北海道は広すぎです・・・。
道内注目企業
因みに名寄市の「㈲名寄トラック」さんが家財整理事業を開始したところ快調にご依頼を頂いているそうです。
元々地域に根差した営業をされていたことが功を奏しているとしても、名寄方面には有力遺品整理業者さんはいませんでした。
「間違いないくこの道北地域は需要がある!」というお話を鎌塚専務にさせて頂いていたので現在注目をしております。
まだ遺品整理事業を開始したばかりなので特殊清掃は今後の話になると思いますが、遺品整理を行っていると「臭い」に関する問い合わせも必ず増えてきます。
そうすると今度は滝川市を中心に空知管内で活躍中の「遺品整理 虹の架け橋」さんと連携して成果をあげて頂くと相乗効果かと思っております。
佐藤統括は人当たりの柔らかい人でそういったところがオラオラ系の多い業界の中でも支持を集めていると思います。
また、同社に勤務していて「クボっち奮闘記」を記載している久保田君も元々は弊社に求人依頼をしてきたのですが当時は余裕がなかったので佐藤統括に紹介して現在に至っています。
この2社の共通点は母体が運送会社です。
運送技術があること、地元でもともと営業されていたこと、経営者が遺品整理業に理解があること
これが軌道に乗った成功点ではないかと思います。
新規事業として始めることも有りではないでしょうか?
また旭川市にはハウスクリーニングでも有名で私が尊敬している㈱Beクリーンさんがいます。
こちらでは孤独死現場やごみ屋敷の片付けはしていませんが火災、猫、灯油などの消臭実績が全国トップレベルの加藤専務が居ますので安心です。
札幌から道北地方はホットラインが形成されてきている感があります。
じゃあ、新規事業で一から始めるのは無理?
・・・と思う方もいますが、私は金なし、人なし、看板なしの状態で便利屋からスタートして徐々に機材を買い、勉強をして現在に至っています。
HPも専門業者に依頼せず自分で作っています。
私の持論としてはどこも同じようなHPで特徴がないと思っています。
とにかく著作権フリーで綺麗な画像を多用しているところが多くみられます。
弊社のような素人感丸出しのHPでもきちんと集客も出来ています。(HP以外は営業活動は殆どしておりません)
まだまだ特殊清掃のニーズはあります。
電話をすること自体が勇気のいることだと思います。
でも、その一本の電話で人生が変わることがあります。
やる気のある人は大歓迎です。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社(『特殊清掃.ASIA』というサイトも運営しております)
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