こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日はいつも大変お世話になっております札幌市南区のサ高住でお亡くなりになった方の遺品整理作業を行いました。
ある程度、ご遺族が必要な物と不要な物とに分けていましたので、弊社は不用品(あえて不用品と表示します)の搬出を行いました。
特に貴重品などの探索の必要もなく、早く搬出が終わりました。
いつものように札幌市環境事業公社さんのパッカー車で廃棄してもらいました。
遺品整理と不用品処分業者は何が違う?
「遺品はごみではない!」という遺品整理会社と「遺品はごみだ!」という遺品整理会社とがあります。
(※「遺品はゴミだ」と言う業者は圧倒的に少数派です)
これはどちらも正しいです。
これには補足が必要かもしれませんが、ご遺族も一緒に心の整理をしながらの遺品整理の場合、ご遺品をぞんざいに扱うことは絶対にしません。
ただ、法律上、「遺品」だからといって何か特別な廃棄方法があるわけではありません。
家庭から排出される不用品は一般廃棄物収集運搬事業許可のある業者が引き取りにくる。
ですから、法律上のことですので、ここに人間の感情が入り込む余地はありません。
「遺品はごみではない」と言うほうが、遺品整理会社らしく共感を得やすいですけどね。
「万物には八百万の神が宿る」と言われて育ってきた環境もあり、「遺品はごみではない」のでしょうが、赤の他人にすればごみとなります。
こんなことを遺品整理業者が書くと批判されそうですが、逆に赤の他人がするからすぐに片づくのです。
もし、ご遺族の方と一個一個の思い出話をしながら仕分作業をしていたら、膨大な遺品整理の場合はいつまで経っても終了しません。
ただ、その分の時間給が発生するのなら話は別ですし、実際に支払いされても問題ないのであれば良いですが、何日も拘束される場合はそれなりに高額になることは覚悟して頂くことです。
料金は安く、でも手厚く作業をしてほしい・・・そういった要望はあるでしょうが、過度のサービスが首を苦しめている企業はどの業界でもあるものです。
それなりの仕事にはそれなりの報酬、きちんとした仕事にはきちんとした対価というのを忘れがちで、「日本は良質のサービスを安価でしてもらって当たり前」となりがちです。
それはムシの良い話です。
今や営利目的の遺品整理会社が多い中でそれほどゆっくりと作業をするようなところは少ないでしょう。
個人的に行っているような小規模の遺品整理会社であれば問題ありませんが、作業員を抱え規模が大きくなるとそういうわけにはいかなくなります。
規模が大きい方がいいのか?
こじんまりとしている方がいいのか?
これが遺品整理業者のジレンマとも言えます。
「想い」を大切にするか、「売上」を大切にするか?
①「想い」を大切にする業者はご遺族の支持を受け、仕事が増えます。
②作業員が足りなくなるので人や車などを増やします。
③雇った人を食べさせなくてはならないので「売上」が必要になります。
④一件一件、手間と時間をかけていられなくなります。
⑤手間をかけないと作業が粗くなり全ての「質」が落ちます。
⑥質が落ちると依頼が来ないのでダメになります・・・。
こういったサイクルが成されるので大手企業は遺品整理業界に参入してこないのです。
苦労も多く、軌道に乗るまでにも時間がかかるわりに売上額は大企業にすると些少です。
「売上バンバン上げるぜ!」という野心家の経営者はFC化や業務提携などをして一店舗当たりの売上げを確保する手法が最近のトレンドではないでしょうか?
1店舗で300万円の売り上げが1件の場合と、3店舗で150万円の売上が3件の場合で450万円。
どちらの経営スタイルをとるか?
本州企業でも大分、M&AやFC化が進んできているようです。
そういった企業はもともと海外輸出やリユースなど遺品整理を通じて「商材」が欲しい業者さんが多いようです。
私個人の考えでは、何事もほどほどに・・・がモットーです
「過ぎたるは猶及ばざるがごとし」
徳川家康がよく言っていたともいわれている有名な言葉です。
何でもやりすぎはよくないよ~ということですね。
「蛟竜天に昇りて悔いを残す」
これも鯉が滝登りをして竜になるという伝説のお話ですが、上を目指しているときは良い物ですが上り詰めた先は落ちるのみか、天に召してしまいます(笑)
忙しいうちが華とは言うけれど・・・
また、遺品整理業は箪笥や冷蔵庫など重量物を扱う体力仕事です。
引越し作業を思い浮かべて頂ければわかりやすいでしょう。
自らの身体が疲れていれば精神的余裕もなくなり、心に余裕がなくなります。
そんな状態で他人にやさしくなんて出来ますか?
余程の聖人君主でない限り凡人には難しいと思います。
忙しいことはいいことですが、もう少しゆっくり歩くことも時には必要かもしれませんね。
弊社では無理のない作業を心掛けており、それほど毎日ぎゅうぎゅうなスケジュール組みはしておりません。
ブラック企業のように社員やその家族の幸せを考えられない企業が、他人を幸せにすることが出来ないと考えています。
弊社では労働時間はそれほど長くはないのが自慢です。
給料は安いです(笑)
「リライブルさんは大手なので忙しいと思っていました・・・。」
「有名なので高額だと思っていました・・・。」
と言われることが、極たま~にありますが弊社は零細企業の「零」の部類に入る小さな企業ですので、他の遺品整理会社と同じですのでご安心下さい。
そんな弊社に遺品整理や生前整理を依頼してみようと思う奇特な方がいましたらご連絡下さい。
※こんなブログ内容じゃダメですよね。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
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