こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は北広島市で生前整理(不用品処分)の見積もり、その後千歳市で特殊清掃、高速道路で移動して札幌市西区のサ高住で2件の遺品整理見積もりと忙しくさせて頂いておりました。
千歳市の特殊清掃
千歳市の現場ですが、こちらは管理会社さんから連絡があり、室内で吐血して亡くなった床の清掃と消臭のご依頼を頂きました。
事件性はなく、病死だったということです。
今日はご子息の方が立ち合いにこられ、室内のご遺品を持っていかれました。
ブログ掲載の許可は頂いていますが、当社としては見世物にするという気持ちは毛頭ございません。
ただ、こういった事例のときはどこの業者さんに依頼したら良いのかわからないと思いますので参考になればと思っております。
亡父様には心よりご冥福お祈りいたします。
ちょっと、見たくない方もいるかもしれませんので白黒にしましたが、白黒にすることで、どのように横たわっていたのかがわかるようになってしまいました。
死後発見が数週間遅れたようですが、それほど腐敗が進んでいることもなく、匂いもそれほどでも(管理会社さんが芳香剤を置いていったせいもあります)ないようです。
ただ、一般的にこういう経験がない方にすると匂いがかなり気になるようです。
消臭作業において困るのは、実は芳香剤や香水などの化学物質が入り混じった匂いというのが取りにくいのです。
出来ることならすぐに消臭依頼を頂いたほうが助かりますが、一般の方はそういったことを知らないのでまず芳香剤を設置してしまいがちです。
”無香タイプ”だとまだ良いのですが、強烈なラベンダーやレモンなどの匂いで臭いを誤魔化す『マスキング法』では根本的解決にはなりません。
特にマンションなどでは、廊下やエレベーターなどの共用部に芳香剤を大量に置いてしまう傾向があります。
他の住民さんからのクレームなどがあった場合は致し方ないのですが、余計に変な匂いになり気持ち悪くなることもございます。
管理会社さんはそうならないように当社のような特殊清掃が出来る業者さんと常に連携しておくことをお勧め致します。
話を戻しますが、作業としては、大工さんがフローリングと壁紙の交換をする予定なので、その大工さんが作業する前に清掃をしてほしいということです。
結構、リフォーム業者さんも特殊清掃業者という存在があることが認知されてきたので、こういった場合は事前に清掃しないと作業を受け付けてくれないこともあります。
一昔前はそんなに専門業者があちこちに居ないので、大工さんたちが片づけていたのでしょうね。
血痕を除去して、床を拭き掃除して、オゾン脱臭をして今日は終了です。
後日、リフォームが済んだ後に室内美装作業に入る予定となっております。
管理会社様へ
ブログ途中でも記載しましたが、管理会社様は当社のような専門会社と事前に連携を持っていたほうが何かと便利です。
もし、こういったブログで当社に興味を持った方がいらっしゃいましたらご連絡頂けると幸いです。
事前に「こういった場合はこういう対応をしたほうがいい」などアドバイスも出来ると思います。
私自身、管理会社での経験も多少ございますので事例を交えながらのお話も出来ますので是非ご相談下さい。
素早い対応や正しい対応が後の復旧の作業スピードに関わります。
0120-669-920
当社兄弟サイト 【特殊清掃.ASIA】
孤立死、ごみ部屋、汚部屋、殺人事件現場、自殺現場、ボヤ消臭、ペット臭などの特殊清掃に関する情報も掲載しております。
併せてご覧ください。
特殊清掃が必要なお部屋につきものの『相続放棄』
最後にこういったお話しはしたくはないのですが、特殊清掃が関わるような現場では大家さんやオーナー様、管理会社の担当者様がご遺族に対して高圧的、非人道的、哀悼の気持ちがないなどの態度でトラブルになることがございます。
親族が亡くなって悲しみにくれている方に対して、「臭いっ!」「こんなに部屋を汚して!」など暴言を吐くことは人として美しくないと思うのです。
(悲しいことにそういった修羅場に出くわすことも多々ございます・・・)
最悪の場合は、「相続放棄」という法的措置をご遺族側が取られた場合、部屋の残置物の撤去費用や清掃代などは貸主側負担となることがございます。
相続放棄された貸主側は原則、家庭裁判所に相続財産管理人の選任請求を行い、選任された相続財産管理人によって家財整理を行わないといけません。
マンションの場合は誰が費用負担をするのか理事会の承認を取るなど色々な手続きが必要となってしまうので対応に余計に時間がかかってしまうこともございます。
そうならないためにも、ご遺族との関係は絶対にこじらせてはいけません。
人としてどのように行動するのか?
相手の立場になって行動できる家主様となってほしいと思います。