こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は午前中に顧問税理士さんと9月の会計処理を付け合わせし、午後からは江別市社会福祉協議会でケアマネさんから相談ごとがあるということで訪問させて頂きました。(※内容についてはまだ企画段階なのでお話出来ません。)
それからちょっと時間が空いたので他社のホームページを見て企業研究をしていました。
「遺品整理」、「ゴミ部屋」、「不用品回収」などのキーワードで検索しました。
本当に恥ずかしくなるような同業他社さんがいます。
業界のレベルの低さを露呈しているようなものですので改定して頂けると助かります。
同業他社さんが当社をチェックされているのは知っているので、これを機に思い当たる企業はわが身を振り返って頂きたいと思います。
※批判と取らず、アドバイスと思って下さい。
①実績件数〇〇件!
気になったのが、年間実績1000件とか書いているにも関わらず、会社概要では個人事業主・・・。
例えば、一件あたりの業務単価が5万円だとして、1000件だと年間5千万円です。
まぁ、3万円だとしても3千万円です。(実際は遺品整理やごみ部屋の片づけがあると単価はもう少し上がると思います。)
これだけの年間売り上げがあって法人化していなければ、個人事業主の場合は支払う税金は相当なものです・・・。
脱税しているか、売り上げを誤魔化すか・・・。逆に言うとなぜ法人化しないの?という感じです。
また、これだけの実績があれば業界内で「あそこは儲かっているらしいよ」「あそこの会社はすごいよ」などと話題になるのですが一向にそんな気配はない。
悲しいかな”無知が成せる偽造”でしょう。
もしくは誇大広告ですね。
「マジか!?」と同業者が思うような件数を誇らしげに掲載している場合は大方が偽造だと思います。
恥ずかしいですね・・・。
②著作権フリー画像ばかりのホームページ
また、著作権フリー画像だけで実際の現場を掲載していない。
これは個人情報を保護しているといえば恰好がいいですが、果たして本当にそうなのか?
因みに当社は「掲載記事を見たのですが・・・」と連絡を頂くことが多いですし、掲載を望まない人は当然掲載しておりません。
これは最初の契約書にも記載して頂いておりますので掲載は依頼者の自由です。
決して作業のご依頼を頂いたからといって強制はしておりませんし、掲載協力と称して価格を下げるということもしておりません。
同じ悩みを持った方が当社ブログを見てご連絡を頂き、作業内容に満足して頂いている証と自信をもっております。
ですから、私自身も顔写真を掲載しておりますし、自社の作業内容に自信をもっております。
ネットの情報はすでに殆どがウソ、ねつ造だったりすることは若いネット慣れした方達はご存知のはずです。
当社はいかに信ぴょう性を持たせるかを日々考えております。
まだそれほどネットに慣れていない世代の方にはどういった人間が経営者であり、どのような作業をするのかを知りたがったりします。(私が逆の立場なら知りたいです)
会社選びでは料金で選ぶことは当然ですが、下記の3点も重要です。
①経営者の顔写真が掲載されている
(個人情報をさらすことは言動に責任を持つことでもあります。他社を見て頂ければわかりますが胡散臭いと思う会社のほとんどが顔写真は出ていません、場合によっては代表者名すら表示されていないことも)
②作業実績がきちんとあるか?
(全国的には自筆のアンケート掲載、お客様と写真などを掲示する企業が多いですがパソコンで打ったそれらしい内容の文章などは自作自演の可能性が大きいです)
③法律を守っているか?
(案外、産廃があるから大丈夫です!軽運輸・輸送業の届け出をしていないのに引っ越しが大丈夫!などと無知をさらしている業者さんも多いです)
企業経営者、代表者がどういった人なのかわからない場合は、何を根拠に信頼すればよいのでしょう?
経営姿勢がそれだけでわかります。
例えとしては、道の駅などで売られている野菜は生産者の顔写真が表示されている物は売れ行きが良いといいますよね?
(※この写真も著作権フリー画像ですみません)
これはなぜでしょうか?
どういった人が作っているのか知りたい、どういった人がつくっているかわかると安心するという心理が働いています。
裏がない、正々堂々としているのなら表示できるはずです。
お蔭様で当社ご指名で依頼を頂くことが多くなっています。
③「格安」しか売りがない
結構、こういう会社が多いです。
相見積もりが多いというのは、お客様は【価格で企業を決める】という基準があるからです。
自慢ではないですが、当社はほとんど相見積もりがありません。
時折、相見積もりがあることもありますが、当社は「価格勝負だけが業者選定の基準なら勝てません」と言ってます(笑)
※「相見積もりとらないんですか?」と聞いても「もうリライブルさんに決めている!」と言ってくれる方に支えられています。
価格で勝負の企業は価格競争に巻き込まれます。
勝負するところが料金しかないので、多少安くても仕事をとる
→貧乏暇なし
→利益が残らないので良い道具や良い設備投資が出来ない
→そんなところに良い人材が集まらない
→企業成長しない
→利益が確保できないので現金のみ回収し、廃棄物は不法投棄に走る
→廃業
極端かもしれませんがこんな末路でしょう。
儲からないから廃業というところも多いです。
この業界の場合はどうしても人間の手による労働力の配分が高いサービス業です。
ニトリさんやユニクロさんのように生産地の人件費・材料費を安く抑え、数を多く売るといった商売とは違います。
必ず発生するものに『廃棄代』があります。
いくら買取強化しようが、リサイクル品・リユース品を極力頑張って仕分けしても廃棄するものは絶対に出てきます。
これらはかならず廃棄代がかかります。
また法律通りに廃棄すれば当然、それなりの金額がかかります。
格安で済ませるにはたいていは法の目を抜けたり、一種のグレーゾーンである違法性が絡んできます。
詳細は敢えて伏せますがグレーゾーンの廃棄方法を「企業努力」といっているところもありますが、「それって企業努力?単なる屁理屈じゃない?」っていう廃棄方法もあります・・・。
「安いんだったらどこでもいいだろう!」と思うのは、そういった危険な企業をのさばらす元凶になります。
また、作業代としてかかる『人件費』も無料ではありません。
自分がこの金額だったら、「この仕事やるかな?」と置き換えて考えてみてください。
そして、「安すぎない?大丈夫!?」と思ったら見積もり担当者に内訳を確認するものいいかもしれません。
安いのには、安いなりの理由があると思ってください・・・。
価格以外で勝負するには?
いかに価格以外のサービス、技術で勝負が出来るかが今後の企業成長、企業存続に必要と思われますが、どこもかしこも同じような内容のHPです。
すべての商売は高いか安いかの2極化が進み、格安を求めるお客様とそれ以外のお客様に分かれます。
「料金」以外ではどういったことが求められるかといえば、経営者、スタッフの人柄からくる「信頼・信用」そして現場で培った「経験・技術」だと思います。
ブランド化するには永い年月と支持してくれる顧客が必要となります。
そのためにサービス強化であったり、技術向上だったりといったことが必須となります。
「お宅はいったい何が得意なの?」と聞かれたときに「コレ!」といったウリがないとダメですね。
特に北海道の場合は本州企業と違い地続きではないので他社との競合、しのぎあいが少ない地域だと思います。
中部地方の企業からお話を聞くと場合によっては青森だったり九州にまで見積もりに行くと聞きます。
そういった場合、料金だけでは地元企業とは勝負になりません。
ではどうやって仕事を獲得するのか?は上記が必要となります。
当社はなるべくそういった本州企業にも負けないように少なくても年に1度は北海道以外の場所に研修に行き、最新情報だったり刺激をもらったりしています。
今年は11月に東京のセミナーに参加してくる予定となっています。(詳細は後日UPします)
今後の展開
今、家財整理業界は2030年問題に向け官民一体となり、国家、地方自治体を絡めた問題に進んでいます。
法令順守を行って評判の良い企業にはそういった公的機関からの要請が来るようになりますが、危ない企業にはそういったお話は回ってきません。
法人、企業も法令順守をしていないところとはお付き合いしなくなります。
目先の利益を追うだけの商売ではこの業界を生き残るのは難しいでしょう。
どのように自社が生き残るかは経営者の舵取り次第でしょうが、少なくとも今行っている業務が「儲かるから」という理由だけで続けているところは少ないと思います。
「お客さんが喜んでくれるから」という理由で続けている方も多いと思います。
何とかして業務改善したいと悩んでいる方がいらっしゃいましたら当社までご相談頂ければ何かアドバイスが出来るかもしれません。
その後、業務提携であったり、協力関係がきずけるかもしれません。
メールでも構いませんのでご連絡下さい。
0120-669-920
最後に当社がとても素晴らしいと思う同志をご紹介します。
何度か当社のブログでもご紹介していますが、滝川市の遺品整理虹の架け橋さんです。
現場を仕切る佐藤統括はご縁があって当社に現場研修に来たりと熱心な人です。
10月からは『やわらぎ斎場』さんとの業務提携も決定し、今やサービス力は北海道ナンバーワン遺品整理業社と思っています。これに「経験」が加わればまさに鬼に金棒で当社もうかうかしてられません。お互いに切磋琢磨出来る存在がいることは感謝です。
是非、虹の架け橋さんのブログや作業実績を見て、参考にしてみてください。
長文にお付き合いくださりありがとうございました。