こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
今日は札幌市豊平区のサ高住で遺品整理のお見積りでした。
今後、家財整理を考えていらっしゃる方の参考になればと思います。
遺品整理にしても、生前整理にしても出来るだけ安く済ませたいというのは誰もが思うことでしょう。
では業者が出す価格の差はどうしたら生じるのでしょうか?
①廃棄代、②人件費、③利益確保
一つは各地方自治体によっても違いますが、廃棄代そのものの料金が違うことがあげれられます。
札幌市で行っている方法だと㎥計算(体積)となりますが、地域によっては実際に廃棄品をトラックに積んで廃棄場で重量を計測して後日請求されるというやり方もあるそうです。
廃棄に関しては、仕分け方法が大切となります。
古布、鉄、小型家電、紙、段ボール、空き缶、空き瓶、ペットボトルなど再利用可能なものはゴミではなく、きちんと材質ごとに仕分けすることで廃棄量全体が減ります。
二つ目は、各会社の作業代(人件費)です。
何人で何日をかけて作業するのか?
当然、慣れているスタッフが多ければ作業効率が上がることがいうまでもありません。
人による作業比率が高い仕事なので、個人個人の能力でかなり違うが出ます。
三つ目はどれだけの利益を確保したいのか?によります。
これは各会社で違いますし、お得意様だったり、繁忙期、閑散期、週末などのシーズンによっても変動するのはある意味引っ越し業者と似ているところはあるかもしれません。
また、月末には作業依頼が重なることもあるので、そういったことも考慮して作業日時を調整すると安くなる場合もございます。
かけこみで月末の月末で急いでいる場合は心理的余裕もないので業者の言い値になりますので、ある程度余裕をもったお見積り、ご予約をしたほうが良いでしょう。
以上3点が家財整理の金額の大部分を占めているので大きいでしょう。
買取査定、海外輸出の大切さ
上記以外に買取出来る物の幅が広い企業、もっというと海外輸出をしている企業はもっと安くなります。
昔の品質の良い箪笥などは東南アジアでも人気があります。
ただし、買取金額はつかず、作業代と相殺という形で廃棄代が加算されないので安くなるという仕組みです。
どのようにして判断するかというと、材質を拳でコンコンと叩いたときに重たい音なら木材が厚いのでOKです。
あとはカビや大きな破損がなければ輸出できます。
例えば写真にあるように3連のこのような箪笥はOKです。
これをもし廃棄するとなると数万円かかってしまいます。
国内ではあまり人気がなく、リサイクルショップ店頭に並べていても場所をとりますがすぐに売れる商品ではないので効率が悪く場合によっては引き取りも断れらます。
そして重たいので搬出に苦労します。
ただ、「廃棄されるなら、無料でもどこかで使ってくれるなら嬉しい」という方も実際に多いです。
あと、例えばこちらの食器棚・・・。
一見すると状態が良いのでOKかと思われますが合板(板が薄く中が空洞)ですので輸出は不可です。
また、この手の食器棚は遺品整理をするとかなりの量が出てくる(供給過多)のでリサイクルショップでもゲンナリしてしまう商品の一つです。(状態が悪くないだけに逆に査定に困ってしまう代物です)
高額引き取りは余程のデザイナーズブランドなど以外はちょっと厳しいと思って下さい。
よく言われるのが「まだ使えるよ!」ですが、使えるのは十分にわかるのですが、問題は「すぐに売れるか?」ということです。
ライティングディスクなどもそういった傾向で国内需要がないので厳しいです。
状態はとても良いんですけどね~。
こういった微妙なラインの家具が買取になるか、無料引き取り(輸出可能品)になるか、廃棄になるかで金額は大きく変動します。
最後に「格安」のみをうたっている業者には注意をしてください。
不法投棄の恐れ、もしくは無許可営業、法律違反の恐れがあります。
また、相見積もりの場合は最初に安い金額を提出し、作業後に高額請求をしてくる悪徳業者もいるようです。
一昔前と違って『悪徳企業』は減りましたが、『悪徳スタッフ』が存在していることは間違いありません。
会社に隠れて現場で小遣い稼ぎをしてしまうスタッフもいるようです・・・。
数千円~数万円の少額の場合は泣き寝入りをしたり、「そういうものかな?」と思うこともあるでしょうし、訴えるのも面倒だなという心理を突いてきます。
どうしても、業者選定基準が『価格』の場合はどうしようもありませんが、やはり安いには安いなりの理由があります。
明らかに企業努力だけではどうしようもないような低価格を算出してくる場合は用心してください。
例えば3LDKのお部屋の片づけでA社が30万円、B社が25万円、C社が5万円
恐らくA社とB社の5万円の差は理解できますが、C社は異常に安いです。
こういった場合は、見積金額の根拠・内訳・廃棄方法を確認するようにしてください。
そして作業当日には作業後に高額請求をされないように見積書はもらう、契約書などを交わす。
金額は大丈夫でも「自分は業者にお金を払って処分してもらったので、あとは関係ない」というのは実は廃掃法では効きません。
不用品処分の責任は排出者にもありますので、最後まできちんと処分したか責任が問われるのでご注意下さい。
この点について更に説明すると長くなりますので割愛しますが、直感で「怪しい・・・胡散臭い」と思ったら依頼しないことをお奨め致します。
ちょっと文章が長くなってきたのでここら辺で今日は終わりますが、興味がある方は『当社の廃棄方法』も読んでいただくと助かります。TOPのこんなお姉さんのバナーです。
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