こんにちは、札幌市を中心に活動しています特殊清掃専門会社リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。

タイトルにあるように熱中症予防労働衛生教育（管理者用）を受けに広島県のコベルコ教習所に行きました。

厚労省が６月１日から施工した「職場における熱中症対策の強化について」に対応するためなのですが、北海道ではなぜか講習がありませんでした。詳しくはリンクを貼っています。

WEBでも良ったのですが、全国の教習所で６月中に受講できる場所を探したところ、岡山県にも行きたかったので広島県で講習と歴史勉強を兼ねた出張にしました。

前編と後編で分けてUPします。

１日目　６月２６日　北海道から広島へ

初日はただ移動で新千歳空港から広島空港まで飛行機に乗って講習前乗りです。

広島空港でレンタカーを借りて１時間かけて広島市内に向かいます。

昔来た時は出来ていなかった空港から橋を渡ってレンタカーの受付に行きます。

※写真に写っている人は何の関係もない方です

以前は送迎バスで移動だったのでより快適にアクセスできるようになりました。

ただ広島空港は北海道と同じで中心部から離れていて高速道路でも一時間ほどかかるためちょっと不便です。

直行便の数も少ないですし、乗り継ぎだと飛行機代が高くなりがちです。

一般庶民は少しでも移動費を削らないといけませんよね。

さて３年前に家財整理相談窓口のセミナーに参加したときと同じビジネスホテルに宿泊。

広島駅前で「広島お好み焼きを食べる」というだけの日で終了です。

不思議と北海道で広島お好み焼きを食べても全然美味しくないのは何故なんでしょう？

店主は広島県出身とかなんですが・・・全然違います。（ごめんなさい）

広島県民に「広島”風”お好み焼き」と言うとプライドが傷つくそうなので気を付けましょう。

個人的には大阪の粉粉しいボテっとしたお好み焼きよりも、キャベツも多くそばもパリッとした広島の方が断然好きです・・・と以前のブログでも同じようなことを書いていました。

進化がないですね^^;

「こてじゅう」さんで頂きました

２日目　６月２７日　広島市から福山市へ

翌日はホテルを早めに出て、コベルコ広島講習所にて３時間半の講義を受けました。

コベルコ広島講習所　今年は講習４つ目です。

内容は「熱中症とはなんぞや？そして熱中症を防ぎ、万が一なってしまった場合はどう対処すれば良い？」ということです。

イメージ的には「夏バテ」とか「熱射病」の上位クラス程度に思ってましたが、かなり怖い症状でいきなり死亡というケースもあり年々死亡者数も増加中。

命は助かっても脳障害や腎不全などの後遺症が残り重症化する恐ろしい症状と知りました。

２０２５年６月１日より職場での熱中症対策が義務化されました。

【熱中症対策が義務付けられる作業の条件】

暑さ指数（WBGT)が２８℃以上または気温３１度以上の環境で連続一時間以上または一日４時間以上の実施が見込まれる作業。

【企業に求められる対策】

上記条件に当てはまる作業を行う企業は

①報告体制の整備

②実施手順の作成

③関係者（労働者）に周知をおこなう必要があります。

【対策を怠った場合の罰則】

もし企業が対策を怠った場合は、６か月以上の拘禁刑、または５０万円以下の罰金が科される可能性があります。

「まぁ、気温３１度以上のときは休憩時間と水分を小まめにとれ大丈夫っしょ！」

なんて軽く考えていましたが、このWBGTは軽装の作業の場合なので作業服や作業環境によりもっと気温を低く設定しないといけないことが今回わかりました。

我々もフルフェイスマスク、防護服（↓）で作業を行う場合は気温が２５℃以上で湿度が多い時は延期もしくは中止する可能性も考えなくてはなりません。

全身覆われていて通気性の悪い作業服と蒸し暑い状態での作業は熱中症になる危険性が大変高いので命懸けの作業です

特殊清掃作業中に死亡事故が起こってからでは遅いです！

夏場の猛暑・酷暑の時は「我々も命懸けをかけて作業をしなくてはならない！」

・・・ということは時代的に出来なくなって来ています。

売上や利益も大事ですが、社員の健康や現場の安全第一が何より優先されます。

いずれにしても特殊清掃業界もまだできて日が浅い業界なので熱中症対策を甘くみてはいけないことを学びました！

糖尿病や精神病で用いる薬を飲んでいる人は熱中症になりやすいので要注意、高齢者の労働者も増えていてことも熱中症が増加している原因の一つ

あっという間の三時間半でした。

講習終了後はここから福山城まで急いで向かいます！

広島城の前を通って毛利輝元公（毛利元就の孫、豊臣政権の五大老）の銅像を写真だけ撮ってすぐに移動です。

2025年4月27日除幕という新しい銅像です

福山城と水野勝成、阿部正弘

福山城は２０１９年に家族旅行で来たことがあったのですが、この時は予備知識もなく、予定外に来てしまったので歴史的価値や藩祖・水野勝成公のことをを知りませんでした。

帰宅後に色々調べると福山空襲の前までは天守が国宝だったことや、福山城は伏見城や近隣の城の櫓をリサイクルして２年で作った城だったことがわかりいつか再訪したいと思っていた場所でした。

そして、２０２２年に天守北側を鉄板で覆う復元改修がされたという話を聞きました。

黒い部分が鉄板です

大砲による攻撃から防御力を高めるための物が復元されました。これは全国唯一だそうです。

内部資料館もリニューアルしたということで今回やっと訪れることが出来ました。

福山藩は表高１０万石にも関わらず城の規格は１００万石クラスだったと言われています。

元々あった天守は空襲で焼けて再建です。戦争は大切な文化遺産を失くす悪しき行為だと思います

破天荒・水野勝成

初代藩主・水野勝成に関しては破天荒すぎて「倫魁不羈」（りんかいふい：余りに凄すぎて誰にも縛り付けることはできない）なんて２つ名があります。

武勇に優れた水野勝成、鎧兜姿の銅像の方がかっこいいのですが・・・

徳川家康の従弟で血筋でいえばエリートですが、若い頃からめっちゃ戦に強く、数々の戦に参加して武功を重ねるが素行不良が過ぎて、何かと告げ口する父親の家臣を殺して逃亡（戦国時代とはいえ野蛮すぎ）

有名大名の元を転々としますがあちこちでトラブル続き・・・ようやく改心して家康の元に帰って来ますが、関ヶ原の合戦で大垣城攻めの総大将に任じられても相関わらず一番槍をあげて家康にキレられるなど逸話が残っています。

島原の乱のときは実戦経験が少ない大名が多かったため、徳川秀忠に参陣を要請され御年７５歳で出陣！

今でも高齢ですが当時なら物凄い高齢者です、それでも水野勝成の功績もあって島原の乱は収束します。

大河ドラマの主役には近年のコンプライアンスの面で不適切で放映出来ないでしょうが、とても面白い人物です。

とは云えども身近にいたらトラブルメーカーなので絶対に嫌ですけど、敵にするともっと嫌という最強・最凶人物・・・。

若い頃にやんちゃして苦労した人物が、年齢を重ねるごとに角がとれ、善政を敷くという昭和時代には人気になりそうなお殿様です。

最後に、決して武勇一辺倒の人物ではなく、文化人としても為政者としても優秀な方だったと付け加えておきます。

天守内はリニューアルされて綺麗になっていました。展示法に賛否はあるでしょうが撮影禁止箇所が多かったです。

エリートイケメン老中・阿部正弘

あと、有名な福山藩主といえば幕末の老中・阿部正弘です。

この銅像よりも肖像がの印象の方が強いので痩せている気がしますね

２５歳の若さで江戸幕府老中首座に就任。

今でいえば内閣総理大臣クラス。（いくら封建社会とはいえこれ凄くないですか？）

江戸生まれで実際には福山には家督を継いだ翌年に２か月しか滞在していなかったといわれていますが福山藩藩主には違いありません。

一昔前は優柔不断な無能な老中として「ひょうたんなまず」なんて言われていました。

外様大名や一般人にも対外対策を伺ったため、その弱気な政策が元で徳川幕府が滅んだ遠因にもなったと言われる時代もありましたが、欧米列強との外交が盛んになってきた難しい時代の舵取りを行なったのですから大したものです。

しかしながら「広く意見を聞く」ということが身分にとらわれない人材登用、近代化を進めた人物として現代では再評価されてきています。

日米和親条約、講武所、長崎伝習所、西洋砲術の導入推進、大船建造の禁の緩和、蕃書調所・・・等々多岐にわたって関わっています。

過労なのか、暗殺なのか分かりませんが３９歳と若くして亡くなってしまうのが残念です。

福山城で購入しました

前回の家族旅行のときは銅像を撮影できなかったのですが今回はばっちりです！

それにしても水野勝成像も阿部正広像も興味がない人は足を運ばない位置に設置されています。

水野勝成像　天守に近いように見えて人通りのないところに立っているため殆ど気付かれない

阿部正弘像　伏見櫓近くで人通りはかなり少ない

せっかくの偉人の銅像、なんとかならないものですかね？

今日は予定通りの講習、史跡観光、移動で終えました。

福山市に一泊し翌日は鞆の浦、備中松山城（高梁市）に向かう後編をUPします。

社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す！
リライブル株式会社
0120-669-920 （スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります）

家財整理10年以上の実績があります！

・営業時間は９時〜１７時が基本ですが転送電話で24時間対応可能です。

・基本的に土日祝日は作業はお休みですが、緊急性の高いお見積りの場合はご相談下さい。

・遺品整理・生前整理・不用品処分代行などの家財整理全般

・上記に伴う買取も積極的に行っており作業代の削減に努めます。

・孤独死現場・事件現場・自殺現場などの特殊清掃及び消臭作業 ・ゴミ屋敷・ゴミ部屋・汚部屋などの片付け及び清掃

・ペットの多頭飼育崩壊現場の糞尿臭の原状回復工事

・火災・ボヤによるスス臭の消臭（保険対応することが多いです）

・灯油漏洩現場の消臭作業（保険対応することが多いです）

・その他、ニオイや凄惨な現場でお困りの方はお気軽にご相談下さい。

【注意点】
・少人数で運営しているため、２４時間事務所に電話番が常駐しているわけではなく転送電話にて対応しております。

・せっかくのお電話でも現場作業中ですぐに出られない場合に【非通知設定】だと折り返し電話がかけられない場合がございます。 ・お時間をずらして再度電話して頂けると幸いです。