こんにちは、特殊清掃専門店リライブル株式会社、代表取締役の鈴木です。
今年の仕事始めは小樽市の孤独死現場の初動パックからスタートしました。
２０２５年も宜しくお願い致します！
今回はまた仕事とは関係ないブログですがお付き合い頂けると幸いです。
山口県、特に萩市にお住いの方にはあまり好ましくないブログかもしれませんので予め謝っておきます。
あくまでも個人的解釈ですので広～い心でお付き合いくださいm(__)m
※時代背景や人物説明を記載するととんでもなく長文になってしまうので割愛することと「毛利公」「松陰先生」などの敬称も人物名は略させて頂きますので予めご了承ください。
長州藩、山口県萩市へ！
1月9日～11日の2泊3日で福岡県、山口県萩市への旅に行ってきました。
幕末史が好きな人にとっては外せない場所ですが、どうも長州藩の人物は「金と女に汚く自己顕示欲、自己承認欲求が高い」というイメージがあり、あまり好きではなかったこともあり「薩長土肥」の中では最後の訪問になりました。
長州藩（毛利敬親、木戸孝允、伊藤博文、山県有朋など）
薩摩・・・鹿児島県（島津斉彬、西郷隆盛、大久保利通、小松帯刀など）
土佐・・・高知県（山内容堂、武市瑞山、坂本龍馬、中岡慎太郎など）
肥前・・・佐賀県（鍋島閑叟、大隈重信、江藤新平、島義義など）
個人的には北海道と縁が深い幕末最強藩・佐賀藩推しです。
１日目 福岡→下関→萩
新千歳空港から福岡空港までは約２時間４０分、福岡空港でレンタカーを借りて高速道路で萩市まで約２時間半の移動です。
移動だけでほぼ半日以上かかります。
萩に向かう途中、下関市の「みもすそ川公園」に寄って来たのですがこの話は本筋から離れるので大幅に割愛します。
壇ノ浦合戦があった下関海峡 源義経と平知盛の像
同じ場所に長州藩ＶＳ英仏蘭米４か国連合艦隊と「馬関戦争」で使った長州砲と言われた砲台がありました。
なぜ長州藩が好きではないのか？
吉田松陰門下生は「尊王」（天皇を敬う）思想を掲げる割に「禁門の変」では皇居に大砲をぶっ放したり、「天誅」という名のもとに考えの違う人物を殺したり、テロリストが多いのも好きではありません。
「攘夷」で外国船や外国人屋敷を焼き払ったりしたりしたかと思えば「長州ファイブ」を筆頭に海外密航させてみたりやることが犯罪者の集まりです。
「明治維新という過ち」原田伊織・著
もしお時間と興味があれば読んでみて下さい。
今の世の主流ではないかもしれませんが幕末史のアンチテーゼとして読んでおくことをお奨めします。
バーカーサー集団～松下村塾門下生
「過去の歴史を見てもテロで歴史は停滞したとしても最終的には変わらない」ということは多くの事例が証明しています。
「その時代がそうだったから」ということを考慮しても”非人道的な行為”が多いのは長州かと思います。
教科書以外の「歴史」を学んでいると「絶対の正義も無ければ、絶対の悪もない」ということを学びますが現在、我々が習っている「教科書の日本史」は「官軍史観=勝った側の歴史」ですから、全てを信じるのは危険だと思います。
例えば、吉田松陰は久坂玄瑞やその後の明治政府で立身出世した人たちが”神格化”した人物で、過去に自分たちが犯した罪を”吉田松陰の教えを護った”という風にして正当化しすぎという説もあります。
薩長土肥の官軍側の県にお住いの方達は「自分たちが現代日本を造った正義だ！」と思っているかもしれませんが奥羽越列同盟を結んで戦った東北（特に会津藩や長岡藩、二本松藩）にお住いの方達にすると「何が官軍だ！」という思いを持っている方も多いと思います。
立場が違えば見方も変わります。
その時代その時代に祭り上げられた人物の一人が吉田松陰だと思っています。
同列にするのは憚れるかもしれませんが、麻原彰晃率いるオウム真理教も、テロで世の中を正すことが出来てしまったら・・・と思うと怖いものがあります。
思想は時代時代で変わるので全てを否定するのは良くないが・・・。
覇道より王道
”目的を達成するためにはどんな手段を使っても良い”というのであれば、なんでもありので世界です。
”トラックパックの違法行為でも助かる人がいるから良いんだ”ということもまかり通ってしまうからです。
リライブルは”覇道よりも王道を進む”ことを目指していますのでこの点でも相容れない思想です。
後世造られた本などを見ると「素晴らしい教育者」と思ってしまうのは仕方のないことです
萩往還にある松陰記念館
とある萩の方とお話したのですが「吉田松陰のことは小さい頃から教わるから尊敬しているが、萩住民は”特殊だ”ということも自覚している」と聞きました。
恐らく萩で「吉田松陰や門下生を嫌い」とでも言おうものなら非国民、村八分状態になるのでしょう。
これだけ街中「松陰推し」をしていると洗脳されちゃいますね。
私も最近までは「吉田松陰ってすげ～」と単純に思っていましたから。
吉田松陰と門下生たちの群像
こういう像は嫌いじゃないのでつい撮っちゃいます。
旧萩藩校・明倫館
昨年、水戸藩（茨城県）の弘道館を見てきたので明倫館も見てみたいと思っていました。
外観も中も綺麗で思っていたよりも敷地が広かったことと、内部の展示が綺麗でした。
１時間ほどしか滞在できなかったのですが、もう少し時間に余裕を持った方が良いです。
日本の中枢（政治、軍事、経済界、教育界など）に萩市出身、もしくは関連者が如何に多いかわかります。
長州出身の歴史上の幕末明治期の偉人銅像
２日目 萩市
吉田松陰と金子重之輔、山田顕義、伊藤博文、久坂玄瑞、山縣有朋、高杉晋作、田中儀一
好きでは無いと言っているわりに「銅像マニア」なので写真は撮ります。
萩という人口が多いわけでもない一地方部からこれだけの偉人が輩出されたことは凄いことかもしれません。
個人的に山縣有朋はお金と権力に執着していて日本史上一番嫌いな人物です。
松陰神社と吉田松陰歴史館
「吉田松陰誕生地」と「吉田松陰の墓ならびに墓所」のあとに松陰神社に行きました。
義弟の久坂玄瑞の墓と高杉晋作の墓もあり「松下村塾の双璧」と言われた２人も一緒です。
松陰神社
松陰神社
ここでは「松下村塾」と「吉田松陰の人生を表した蝋人形」があります。
こういう蝋人形系の資料館ってどこも大体そうなのですが顔色が異常に悪い物があるのと顔の向きとか配置とかなんとかならないもんなんでしょうか？
私が館長なら気になって手直ししたいところが沢山ありすぎます。
萩博物館
ここは萩の歴史を学べます。
毛利家や吉田松陰門下生の話とは別にダイオウイカやリュウグウノツカイなどの生き物の展示もしていて大変面白かったです。
綺麗な展示方法で凄く良いところでお奨めです。
でもやっぱり毛利家より”松陰推し”が強い気がします。
萩城跡と旧厚狭毛利家萩屋敷長屋
毛利家３７万石の居城です。
私も全国各地６０か所以上の城址を見てきました。
今は天守や櫓がないのでのぺっとしていますが、当時はなかなかの堅城だったと思います。
今は公園になっていて夏はもっと賑やいでいることと思います。
萩城も復旧すれば観光名所になるのでしょうがさすがに５万人都市だと財政が厳しいのでしょうか？
私が訪れた当日は人が全然いなくて閑散としていました・・・。
３日目 福岡市 博多
福岡県に戻って泊まったホテル近くの「東長寺」で「黒田藩主のお墓」と「福岡大仏」を見ました。
特に福岡大仏のことは知らなかったのですが、日本最大級の木造座像で10.8ｍの高さだそうです。
造りも立派で装飾も発色も綺麗でびっくりしたのですが、後で調べたら昭和６３年から４年の歳月をかけて作られた新しい仏像様だったようです。
今回の日程は「最強寒波襲来」と言われていて雪が積もらない地域も注意と報道されていたのでレンタカーも急遽スタッドレスタイヤをオプションで予約。
帰路の途中で高速道路が止まっていた（雪は１ｍｍもなかったが）ため下道を帰らざるをえませんでしたが、2時間程度余計に時間がかかったくらいでした。
往来の飛行機も時間遅延することなく、ほぼ予定通りに日程を消化できたので良かったです。
天候も思ったほど悪くもなく、晴れ間もありましたし特別寒いということもなく事故に巻き込まれたということもなく感謝です。
最後に
今回は目的地が萩市だったので吉田松陰と門下生関連の展示が多かったです。
「日本を欧米列強から守るために戦った」という判断が正しいのか、「日本をめちゃくちゃにした」という判断が正しいのか最終的にはわかりませんが、日本の歴史の流れを知るためには欠かせない場所の一つだということはわかりました。
いつもは「尊敬する人物の生まれた土地を訪れる」ことが多いのですが、今回は「好きじゃない偉人の生まれた土地を訪れて現地を確認してくる」という少しマイナスな気持ちで行きました。
「功績だけを見て、あえてマイナス部分は放置することも大事なのかな？」ともブログを書きながら思っています。
尊敬する面は人それぞれで、人生経験や知識量が違うので今回のブログは迷うこともありましたが、それはそれでこの時期の自分の気持ちを書き留めておこうと思います。
この旅行が終わってようやく仕事も本気モードになれそうです！
既に予約が数件入っていますので気持ちを切り替えて頑張って参ります。
社名に掲げる信頼される(RELIABLE)企業を目指す！
リライブル株式会社
0120-669-920 （スマホの場合は上記を押すと電話に繋がります）
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