こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
残念ながら北海道の新型コロナウィルスの話題でまた色々と盛り上がってきています。
「ただの風邪じゃん」と思う人と「そうではない」と思う人がいて社会を分断しています。
話題になっているのは新型コロナウィルスばかりですが、いずれにしても、人は死にます。
人間は例外なく100%の致死率で不老不死はありません。
どのような最期を迎えるかも選べるわけではありません。
ですから悔いが無いように日々生きていけると良いですね・・・と私は思います。
札幌市白石区にて孤独死現場の遺品整理
今回ご依頼を頂きました経緯は”ご紹介”になるのですが、先月行った家財整理現場を購入された不動産会社の方が丁度孤独死現場が発生して困っていたようで、ご縁があってお仕事のご依頼となりました。
最近はご紹介によるお仕事依頼が大変多くなっております。
人は自分が満足していない業者を第三者さんには紹介しないものですから一定の評価をされていると自負しております。
さて、今回のご依頼内容はアパートの一室、ベッド上での孤独死。
死後それなりの日数が経っていたようでハエの死骸やウジの死骸などが大量に床に落ちていました。
よくある話で故人の親族は”相続放棄”。
残念ながら大家さんが片付け費用を負担するという形になってしまいました。
そのため、室内の家財を全て撤去し、その後は清掃や消臭などの原状回復は行わず、入居者を募集しない「売り止め」にするそうです。
死臭とたばこ臭が混ざったニオイが漂っており、設備自体も古いためフルリフォームに数百万円をかけても、費やしたお金分を取り戻すのは厳しそうなアパートでしたから賢明な判断だと思います。
相続放棄は今後も増えるでしょう
相続放棄により貸す側の方たちが負担を被ってしまうということも多々ございます。
せめて生命保険にでも加入しておけばお金の心配もないのでしょうが、「日々の生活が苦しく保険を支払う余裕が無かったのかな?」という暮らしぶりでした。
室内には高価なモノは一切ないですし、最低限の暮らしだったことが予想されます。
「金の切れ目が縁の切れ目」とはよく言ったもので、資産がある方であれば独居でも誰かしらが相続し、後片付けをしてくれるのでしょうが遠縁だと自己負担で片付け費用を持つ人も稀有でしょう・・・。
某政治家が「老後資金は2000万円必要だ」という話をして一時期炎上していましたが、お金が無い老後というのは本当に惨めなものだとつくづく思います。
他人の部屋の片づけを数多くしていると生活レベルがわかりますので、切なくなることもしばしば・・・。
「まぁ、人間は死んでしまえば土に還るだけだから死んだ後のことは知らん!」と割り切っている方なら良いのかもしれませんが、出来たら「立つ鳥跡を濁さず」でいきたいものです。
万民にとって長生きが幸せな時代は既に去った
一昔前(と言っても昭和中旬の時代ですが)は高齢者も少なく、平均寿命も今ほど高かったわけでは無かったので大きな問題では無かったのですが、これからは確実に超高齢化社会の多くの問題の波が怒涛の如くやってきます。
・納税者、納税額の減少
・認知症による徘徊者の増加
・介護施設が足りなくなる問題
・高齢者が多くなりすぎ医療従事者、病院の不足、
・高齢者ドライバーの事故多発
・社会インフラの担い手の不足
・労働力不足等などなどまだまだあります・・・。
先延ばしにしていた問題が複雑に絡み合って一気に押し寄せてくるのがここ数年〜20年の間にやってきます。
世界でも類を見ない、どこも経験していない社会に日本がいち早く到来します。
先進国では早かれ少なかれ同じ問題が来るので、日本がモデルケースになる可能性があります。
弊社でも環境の変化に対応できるように備えておきたいと思います。
トラックパックは違法と言い続けています
余談ですが、今月に入り当ブログの更新が若干滞っていますが、ゴミ部屋の片づけ、猫部屋の消臭や灯油臭の消臭など地道にお仕事は行っております。
ここ最近は札幌市で唯一の一般廃棄物収集運搬事業許可(イッパイ許可)を持つ札幌市環境事業公社さんのパッカー車(↓写真のようなごみ収集車)の予約が取れにくくなっており、2週間以上かかってしまうことがあります。
いずれにしてもこれらの利便性の悪さも今後改正していかねばならないことの一つだと思います。
かといって現状では一廃許可を持たずに不用品の回収は違法となってしまい不法投棄や高額請求業者の温床となってしまいます。
先に述べた通り、高齢化社会により遺品整理や生前整理などの需要は増えてきますが、業界内でも問題が山積みです。
実際には参入業者が増え価格競争による作業代の下落による利益率の低下
↓
現場でのご遺品の横領や社員教育の低下
↓
各地での不法投棄の増加
・・・というような流れが増えてきております。
弊社のブログも微力ながら発信続けることで、同じように「トラックパックは違法だ!」という同業他社さんのブログ記事も増えてきています。
ご依頼者様の中でもブログを読んで「違法業者には依頼しないようにします」と言って下さる方も増えました。
急ぎで不用品処分をしないといけない方も多い中、弊社ではトラックパックを行っていないので大変ご迷惑をおかけしております。
出来れば早目、早目のご相談、お見積りのご依頼を頂戴出来ると幸いです。
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