認知症患者のゴミ屋敷化は超高齢化社会・日本の社会問題!〜怖いのは火災

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

7月14日、札幌市西区のマンション「ムーネ24」で入居者4人が死傷した火災で出火元の1階の住人が「自分の部屋はゴミ屋敷だった」ということを供述していることがわかりました。

床に捨てたマッチの火がゴミに燃え移ったということですが、時折常識のない生活様式の人が常識のないことをしでかすものです。

弊社では認知症の方のゴミ部屋、ゴミ屋敷のご依頼も多いですが、こういった場合は致し方ない面もありますが、この仕事をしていて毎日毎日こんなにゴミ部屋があるのものかと驚くと同時に問題視しています。

こんな状態でよく生活していたなぁと思うことも度々です・・・。


ごみに囲まれた生活の弊害

ざっと考えられるだけで・・・

・美観面〜やる気が出ない、マイナスオーラーが出ている、汚くて友人知人を呼べない、自己嫌悪、自信喪失など。

・衛生面〜見たことがない虫の大量発生、カビ、ホコリ、ダニなどハウスダストの呼吸器、皮膚病、精神病の悪化など。

・健康面〜水回りが使用できないのでトイレ、ふろ、洗面所が使えない、キッチンがゴミで埋まり自炊が出来ないなど。

・孤独死の危険性が増す〜上記の理由で不健康でコンビニ依存で脂っぽいものや塩分や糖分の多い物の過剰摂取による急死の確率増。

・金銭面〜すぐに物を無くすので同じものを買う、小銭の散乱、貴重品の喪失、自宅の修繕費用など。

・人間関係の悪化〜悪臭、害虫などで周囲へ住人への迷惑。

・生命の危険〜トラッキング現象による火災の危険性増、ストーブによる引火など周囲に燃えやすいものが堆積している。

・水道破裂などの場合の工事遅れによる被害増大。

・ごみの重量による躯体へのダメージ、最悪の場合は床が腐って脱落。

・貸主側も部屋や家の資産価値下落

まだまだあると思いますが、まずプラス面はありません。


なぜこうなってしまうのか?

これについては弊社の過去のブログにも記載していますが、「本人がだらしない」ということも(若干もしくは全て)ありますが、病気や周囲の生活状況(ゴミ出しルールが厳しい、ゴミの区分が難しい)など様々な要因があり一概にだらしないでは片付けられないことが多いです。

ただ、なんにしても自分の意志や決断でそこから抜けることは可能です。

※認知症や精神病などで自ら判断できない場合は社会的に救ってあげる必要性があります。

そうしないと周囲の人に多大な迷惑がかかりますし、今回の札幌市西区の火災のように関係のない人の命、財産、生活、仕事まで奪ってしまう犯罪行為となってしまいます。

はたから見ているとゴミ屋敷の住人さんは「自分だけなら誰にも迷惑をかけていない」と思っている人と思っている人もいるかもしれませんが、実はゴミ屋敷住人の方も悩んでいることが往々にしてあります。

弊社で片付け後に泣いて感謝される方もいますし、やる気が出て生活が立て直せそうだという方も多く、感謝こそされ罵倒されたり後悔したという方は今のところ一人もいません。


3日間、江別市一戸建てのゴミ屋敷状態の片付け&清掃

今回ご依頼を頂きましたY様のお父様が一人で住んでいたのですが認知症がすすみ部屋が汚れていったそうです。

「片付ける、片付ける!」と言っていたそうですが、今回お父様の入院を期に室内を片付けることとなりました。

リビング 作業前

キッチン 作業前

お部屋の状態は多数のコバエやクモなどがいて、ニオイもきつめです。

1日目は3名で仕分け、梱包に費やします。

退院後に生活されるのでまずは不用品であるTHEゴミをまとめます。

カップ麺の空き容器、ペットボトルなどコンビニ系のゴミも多かったです。

ちょうど、作業中に定期預金に数千万円入っていた通帳も発見することが出来ました。

可燃、不燃、液体、生ものの4種類で仕分けしゴミ袋と段ボールに入れていきます。


2日目は清掃

2日目は2名で水回りの清掃を行いました。

浴槽はステンレスなので綺麗になります

目地も真っ黒でした

清掃後

天井の筋や目地も綺麗になりました

お風呂はカビが凄かったのと高圧洗浄機を使用出来たので時短が出来ました。

トイレはおしっこ臭がきつかったです。

どうも認知症の方はそういった傾向にあるようです。

キッチンはお湯に重曹を溶かし漬け置きをして油汚れを浮かせておけば翌日楽です。

油汚れはケルヒャーのスチームクリーナーで落としていきます。


3日目は搬出と床清掃など仕上げ

1日目にまとめたごみを外に搬出します。

その後、家具の移動をしながら床の清掃をします。

最初の状態覚えていますか?

キッチンも最初の状態覚えていますか?

同時に水回りの仕上げもしていきます。

最後に消毒剤を散布しておきました。


被害を増やさないように・・・

Y様からお話を伺う限りでは入院されたお父様がご自宅に返ってくることはないと思うとのことです。

1人で生活するには”危険”という判断です。

ゴミ屋敷化で何よりも怖いのは「火災」です。

火災の場合は隣家や近所の方へも危険が及びますので「認知症だったから許して」とはいかないものです。

もし自分の立場で隣家の方の認知症&ゴミ屋敷により火災で家族を失ったら・・・さすがに簡単には許すことは出来ません!

自宅内がごみだらけで自分が不快な思いをするだけなら良いと思うかもしれませんが、他人を災害に巻き込む可能性が非常に高くなります。

このような認知症患者(予備軍)が増える傾向にある日本の超高齢化社会では何らかの対策を早急に打たなくてはいけません。

何かというと「個人の人権」という言葉が出てきますが、それでは「汚い部屋に住むことが許されるのも個人の人権」という人も出てくるかもしれませんが、周囲の迷惑を顧みないというのは如何なものでしょう?

弊社では片付けと清掃までは出来ますが、家族問題までは介入することが出来ませんので法的に強権発令などは出来ません。

しかし、ゴミ屋敷が減ることで何かのお役に立てれば幸いです。(我々の仕事は防災の役目も少なからず担っているのかもしれません)

ここ最近は認知症絡みのご依頼も非常に増えております。

非常に難しい問題ではありますが、火災が起きて死傷者が出てからでは遅いです。

ゴミ屋敷の火災発生危険度は普通に生活している人と比べても数段危険なことは間違いありません。

同じ悩みを持つ方は一人で悩まずにご相談下さい。

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リライブル株式会社
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