軍港・横須賀市で勉強〜私欲ではなく未来のために尽くす人になりたい

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

さて1月27日は家財整理相談窓口の新年賀詞交換会&懇親会に参加するため東京出張です。

前倒しで本州上陸し今回は神奈川県横須賀市まで足を延ばし勉強です!

作業の話は一切ありませんが、「リライブルの経営者ってどんな考えを持っているの?」という興味がある方はお付き合いください。

軍港・横須賀

横須賀と言えば広島県の呉市、長崎市の佐世保市、京都府の舞鶴市と並んで「軍港」として栄えた街です。

そもそもの歴史は江戸末期に幕臣・小栗上野介忠順(おぐりこうずけのすけただまさ)が横須賀の地に横須賀製鉄所(後の横須賀海軍工廠)を作ったことがきっかけです。

この地で作られた戦艦などが日清、日露戦争で勝利の言動力となっており、「もし小栗上野介がドックを作っていなかったら?」と考えると日本を救った人物の一人なのですが・・・

知名度はいまいち・・・。

小栗上野介 横須賀市

小栗上野介忠順

一言で言えば幕府の要職を務めた超エリート官僚であり、超優秀な人でした。(おおざっぱすぎる?)

この当時に外国人と同等に渡り合える知識・胆力・度胸がある数少ない人物で日本人として知って欲しい人物の一人だと思います。

外国語が堪能で日米修好通商条約批准のためにポーハタン号で渡米し、地球一周して帰国した経緯をもちます。

なぜか勝海舟が船酔いしただけで何にも出来なかったという護衛艦・咸臨丸のことは教科書に書かれているので知っている人は多いのですが、小栗上野介は正使の同行であり目付だったので格上です。さらに言うと勝海舟はアメリカに上陸もせずにすぐに帰国しています。

こういった話をこのブログですると紹介しきれいない文字数になってしまうので興味があればググって欲しいのですが、日本で初めてこの人が定めたことなどもたくさんあります。

最終的には小栗の突出した能力を恐れた新政府軍が無実の罪を着せ斬首にしてしまいます。

こういったあたりが、田舎から出てきた教養のない薩長軍の限界を感じます。

明治を作った人達は実は薩長ではなく、旧幕臣のテクノクラート(技術官僚)たちが作ったものが多いということが見直されてきています。

 

脚光を浴びて欲しい人物たち

小栗上野介は幕臣・逆賊派だったこともあり、あまりクローズアップされておりませんが私はこういう歴史に埋もれてしまった、”敗者の美学”というのが好きです。

最近まで”天下の大逆臣”だった明智光秀も「麒麟が来る」でNHK大河ドラマの主役にもなりましたし、”非情の塊”石田三成もV6の岡田准一さんが主演した「関ケ原」が映画しました。(内容にはう〜んとなるところも多々ありましたが)

歴史的には敗者ですが、人物的には「私欲がなく国の将来や主家の未来のために戦い負けてしまった」という共通点があります。

歴史的勝者にすると正義の人が破れてしまったとあれば後味が悪いので極悪人に仕上げるのが世の常です。

世の中は必ず正しい者・強い者が生き残るわけではありません。

あと一歩で成功者となれたかもしれなかったが、紙一重で失敗してしまったのは何故か?

「勝った者が歴史を作る」とはまさにその通りだと思います。

家を残すことも大事ですが、名を残すことも大事・・・。

現在の家財整理・特殊清掃業界も色々な団体がありますが・・・どうなることでしょう?

関ケ原合戦場

GUNKOUめぐり

事前にネット予約をしていた“軍港めぐり”も見てきました。

専用の船で湾内を約1時間ほどかけて回るのですが天気が悪く艦内からの見学だった為、写真がガラス越しで綺麗に撮れなかったのが心残りです・・・。

それでも・・・

自衛隊の話題の護衛艦“いずも”やアメリ海軍の原子力空母ロナルドレーガンなどイージス艦、練習艦、補給艦、標的艦などおよそ20隻あまりが駐留していて、解説も面白く、大変見応えのある見学でした。

潜水艦”そうりゅう“もいました。

全ての艦艇の総額は数千億円〜1兆円くらいするんでしょうかね?

圧巻でした!

賛否両論があることはわかりますが、こういった戦備はいきなりは揃いませんし、人材も揃いません。

こうした準備と備えが変な隣国への“抑止力”となり国民を守るのです。

初日は天気も悪くなり、観光時間がなくホテルに帰りました。

一応、横須賀名物のネイビーバーガーを頂きましたが、まぁ観光客目当ての価格で“お高い”ですね。

戦艦三笠記念公園

日付は変わって1月28日です。あいにくの雨です・・・。

日露戦争の日本海海戦で当時世界最強と言われていたロシアのバルチック艦隊を破り、日本の連合艦隊を指揮した旗艦・三笠が飾られている公園です。

自国の独立を守るために重要な海戦において勇敢に戦い歴史的勝利を収めたことから「世界の三大記念艦」の一つとされております。(残りはイギリスの「ヴィクトリー」、アメリカの「コンスティチューション」)

北海道にも三笠市がありますが、名前の由来はそこではなく 奈良県の三笠山にちなんだそうです。

内部も資料館になっており、見て回ることが出来ます!

結構、ゆっくり見たい内容でしたが午後から家財整理相談窓口の理事会に参加するため駆け足で見ました。

連合艦隊司令長官・東郷平八郎

最近の歴史教科書では近代史を重要視していないのかあまり「東郷平八郎を知っている」!という若者は少ないと思います。

名前は聞いたことあるけど・・・ならまだマシでしょうね。

戦前、戦中は偉大な英雄の一人だったのですが昭和、平成、令和と時代も変わりました。

求めるヒーロー像は時代によって違いますから。

もし、日本海海戦で日本がバルチック艦隊に大勝利を収めなかったらその後の世界史はかなり変わったものになったことは間違いないでしょう。

欧米列強に虐げられていた植民地国の指導者たちが日本の勝利に勇気をもらい独立に繋がったとうことをもっと日本人は誇りに思っていいと思いますけど。

この勝利にあたり東郷元帥が後日語ったのが「小栗上野介が横須賀造船所を建設してくれたことが今回の海戦でどれほど役に立ったかしれない」と・・・。

因みに、東郷元帥は勝った側の薩摩藩出身です。

趣味と実益を兼ねて資料館巡りを行っていますが、過去の歴史を学ぶこと、そしてその足跡を本や映像だけではなく現地に行って見ることは大変勉強になります。


歴史を学ぶ意味

こうして過去の偉人に触れることで、新たな知識がインプットされ、ブログでアウトプットしています。

当たり前の話ですが、皆様からご依頼を頂き、利益が出ないとこんなことをやっていけません。

サラリーマン時代では絶対にこんなに自由には行動できなかったですから、この環境に感謝です。

格安業者には格安業者の言い分があるのでしょうが、私からすると「お客様に共感してもらえるように伝える努力はしていますか?」と思います。

価格が安い業者では悪いことをしない限り利益がそうそう出ませんので、自分への投資も出来ません。

そうなると良いビジネス循環は出来ないでしょう。

弊社にご依頼くださる方の多くは「料金ではない”価値”を見出してくれる方たち」だと思っております。

違う価値を見出す方

恐らく遺品整理にしてもなんにしても料金だけで選ぶなら「地域最安値」だとか「他社より高い場合は安くします」なんて表示のところを選ぶはずですから。

弊社は特に価格で勝負をしようとは思っていないですから、そんな安さをうたう文句は掲げておりません。

しかし、実際にはそうした格安をうたっている同業他社さんよりも安かったことはありますし、「適性価格」だと思っているので敢えてそんな文言は使いません。

価格の「高い」とか「安い」というには人それぞれの価値観であり、感じ方は千差万別です。

・「安物買いの銭失い」

・「うまい話には裏がある」

よく考えてみて「こんな金額設定で経営が成り立つわけないだろう!」

ということはある程度の社会経験があればわかるのですが、情報弱者・勉強不足だと騙されてしまうのです・・・。


今からこの業界で起業するか?と聞かれたら・・・

正直申し上げますと、格安業者だろうとなんであろうと「正しい商売」をしているのであれば良いのですが、実際には経営を知らない業者だと生き残っていけないでしょう。

年々、宣伝広告費も増えてきますし、新しい道具や新しく人を雇うなどしていけばバンバンお金は出ていきます。

「働き方改革」もあって「ブラック企業はダメだ!」という風潮があり、長時間労働も出来なくなってきていますから昔のように「とにかく安くても数をこなそう!」という時代でもないです。

個人事業者や一人親方のような人は労働基準法適用外なので従業員が居ないで一人だけならそれもいいですが、いずれそれでは自分自身の身体を壊して倒れてしまいますし、社員育成や後進育成などはもっての他でしょう・・・。

市場価格を破壊し、雇用も守れない業界に優秀な人材が就職したい!なんて思うようになると思いますか?

かなり周囲の労働環境なども変わってきているので家財整理業者も大半が経営が難しい時代です。

それに比して独立起業を煽る者も多いのですが、「誰にでも出来るということはみんなが出来る分、廃業も多いのです」

私も「今から独立して成功出来るか?」と聞かれると「もうこの業界に新規参入するほどおいしくないから別分野でビジネスをする!」と答えるでしょう。

一昔前はいざ知らず、そんなに皆さんが思っているほど甘くも、おいしくもない業界になっています。

起業したてのド素人に依頼するより実績がありきちんとした企業に依頼するが当然ですから、先行している企業が有利です。

新規参入者が介入するにはチャンスも薄くなってきていますからね。

北海道で雇用の受け皿になるべく頑張る!

・「事業には力及ばず失敗したけどこの仕事は好きだから続けたいという人!」

・「特殊清掃の仕事でよりレベルの高い仕事をしたい!」

・「今後、特殊清掃業界で生きていきたい!」

・「やりがいがあり感謝される、子どもに誇れる仕事をしたい!」

・・・など志のある将来の人材を育てる、受け皿になるべく日々頑張っております。

実際にはまだまだそんな大きなことを言える会社規模レベルではないのですが、「想い」はそう思っております!

今後、「この業界で働いてみたい」、「この業界の実情を知りたい」という方はまずはメールにてお知らせください。

何かアドバイスが出来るかもしれません。

家財整理相談窓口のセミナーの様子は次回のブログに掲載します。

思いやりの心

社名に掲げる信頼される企業を目指す!
リライブル株式会社
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