豊頃町と帯広市へプチ旅行〜北海道開拓精神を学ぶ!

ジュエリーアイス

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

土日の休みを利用して豊頃町で話題の「ジュエリーアイス」を見るためにプチ家族旅行をしてきました。

この自然現象がみられるのは1月中旬〜2月ごろで、天気の良い日を狙っていくにはタイミングが余程良くないと難しいですのですが、金曜日の夜に「日曜日は天気が良さそうだ」ということで急遽の計画です。

自宅から豊頃町までは片道200km以上あるので十勝川幕別温泉で一泊し、世界でも珍しい”モール温泉”に入り翌朝に豊頃町に移動しました。

幕別温泉

ジュエリーアイスはただの氷の塊?

十勝川を覆う氷が太平洋に流れ出し、河口の大津海岸に打ち上げられることで磨かれ氷の塊が太陽の光を受け綺麗に見えるという現象です。

ニューヨークタイムズ電子版の科学欄でもこの川と海と気温が適度にマッチングする箇所が重要で「世界的にも珍しい現象」と言われています。

十勝川方面の氷※ドローン・スパークにて十勝川方面を空撮

氷と言えば”流氷”に似ていますがこちらはロシア方面から流れてくるので氷塊がどんどん大きくなりどでかい塊になって網走市や紋別市などの海岸に辿り着くのが有名ですよね。

豊頃町の場合は”透明度が高い”ことや”適度な大きさ”が人気です。

下記の写真は海岸側です。

海岸に打ち上げられた氷

長年地元の方にすると何でもない光景だったのでしょうが、町出身で英語学校を経営する浦島久さんが「ジュエリーアイス」という名前で紹介することで爆発的に有名になりました。

一見すると「ただの氷の塊」が観光資源となっていく様は不思議な感覚で、『無から商品価値を作る』という参考になります。

我々の仕事である家財整理業も『ただ不用品を捨てるだけでしょ?』というところから、”付加価値を見出し、ご依頼者様にその価値を与えることが出来るかを考える”ということに共通する事項かと思います。

残念ながら私たちが伺った時はあまり綺麗な氷が多くなくてイメージしていたような写真は撮れませんでしたが実際に見に行って、周囲の様子や気温、道筋などを体験することが大事なことかと思います。

ジュエリーアイス 無い

砂が付いていない綺麗な氷を探して、こうやって積み上げたりしやすいので自分なりの写真を楽しめるというわけですね。

今後訪問する方へのアドバイスとしては、素手で氷の付いた砂を溶かしながら取っていけば綺麗な氷をGETできます。
そのために砂のついた手を拭くのにタオルを用意するといいかもしれません。

ハルニレの木と二宮尊親

豊頃町のシンボルマークである『ハルニレの木』も見に行きました。

ハルニレの木 空撮 ドローン※ドローン・ファントム4にて空撮

雪が少なくて道路は走りやすいのですが、冬は雪が無いと美しさも半減以下になってしまうので北海道観光としてはつまらないですね。

「これぞ十勝晴れ!」という感じの青空だったのが幸いでしたけど・・・。

余談ですが、豊頃町は二宮金次郎で有名な二宮尊徳の孫である二宮尊親が開拓を手掛けた街でもあります。

「豊頃町二宮報徳館」という資料館もあるのですが4月〜11月しか開館していないとのことで寄れませんでしたが経営者として学ぶべ事、肝に銘じておくことが多々あります。(過去に一度訪問経験あり)

おじいちゃんである二宮尊徳は「報徳思想」を唱え「経済なき道徳は戯言であり、道徳なき経済は犯罪である」という言葉が有名です。

日本の大企業で不正が明るみに出るたびに、経営者にこそこういう「教養」を身に着けて欲しいと思うものです・・・。

この業界も違法業者が跋扈していますが、いずれそういった業者は自然淘汰されることでしょう。

帯広市の百年記念館に行ってくる

その後は帯広百年記念館に行きました。

帯広市の開拓は依田勉三率いる『晩生社』が明治初期に入植し、友人が訪ねてきたとき出された食事が「まるで豚のエサを食べているかのような食事だ」と言われるほど貧しく、開墾や会社も思ったように進まず、撤退者や死亡者が出てまさしく血へどを吐くような苦労をして成し遂げました。

元々依田勉三は今の静岡県伊豆市の豪農の生まれで、福沢諭吉の慶應義塾に入塾するほどのエリートだったのですから150年以上前の未開の土地の開拓をされたことは本当に頭が下がります。

最終的には晩成社は事業の赤字が嵩んで解体となってしまいますが依田勉三たちの『志』・『開拓精神』は現在まで各所で引き継がれております。

代表的なものとして六花亭のマルセイバターサンドの包装紙に〇に成という字が入っているのは晩成社の一字からとっているそうです。

マルセイバターサンド

帯広百年記念館から車で15分ほど離れている帯廣神社の向えに中島公園という敷地に『依田勉三之翁像』があります。

ちなみにこの”中島”というのは歌手・中島みゆきさんの祖父で帯広市議会議長なども務めた中島武市さんが戦争時に一度解体されてしまった銅像を再建した記念に”中島”の名前がつけられたそうです。

更にこの敷地の斜め向かいには中島みゆきさんやドリカムの吉田美和さんの母校である帯広柏葉高校があります。

アナウンサーの安住紳一郎さんもこちらの学校出身だということです。

そのほかにも調べると沢山の著名人を輩出している高校でびっくりしました。

依田勉三 北海道の偉人

どさんこのDNA〜開拓精神

依田勉三さんや二宮尊親さんとか当時の未開の地である蝦夷・北海道を開拓してくれたご先祖様たちが居なければ今の生活はないので改めて『感謝』しかないです。

自社の話となりますが特殊清掃や消臭の技術などは本州から得た物は多いですが、北海道は北海道で気温や湿度、住宅の造りなどが全く違います。

本州の良いところを吸収しながら、北海道独自の技術に昇華することが北海道出身企業としては大事かと思います。

ちょうど、今回の『ジュエリーアイス』の話は私が尊敬する㈱Beクリーンさんのブログを見たのもきっかけだったので、北海道の特殊清掃・消臭業の開拓者の一員となれるように頑張りたいと思います。

依田勉三さんと二宮尊親さんも開拓者同士で交流があったそうですから(笑)

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