こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
令和元年11月28日、急に雪が積もり一気に冬景色となりました。
そんな今日は『生前整理』について少しお話をしたいと思います。
近年、終活ブームの影響で「生きているうちに片づけたい」、「子どもの迷惑になるから片づけたい」という方が増えました。
※病院や施設に入居するので「片づけなくてはならない」という方達とは別です。
本人がそう本気で思っているのであればいいのですが、ブームに乗っかって片づけるのは私は反対です。
その理由を述べていこうと思います。
生前整理が不要な方
まず、北海道の世間一般のお宅で一軒家(4LDKくらい)でプラス車庫&物置というモデルケースだと片付けに30〜100万円(廃棄物量・買取の有無などにより前後はありますが)あれば大抵のお宅は大丈夫です。
ですから、当人の死後に入る生命保険だったり、預貯金がそれなりにある方の場合はお金で解決してしまえばそれほど問題ではありません。
日数も2日〜5日間くらいあれば大抵は片付きます。
当然、不用品が少ないのであれば1日で終了することも可能です。
・台車や段ボールなどの道具を用意することから始める方
・廃棄方法の知識もなく、仕分け方法で苦労する方
・大型家具や家電の運搬経験が無い方
・重量物を持ち運ぶ人手もない方
そういった一般の皆さんだったら、下手に自分たちで片付けをしようとせずプロに依頼することで時間を有効に活用できます。
案外、知人に依頼したほうが気を使ったり、お金が余分にかかってしまうというケースもあります。
「餅は餅屋」に「家財整理は専門店に」依頼する!
これが重要です。
子どもに迷惑がかかる・・・という理由
ですから、上記のお金がある人は家財道具や生活用品はそのままでもいいと思いますし、「まぁ、自分が育てた子どもに迷惑をかけてもいいじゃないですか!?」というお話です。
なぜなら子どもを育てあげて、子どもが親の面倒を見ることは恩返しにもなりますし、逆に大変な思いをしたほうが後で考えると印象深い思い出になるものです。
あまりにも早く生前整理を開始して、結局捨てた物を買い足したりしては本末転倒です。
まだ起こり得ていないことに対して考えておくのは良いことですが、それがストレスになっては意味がありません。
少しブームに踊らされているという気がしないでもないと思っています。
でも、お金や土地など動産、不動産については「争族」にならないように「相続」に関することは早めにした方がいいでしょう。
※弊社は相続ファシリテーター協会の賛助会員であり士業関係の知り合いも多くご紹介することも可能です。
思い出のモノや趣味のモノは捨てない!
注意して頂きたいのはよく「思い出の品」だとか「趣味のモノ」まで捨ててしまって後日後悔をするということを聞きます。
昔の方は旅行にいった時のアルバムや子どもが小さかった時の写真などは夫婦で見返して人生を振り返るきっかけとして持っておくことをお勧め致します。
デジタル化した現代だとデーターで残すほうが効率的なのでアナログ写真からデーター化するという人も多くなりました。
暇でやる気があれば自分で機材を揃えても出来ますし、専門家に依頼しても出来ます。
アルバムは大量になると重いですし、邪魔なのですが捨てるのはいつでもできますが、写真を戻すのは難しいです。
生前整理をして「すっきりした!」という方もいますが、「寂しい」と思う方も多いのでよく考えて行動してくださいね。
見られたくない物は捨てる!
男性にあるあるですが、ちょっとHな物や昔の恋人から貰った思い出のモノ(ラブレターや写真など)などは捨てておいた方が、死後何かと評価が下がってしまうので思い切って捨てましょう。
死後、トラブルになる可能性が高いのが『デジタル遺品』と言われているものでパソコンやスマホにもそういったモノがあると奥様や娘様から卑下されてしまいます。
孤独死の男性のお部屋ではアダルト関係のモノがよく見つかりご親族が恥ずかしい思いをすることもありますのでホドホドにしておくことが肝要かと思います。
お金が無い方
そうは言っても死後も「お金が無い!」という方は生きているうちに片づけて下さい。
こまめに地方自治体のゴミ袋にいれ常識の範囲内で少しずつ片づけていってください。
得てして、生前整理を事前にしようとする人ほどお金があり、必要性がないのですが、お金がない方は不用品だらけという方を多く見てきました。
必要な物にはお金をかけて不要な物にはお金をかけない。
案外、100均のモノを安いからと言って大量に買っているお宅がありますが捨てる時のことを考えていますか?
そう考えると便利だし安いのですが、環境にもやさしくないので私は最近100均を利用することはめっきり減りました。
こういったことにも人間性やお金に対する考え方が現れます。
人間特有のモノ?
モノを溜め込むくせがあるのは人間の本来の習性のようで、「災害でいつどんなことがあるかわからない」ということから起こる防衛本能の一種です。
これが過ぎると『ホルダー』というモノを過剰に集めてしまうゴミ屋敷住人のような精神疾患になってしまいます。
逆にミニマムに生きている人は「身一つでもなんとかなる」と考えている楽観的で生きていくことに自信があり実行力のある人が多いようです。
いずれにしても毎日のように家財整理をさせて頂いておりますが、人類の歴史上これほど無駄にモノに溢れている時代はないのではないだろうか?と思うお宅が多いです。
今後は物を保有しないで済む時代が来ます。
データー化によるペーパーレス化が進んでいますし、車や服、高級時計、家具などレンタルやリース業界も発展し「保有することが豊かさの象徴」ではなくなり「必要な時に借りる」時代になってきています。
地球資源を無駄に使いCO₂を大量発生させる、環境汚染をするなどは企業としても支持されませんから一昔前の大量生産、大量消費を礼賛していた時代ではなくなっています。
我々のような家財整理業者も今はたくさんいますが、団塊世代、団塊ジュニア世代が居なくなれば不要になってくると思います。
そうは言ってもゼロにはならないと思いますが、最終的には必要とされる本物しか残らない時代が来るでしょう。
弊社もその時に生き残っているのか?数年後は違うことをしているのかわかりませんが頑張って「選ばれる企業」になるべく家財整理専門店・ワンストップサービスを強化すべく各関係業者さんとの連携を図っております。
生前整理のご相談については下記のフリーダイヤルかメールにてお気軽にご相談下さい。
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