灯油を大量に漏らしてしまった!ネットで調べた方法では消せないでしょう・・・

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

9月はお陰様で大変忙しくさせて頂きましたが、だいぶん業務量が落ち着き10月はそれほど忙しくはなさそうな雰囲気です。

不思議と現場が忙しかった次の月は落ち着くというのが定例パターンとなりつつあります。

まぁ、ず〜っと忙しいと”明るい仕事ではない”ので心にも身体にもスケジュールにも余裕が無くなるので、頑張り過ぎは禁物と思っております。

まさしく徳川家康公の「過ぎたるは猶及ばざるが如し」です。

近いうちに静岡県に観光したいと思う今日この頃です。

「やり過ぎはやらなすぎよりもダメだから何事もほどほどにしましょう」という格言

最近の仕事の流れは床下の漏水現場と灯油漏洩現場を掛け持ちしながら、その合間を見つけて家財整理をするというスケジュールとなっております。

灯油が漏れてしまった場合の対処方法

ポリタンクから少量が漏れた場合はネットなどで検索してすぐに出てくる民間療法で解決することは可能ですが、灯油タンクのホースから数十リットル〜数百リットル漏れてしまうような場合は民間療法ではとても消臭は無理です・・・。

無理ですと書きましたが、「ニオイが我慢出来る」とか「気にしないから大丈夫」という場合は別に構いませんが、灯油臭は頭痛がしたり吐き気がしたり、そういった臭いを嗅ぎ続けると精神的にも身体的にも良いことはないでしょう。

ネット情報で申し訳ないのですが「灯油 頭痛」と調べると【ニオイが不快⇒ストレス⇒脳の血管が異常⇒頭痛】というお話がよく出てきます。

確かに、この灯油臭が嫌いな人(極まれに好きな人もいるようですが)にとっては十分ストレスとなるでしょう。

灯油で頭が痛くなるのはなぜ?

まして、弊社によく依頼が来るのはマンションやアパートで上の階に住む人が灯油を漏らしてしまって、階下の人に迷惑がかかってしまう・・・。

このパターンが非常に多いです。

こうなった場合は漏らした上の階に住む人よりも漏らされた階下の人の精神的苦痛はいかばかりでしょうか?

灯油の臭いは放置していてもすぐには消えません

消臭の基本は臭いを発する物を除去することから始まる

このように下の階まで漏れてしまった場合は早急な対応が必要となります。

一軒家で自分しか住んでいないから時間が多少かかってもいいという場合は換気をひたすら繰り返してもいいでしょうが、短時間で臭いを激減させるためには灯油が染みてしまった箇所の屋内解体が必要となります。

また、灯油はご存知の通り液体ですので、どのように灯油が漏れてしまったのか漏洩経路の確認も重要になります。

そのためには下の階の天井、壁など躯体以外の解体が必要となることが多いです。

案外、天井部にクラック(ヒビ)が入っていてそこを中心に広がってしまうことが多いです。

それが漏れた灯油の量といつから漏れているかによっては甚大な範囲となってしまうとリフォーム代はもとより作業代等も割高になってしまいます。

表面は大丈夫に見えても裏側に浸透していることもあります

灯油を自室で管理する際には十分に気を付けてください

◎ポリタンク底の破損はないか?
◎保管場所は問題ないか?
◎万が一ポリタンクが漏れていた為に養生をしているか?

あと、一番重要なのは灯油が漏れて損害が出た場合に保険金が出るか?

これはとても重要です!

場合によっては階下の方に作業中は一時的にホテルや他の住居に移って頂く場合もあります。

そうなった場合の補填は、全て自腹だったら大変な出費になります。

また、家財・家電を濡らしてしまった、高価な美術品やコレクション、骨董品を汚染させてしまった等、損害賠償も必要となります。

建物が古くなると灯油の銅管が傷んできたり、室内のストーブから出ているゴムホースが自然劣化して傷がついていたり意外な場所から漏れてしまうこともあります。

今後、北海道各地でも古くなったアパートやマンションの設備の経年劣化による破損の事故が多発してくることが予想されます。

そういった際でも慌てないように保険範囲なども確認することが北国に住む人間としては必要でしょう。

保険金が出れば金銭的負担が軽減されるので精神的にも楽になる

消臭の具体的な施工方法・・・は企業秘密です

施工方法は企業秘密と書きましたが、依頼者様には当然施工方法はお伝えしますのでご安心下さい。

最近はオゾン脱臭機を買っただけで「消臭出来ます!」という業者さんも増えてきたので敢えてここでは公開しませんし、過去のやり方よりも改善したり進歩したりしていますが条件が違えば同じ施工方法とは限らないので誤解を招くといけないので載せません。

一昔前はオゾンで灯油臭も消せる(ゼロではないが)とメーカーさんが言っておりましたが、オゾン脱臭機と灯油は相性が悪く機械を回し続けただけでは臭いは取れませんと明言しておきます。

オゾンは最後の空間消臭で使用することはありますが、基本的には灯油を除去する作業が大半となります。

「どのように灯油を中和するか?」が鍵です。

弊社でもまだ色々な薬剤や洗剤を購入し試行錯誤しながら行っております。

◎高価だが効果も高い薬剤

◎前の業者が使用した中和剤のニオイを消すための薬剤

◎室内に人がいるので健康被害がないように環境にやさしい薬剤

◎時間をかけてもいいが安価で対応して欲しい場合の薬剤

・・・灯油消臭の方法を確立した!というほどではないので色々と試しながら行っております。

余談ですが・・・

カルモア製 プロバストップ

 

灯油現場では使用しませんが、弊社では下記のような超高額な防カビ剤も使います。

全部で16Lで驚きのこれで約35万円です!!

これから気温が下がると消臭作業の効率が悪くなる

今後は気温が下がる一方の北海道・・・。

やはり夏場の方が消臭作業は短期間で出来るイメージです。

冬場でもストーブなどが使えない場所だとちょっと苦戦してしまいます。

ですから北海道は北海道の気候や気温、建物に応じた消臭作業を確立させないといけません。

全国的に見ても灯油臭の消臭をしている特殊清掃業者はかなり少なくリフォーム業者さんでは対応できない場合が多く困っているようです。

不完全なままリフォームしても臭いが戻ってきて「やり直し!」となる事例は多いみたいです。

保険屋さん、リフォーム業者さん、管理会社さん、不動産屋さん・・・

料金等はお電話かメールにてご相談下さい。

社名に掲げる信頼される企業を目指す!
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