こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。
先日、前々日と2日間に分けて行いました札幌市中央区の3LDKのマンションでの生前整理が完了しました。
資産家の方で、多方目の趣味をもち、読書家だったことがうかがえるお部屋でした。
今回ご依頼頂きましたI様宅は買取可能品が大変多く、専門書、洋書、DVD、CD、楽器、絵画、書道道具、高級食器、家電品と多岐に渡り段ボール30箱近くを買い取らせて頂きました。
買取品が多かったので廃棄代、作業代から大幅値引きさせて頂き弊社も嬉しく思いますが、ご依頼者様にとってもお値打ち価格で家財整理が行えたので「双方が嬉しい」という現場でした。
基本的に部屋のあちらこちらは物で溢れていましたし、搬出経路が長いマンションで養生も必要だったので人手や台車などの道具も必要ですし、自分たちでは到底出来ないであろう物量でした。
弊社5名で2日間の作業で廃棄量は20㎥でした。
本はかなりの重量ですから、段ボール一つでも20〜30kg位はあり重いです。
一つ二つならいいですがこれが何十箱となると腰が痛くなりますので高齢な方や体力に自信のない方はやめておいた方がよいでしょう。
ちなみに作業開始前に鍵をお預かりして、作業完了後に確認に来て頂いておりますので作業中の立ち合いは一切なしです。
作業前後の写真を掲載します
①リビング
本棚やクラシックのCDやDVDなどが沢山あったのですが、写真の撮り方が悪くてよくわからないと思いますが、写真で見るよりも数倍は物量がありました。
ある程度は事前にI様の方で貴重品などは抜き取っている状態ですが、それでも弊社では買取品が多かったです。
「え?こんなものも査定額が付くんですか?」という場合がございます。
「自分は不要でも必要とする場所がある」ので、今後出来る限りそういった物を増やしていけるといいなと思っています。
②和室
こちらはタンスの中身や本などでいっぱいでした。
(左側にも物がありますが写真には写っていません。)
③寝室
ベッド×2と大型本棚、クローゼット・・・
④書斎
こちらも本、CDの山です。写真逆側にもあります。
探索品を探し出し、”お渡しする”のが遺品整理士としての務め
あまり写真を撮っていなかったで作業中の風景などはないのですが、最初にご依頼様が「母親の結婚指輪を探して欲しい」と言われていましたがご希望の品を発見することが出来てホッとしています。
部屋の中には婚約指輪よりも高価な品物が沢山ある中で、この品は探して欲しいということだったのでご母堂様にとっても思い出の品だったんだろうと思います。
こういった品を探し出すことが出来、お渡しできることは何より嬉しく思い”やりがい”を感じます。
弊社の岸野部長が発見しましたが、歳は若いですが10年以上のベテランです。
中には換金性の高い物を勝手に持って帰ってしまうような業者もいるとかいないとか・・・。
あまりにも格安な場合がそういった行為も疑って下さい。
どう考えても利益が出ないような仕事の受け方をするのは”安いなりの理由がある”と思うのですが皆さんはどう思いますか?
監視カメラ、ドライブレコーダーなど防犯に役立つが・・・
またこれはサービスの一環なので必要なこともあるのかもしれませんが、作業している様子を携帯で見れるようなサービスを行っている業者さんもあるそうですが、私が作業員の立場なら「社員を信用していないのかい!」と思いますし、依頼者にすると「あんたらは信用できないからモニターで見てるわ」と言われているようで「うちは信頼のない会社なんです」とアピールしている気がします。
まぁ、人が成すことですから万が一がないようにそういうサービスがあった方が安心だと思う方はそういったサービスを利用するしかないですが・・・なんか哀しいです。
しょせん、カメラが見えないところでは何をしているかわかりませんし、死角に入ればカメラなんてどうとでもなりますからね。
ご依頼者さんも本気でずっと作業風景を見ていることもないでしょうし、死角も全くなく撮影し、高画質で録画もしているとは思えないのでご依頼者へのアピールの意味合いが強いと思いますが私は正直こういう仕組みは好きではありません。
相当、自社の社員に対して信用していないんでしょうね。
◎不正を作ってしまうような環境を作らない
◎不正を行ってもバレない環境を作らない
◎不正をしても悪びれない人を雇わない
◎不正をすることが格好悪い、自分にとっても損だということを伝える
経営トップが上記を自覚し、社員教育として常日頃から伝えることが大事だと思います。
「天網恢恢疎にして漏らさず」は私がいつも心に置いている言葉です。
天の網目は広く人の不正を見逃さない、また不正は他人が知らなくても自分が知っています。
まして遺品整理など故人の物であれば天から見ているかもしれませんよね?
「それはお前たちのために遺した物ではない!」といずれ天罰が下るかもしれません。
弊社では現場の物を勝手に「横領・窃盗した場合は懲戒免職」と伝えていますし、”横領・窃盗と疑われる行為”をするのもダメと伝えています。
作業現場で現金が見つかり、「あとで届けようと思ってポケットに入れていた」なんてのはたとえ本当だったとしてもアウトです。
疑われないようにすぐさまに上長に報告するべきです。
そして、目先のお金を得るよりも弊社をやめる方が損ということがわかればそういうことはしないものです。
待遇が悪い、給料が悪い、経営者も同様なことをやっている・・・などブラック企業や心無い企業であれば目先のお金に目がくらんでしまうことも考えられます。
弊社は決して高額な作業代とは思っていません。
廃棄代そのもの、人件費、その他会社を維持するのに必要な経費、納めるべき税金・・・そういった物を含めた金額をご提示し、その内容説明に納得して頂ける方からのご依頼を頂いております。
”安ければ安いほど良いという考えの方”は弊社は逆にご遠慮いただきます。
あくまでも「適正料金」だと思っておりますし、皆さんが「これは大変だぁ・・・」と思うことを代行しているわけですから、それなりの対価を頂くのは資本主義社会においては至極真っ当なことだと思いませんか?
刀剣の買取について
少しお話が反れてしまいましたが下記の短刀についても当初は「家の中のどこかに”登録証”があるはずなんだけど?」ということだったのですがこちらも無事に見つけることが出来て買取をさせて頂きました。
今回の短刀は制作者不明の「無銘」なので大量生産品はそれほど高値は付きませんが当然買取可能です。
道外ではこういった美術品や骨董品がたくさん出て来るそうです。
歴史がある場所だとそういった「お宝」があるので遺品整理業に参入する業者が後を絶ちません。
北海道は開拓されてまだ150年と歴史が浅いので本州から移住してきた方が持ってきた物や小樽や函館など漁業で大成功を収めた資産家が収集したモノ以外は一般のお宅からゴロゴロとお宝が出てくることは稀です。
私も「細工をされた美しい火縄銃が欲しいな」と思っていますが、北海道では一度も見たことがありません。(数百万円します)
この「登録証がない」、「紛失したことが判明する」と警察に届けないと銃刀法違反になってしまいます。
家財整理中に刀や銃などが発見され、登録証の有無がわからない場合は作業を中断しないといけなくなりますので、もし「うちにも刀あるけど登録証を無くしたなぁ・・・」と明確にわかる方は最寄りの警察署に再登録の手続きを事前に行って頂けると助かります。
搬出後の清掃
家財道具の搬出後は綿埃がかなりあり汚れていた状態でした。
永く住んでいるとどんなに綺麗にしていても綿埃などが家具の裏側に溜まってしまうものです。
ですから弊社では必ず天井、壁のスス払い、床の掃除機かけは無料で行っております。
広いお宅だと掃除機かけでも30分以上かかることもありますので意外に依頼者様が行うのは面倒な場合があります。
不用品処分業者だと部屋の中の物を出すだけで埃だらけのままで引き渡すということも多いと聞きます。
また、マンションなどの共用部も作業後にゴミを拾いクレームが無いように努めています。
当たり前のようにみえて、こういったことをしていく業者は少ないようで管理人さんからも「お宅らは作業後に綺麗にして帰ってくれるから助かる、また何かあったらお願いします。」と言って頂くこともあります。
家財整理をサービス業として考えている業者はどれくらいいるのだろう?
私共はただ部屋の物を捨てる不用品処分業者ではなく家財整理専門店としてサービス業と考えております。
他人のお宅にお邪魔させて頂く仕事であるからには身なりや挨拶などはきちんとすることは当たり前、不信感を抱かせ不快な思いさせないようにと努めています。
※私が逆に依頼する立場なら絶対に「身嗜みがきちんとしていない」、「言葉遣いもなっていない」、「汚らしい」という業者は嫌です。
またいかにも「胡散臭い」という人間もオーラというか、人柄が外見に出てしまうものです。
これを自覚していないような人にも家に入って欲しくないと思います。
ですから、弊社では力がある、知識がある、仕事が出来るということは前提ではありますが「人間的に誠実であらねばいけない」と思います。
どんなに仕事が出来ても誠実ではない人間は家財整理業に就いてはダメだと思います。
少し偉そうなことを書きましたが今後、まだまだ足りないところも補って”より良い家財整理専門業者”を目指し、皆様に必要とされる企業になるべく邁進して参りますのでご支援、ご鞭撻のほど宜しくお願い致します。
社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
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