家財整理、特殊清掃を依頼する際はよく調べてから依頼しましょう!

こんにちは、北海道の家財整理業界の情報公開に努めるリライブル株式会社の鈴木です。

前回のブログ更新から1週間以上経過してしまい、「あまり忙しくない」なんて書きましたが・・・

・・・嘘をついてしまいました。

 

既に4月中に確定している作業を含めると弊社の過去最高の月間売上を更新中でめちゃ忙しいです。

 

嘘をついてすみませんでした<(_ _)>

 

4月から始まっている超大手さんからのご依頼の火災現場の特殊清掃は契約上ブログ等で現場公開出来ないので掲載出来ませんが、それと並行して特殊清掃、遺品整理のご依頼をうけ連日行っております。

 

お陰様で連日お見積りのご依頼も多く頂いておりますが、なるべく多くの方のお役に立てるようにスタッフ一同頑張っております。

特殊清掃のご依頼が多い!

 

特殊清掃の依頼の中で孤独死現場は今年の1月から多いなと思っていましたが、特に多く感じます。

 

毎週どこかしらで行っています。

 

孤独死現場は年々増えてくることが予想されていますが、本当に特殊清掃を行える業者がどれほどあるのか?(片付け、簡易清掃までしか出来ない業者が大半でその後の消臭、リフォームまでの原状回復を行える業者のこと)

 

北海道では遺品整理、生前整理を行う業者は多いですが、特殊清掃業者に関してはあまり増えているという実感がありません。

家財整理系はリサイクルショップ業者や個人事業主でも行えますし、自己資金もそれほど必要ありません。また特別な技術や知識もそれほど必要ではありません。

 

家具などを部屋から搬出する技術や体力、古物に関する若干の知識があれば出来ます。

本来であれば”廃棄に関する法律”も知っておくべきなのでしょうがそれはおざなりな業者が多いのは不思議ですが。

 

「作業代」をもらえるうえに、「商材」も得られる2度おいしい商売なので今後も参入業者は減ることはないでしょう。

 

新規参入業者が増えて市場の価格破壊をし、異常に安い金額で仕事を請け負い、売れる物だけ抜いて、ゴミは不法投棄が増えていくという図式が数年後には現実化していそうです・・・。

 

”オレオレ詐欺”などのように「人を騙してでもお金儲けをしたい」という人は古来からいなくならないものですから、不法投棄なんて屁とも思っていない業者も多くいることでしょう。

 

「モラルよりもお金が大事」という人が多いということはこの業界に属して理解することが出来ました。

 

価値観が違えば、そういうことも平気な人種というのはいるものです。


本当は買い取れるような物も無料で盗んでいく
貴重品・現金が出てきても盗んでしまうような業者も多いでしょう。

 

でも、それは依頼した方が自分で選んだ業者なので致し方ないことだということも言っておきます。

 

遺品整理などで作業自体の見積書、契約書以外に物品売買を行った際に売買契約書などの控えは貰っていますか?

 

行政もそろそろ本腰を入れて、専門の指導をする部署を強化したり、見せしめの逮捕者を出していくなりしないといけない頃合ではないかと思っております。

 

そうしないと真面目に運営している業者にとっては迷惑でしかないからです。

最近では「遺品整理士を持っているから安心」「〇年連続、優良事業者に選ばれました」と表示して実際には違法行為をしている業者も多いので簡単に信用せず自分でよく調べてから依頼するという自己防衛が必要となってきています。

 

哀しいことですがそれが現実です・・・。

 

遺品整理と特殊清掃は違う職種です

 

一般の方からすると遺品整理も特殊清掃も同義語で「遺品整理が出来れば特殊清掃も出来る」と思っている方は多いと思います。

 

実際は特殊清掃ができる業者は遺品整理は出来ますが、その逆は出来ない業者が大半です。

 

よくホームページ上でも「特殊清掃、消臭も行います」と書いているにも関わらずやっていない業者は多いです。

よく見て頂くとわかるのですが実績を表すブログであったり作業中の写真などが全く無いという場合は疑ったほうが良いでしょう。

 

作業内容や保有している装備品を見ればどれくらいのレベルなのかはある程度同業者であればわかるものです。

 

特殊清掃となると再利用、再販出来る物もほぼ無く、専門の資機材を揃えるのに資金が必要となってきますし、知識、勉強も常に必要となります。

 

そのため遺品整理と違って2度おいしいというわけでもなく、初期投資もかかるので、本格的にチャレンジする人は圧倒的に少ないです。

 

機械や道具に投資したからと言って必ずしも定期的に依頼が来るとは限りませんし、投資した分の金額を回収できずに廃業、撤退していく人を見てきました。

ただ道具があるだけではだめで、「営業力=集客力」も必要となります。

 

依頼をして頂かないと特殊清掃業者と名乗っているだけで実績がありません。

 

また”特殊清掃”というだけあって、非日常の特殊な事例なので実際に自分の身に降りかかって業者を探す方が多いと思います。


営業をしたからといってすぐに依頼に直結する仕事ではないというのも難しさの要因の一つです。

 

そして、依頼をもらい続けるには「志」と「想い」がなければ難しいでしょう。

 

単純に「儲かるから」という理由だけで特殊清掃をするのであれば違う仕事をした方が余程儲かると思います。

 

なぜなら、体液や血液、ニオイ、虫などが生理的に苦手な方がいます。

 

これに対処する「適性」が必要となりますので誰でも出来るというわけではありません。

 

「困った人の役に立ちたい!」という想いが強く、そういった社員やスタッフが集まるような企業ではないと永続していくことは難しいことだと考えております。

 

人手不足で倒産する企業があるくらいですから、人が集まりにくい職種に手を出すのは余程のことが無い限り難しいと思います。

また、せっかく人を確保出来たとしても人材が育つにも時間がかかります。

 

人材育成は長期的な経営戦略がないと難しいでしょう。

 

とにかく「作業代を安くすれば依頼がくるだろう」という経営センスではダメでしょうね。

 

すぐに人が辞めていってしまう職場環境では成長していかないので、スタッフ教育が続けられるような経営をしていかねばなりません。

 

特殊清掃はクサイ、キタナイ、キツイの3Kです。

 

それに携わるスタッフにはそれ相応の「対価と待遇」、そして「やりがい」を与えることが経営者として考えることです。

 

不動産業者や管理会社、葬儀会社の紹介を通じて依頼をされる業者が大半のなか、当ホームページを見て一般の方からのご依頼が多いというのも弊社としては自慢の一つであります。

 

作業をした結果として「リライブルさんにお願いして良かった」と言われることも嬉しいですが、業者選定の段階で「リライブルさんにお願いしたい」と言われる企業となるべくブログ更新なども頑張って継続していきたいと思います。

 

きちんと納税をして社会に還元するという当たり前のことも大切です。

 

いくら依頼者にとっては安く仕事をしてくれた良い企業だったとしても、社会的にきちんとした企業でないと「誇れる仕事」とは言えません。

 

一般企業にとっては当たり前のことでもまだまだこの業界では当たり前ではないことが多いようです。

 

「ここはまともな会社だな」と私が思える企業が少ないのが残念ながらの現状です。

 

最後にもう一度書きますが、自分で調べて、よ~く考えて業者選択をして頂きたいと思います。

 

業者を選ぶ際の参考になれば幸いです。

社名に掲げる信頼される(Reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
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