孤独死を防止する、発見するには「余計なお節介」が必要!

こんにちは、北海道特殊清掃業者ナンバーワンを目指す!リライブルの鈴木です。

最強寒波到来なんて言われていますが、「別にそれほどのことはないのでは?」と感じていますが皆さん如何でしょうか?

私が美唄市に住んでいた小さい頃は雪がたくさん降って玄関が開かなくなったり、屋根から雪が落ちてきて玄関フードのガラスが大破したことがありました。

小学生の頃は全然終わらない自宅の除雪を泣きながらやった記憶があって今となっては懐かしい思い出です・・・。

今は除雪機もあるのでかなり楽になりました。

でも、高齢化が進むとなかなか除雪も重労働になるので北海道民はサービス付き高齢者住宅に移り住む気持ちがわかります。(札幌市は全国的に東京都、神奈川県に次いで第三位の入居者の多さです。)

サ高住や老健施設に入ると孤独死の心配も無くなるので遠く離れて住むご家族にとっても本人にとっても安心かと思います。

「実は孤独死現場の遺品整理」というご依頼が増えています

数年前から言われていたことですが、遺品整理のお仕事が増えてきています。

ただの遺品整理ではなく、実は孤独死だった・・・という現場が今年に入ってから多い気がします。

今日もそういった現場のお見積りに行ってきたばかりです。

孤独死も色々あって、皆さんが想像するよく聞くのは死後数日経って異臭がして発見されるパターンですよね?

下記の写真のように防護服を着て、防臭マスクをして消臭作業をしている作業が一般的にはイメージしやすいのではないでしょうか?

異臭が凄くて見つかる場合は、体液で床が溶けていたり、ハエやウジが大量発生したり(冬はかなり激減しています)する光景だと思います。

下記の写真は夏場の孤独死現場で体液がフローリングに染み込んだ状態を拭き取り作業をしているところです。

臭気は画面からは伝わりませんが、とても強烈な臭気を発しております。

冬場の場合はストーブが炊かれていない場合は気温が低いため臭気が抑えられている現場が多いです。

孤独死で発見されるパターンの方はあまり裕福ではない方が多いので、部屋のストーブもポータブルストーブだったり灯油が切れていたりしていることが多いです。

貧困生活だから孤独死で発見されるというべきか、孤独死で発見される方は人間関係が希薄なので貧困だというべきか?

いずれにしても、死後数日経ってからの発見に伴う遺品整理の件数は伸びていると思います。

重篤になる前に発見できるかが勝負!

上記のような特殊清掃が不要な場合は普通の遺品整理作業と変わらないので作業代が高騰することはありませんが、万が一体液処理や消臭作業、リフォーム作業が必要なくらい重篤になると数倍の費用がかかります。

そうするとご遺族の金銭的負担精神的負担が大きくなり、場合によっては「相続放棄」をする方も最近多いです。

親戚と言っても年に一回会うか会わないか、もしくは全く会ったことがないレベルの遠~い親戚だったり相続するメリットや面倒なことが多いようであれば、「何もしない」という人が増えてきました。

それはその方たちの立場になれば当然のことかと思います。

ただそうすると賃貸住宅の場合は大家さん、管理会社さんに多大な迷惑がかかりますし、持ち家の場合も処分など凍結してしまうので異臭がする場合は近所の方にもご迷惑がかかります。

複雑な手続きも必要となってきますし、非常に厄介になってしまいます・・・。

やはり、核家族化や親戚との関係性の希薄化による影響はこういったところに現れるものです。

ですから、単身者は特に自分がもし一人で死んだらどうしようということを強く意識する必要があります。

遺書を書くことや法定相続人を指定する、自分が死んだ後に家財を処理するような契約(※以下に詳細記載します)を生前に結ぶなど終活をするべきでしょう。

【終身建物賃貸借事業】

終身建物賃貸借事業とは知事の認可を受けた事業者が、高齢者(60歳以上)に対し、終身にわたって住宅を賃貸する事業を行うことができる制度。
平成13年に創設され、これまでの認可実績は約1万1千戸(平成29年度末時点)

この仕組みに加盟している賃貸人の場合は、借家人が死亡したら相続性を排除できるので家財を賃貸人が整理することが出来ます。(但し、借家人本人1代限りの契約となります。)

こうした契約が増えれば孤独死が万が一発生しても面倒な手続きが不要で片付けが出来るので賃貸側も安心です。

まだまだ周知がされていないため契約戸数が少ないのが悩みですが、今後は確実に増加する、もしくは高齢者が部屋を借りる際に義務化されてくる制度ではないかと思います。

「ま、そんな面倒なことをしなくても、わしゃ死んだらあとは知らん!」という人もいるでしょうけどね。

近所の方も単身者が生活している場合は特に注意が必要

「近所付き合いがない」

「仕事をしていない」

「部屋に引きこもりがち」

・・・という人が近くに住んでいる場合は声がけをするには抵抗があったとしても、いつも気に掛けるだけで違います。

・電気がついている時間のはずなのについていない

・カーテンの開け閉めがない

・玄関に郵便物が溜まっている

そういったことを普段から気に掛けるだけでも異変に気付くはずです。

異変に気付いた場合は大抵はその予感は当たっている場合が多いでしょう。

前述したように孤独死で発見され相続放棄された場合は何かと面倒なので、重篤になる前に発見することが自分の身を守ることでもあります。

万が一、持ち家で親族が相続放棄し臭いが凄い、ハエが凄いとなるとその周辺のご自宅にも悪影響が生じます。

誰でもそういったリスクがある時代となってしまいました。

・・・と言っても、このブログを読んでいる頃にはそういった事例が発しているかもしれません。

事前に興味を持って特殊清掃業者のブログを読む人は少ないですからね。

近所の人たちによる余計なお節介が孤独死防止・孤独死早期発見には有効なのです。

弊社の社会的ミッション

弊社としても、家財整理相談窓口を通じて行政との情報交換や連携を図っていかねばと考えております。

孤独死が増えることは社会的損失であり、それに関わる方たちの金銭的負担・精神的負担・時間を軽減させることが弊社の『社会的ミッション(使命)』と考えております。

孤独死が増えることは弊社としても歓迎しませんが、特殊清掃が必要となってしまうほど重篤になった現場では一般の方では対応が出来ませんし、その場は大丈夫でも後日PTSD(心的外傷後ストレス障害)を発症してしまったりしては哀しいことです・・・。

『なんちゃって特殊清掃業者』を選ばないようにして下さい

北海道では特に現場経験や専門道具がない、勉強をしていない『なんちゃって特殊清掃業者』も多いので業者選定にはご注意下さい。

『遺品整理業者と特殊清掃業者は似ていて違う職種です』から遺品整理をやっているから必ずしも特殊清掃が出来るとは限りません。

遺品整理は誰でも出来ますが、特殊清掃、特に『臭いを消す』という作業は専門道具を持っているだけでなく、情報最先端である東京に行って勉強してくる気概、向上心がある業者、常に現状に満足することなく新たな手法、技術、薬剤を試し、より効率の良い、より高みを目指す業者でなくてはなりません。

どちらの比率が多いのかを確認するためには、各企業のブログをよく読んで頂くことが判断基準の一つになると思います。

北海道では弊社以上にブログ内容を重視して、こだわっている特殊清掃業者はないと断言出来ますのでどうか他社さんと読み比べてみてください。

これは自信をもって断言することが出来ます!

お見積り前のご相談は無料ですので、初めてという方が大半ですのでどうぞお気兼ねなくご相談下さい。

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リライブル株式会社
0120-669-920

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