こんにちは、北海道特殊清掃ナンバーワンを目指す!リライブル株式会社の鈴木です。
先日、札幌市西区の一軒家にて発生した孤独死現場の特殊清掃のご依頼を受け訪問させて頂きました。
故人様には哀悼の意を表し、ご冥福をお祈り致します。
またご遺族様におかれましてはブログ掲載の許可を頂き誠にありがとうございます。
警察からいきなり電話が来て「〇〇さんが自宅で亡くなられたので・・・」と急に連絡が入り混乱してしまうものです。
どこに連絡したら良いのか迷ったり、同様に困った方の参考になるように努めております。
男性特有の孤独死現場
見積ご依頼を頂いた翌日に作業となりました。
お隣の方が回覧板を持ってきた際に異臭と異変に気付き警察に連絡されたそうで、椅子に座ったまま亡くなっていたそうです・・・。
椅子の周囲のは体液が広がっておりました。
背景を伺うと離婚後に男性一人暮らしだったようで、ちょっとしたゴミ部屋化しておりました。
男性の離婚の場合はこういった傾向が多く見られます。
そういうときって「男性って駄目だな」と明日は我が身と思ってしまいます。
自炊が出来ない、掃除が出来ない、洗濯が出来ない・・・
そうすると人間的な生活を送ることさえままならなくなってしまいます。
弁当ゴミ、カップ麺、洗われていない汚れたままのお皿、脱ぎ捨てた服など片付けが面倒になってしまいます。
ちょっとしたセルフネグレクト(緩やかな自殺とも言われています)状態のお部屋でした。
中年~熟年離婚が増加している影響や離婚そのものが増加している傾向もあり、年々こういったケースが増加されることが予想されています。
女性よりも男性の方が「孤独死で発見されるときに発見日が長くなる傾向がある」というのもデーターで検証されており、やはり近所付き合いなどの人間付き合いが希薄になりがちなのは男性です。
死後の発見が早ければお部屋も重篤になってしまうことは少ないので早く発見してもらえるように日々気を付けないといけないです。
特殊清掃業務についての簡単な流れ
まずは体液の処理と簡易消臭ということで2名で対応させて頂きました。
最初に高性能オゾン脱臭機パンサーJを使用し粗消臭を行います。
オゾンの酸化力によって殺菌効果と消臭効果をもたらします。
まだ、臭気は残っておりますが、最初より空間に漂った臭気を一時的に落とすことが出来ます。
一時的というのは「臭気を発するものが存在している以上は臭いは出続けます」ので、オゾン脱臭機のスイッチを入れたから臭気の元も絶てるというわけではありません。
物理的に臭気発生源を取り除く必要があります。
ですから、次に体液を除去しないといけません。
前述した通り椅子に座ったまま亡くなられたと聞いていましたが椅子のクッション部分に血液などが染み込んでいて少し動かすとポタポタと漏れてきます。
ビニール袋や業務用ラップで包んで密閉し、全て梱包しておきます。
そのほかにも体液が付着したモノや場所を拭き取り掃除していきます。
水が出ない現場でしたので自前で水を持って行きます。
北海道の冬の現場はそういうところも多いので水が出る出ないは事前に確認が必要です。
血痕や肉片、頭髪、歯や爪など残っていることが多いです。
そういったものをご親族が見るのはちょっと辛いと思います・・・。
全ての拭き取りと梱包作業が終了したら、消毒液を散布します。
本日の依頼は、ご親族様が「形見分けの品を探し出せるように入室出来るようにする」のがミッションでしたのでこの時点で終了となります。
ご遺族様にお部屋に立ち会って頂き、「問題ないです、急な対応ありがとうございました。」と感謝の言葉を頂き、現場を後にしました・・・。
簡易消臭後の遺品整理
今回もそうですが、孤独死が発生してしまい体液が残っているまま、ニオイが強いままのお部屋にご遺族が入室されるのは精神的にも厳しいです。
一度、弊社にご依頼頂き入室出来るようにしてから、遺品探索を行い、ご自身が納得された後に遺品整理をご依頼される方が多くなりました。
そういったご利用方法もございますのでご相談下さい。
特殊清掃を行います!と言っている業者の何割がやっているのだろう・・・
「特殊清掃」というのはその名の通り特殊な事例の清掃を行うのですが、HPに「特殊清掃やります」と記載しているにも関わらず一度も本格的な特殊清掃をやったことが無い業者や消臭機材すら持っていない業者も実は多いのです。
特殊清掃のご依頼を定期的に頂けるようになるにはある一定の経験値と実績が必要となり、北海道でも10社に満たない企業が行っているのではないかと推測します。
依頼が来る業者と全く依頼が来ない業者に2極化される業種だと思います。
「どこで実績があるかどうか?」というのを見るにはやはり弊社のようなブログが決め手です。
ブログなどには掲載しないというポリシーを持った同業者さんも居ますが、それはそれで殊勝な心掛けかと思いますが、それが本当に業者を探している方にとって良いことなのかは疑問です。
今はネットで自作自演が簡単に出来てしまう時代です。
酷い業者になると、他社のHPの写真を盗用してあたかも自社施工しているように使ってしまう常識のない業者もいるほどです。(こういった業者は自然淘汰されていきますけどね)
当然、ご遺族様が拒否をすれば掲載しませんし、強要でもありません。
あくまでもブログ掲載に御同意して頂き許可を頂いた現場しか掲載していませんのでご安心下さい。
確かに孤独死というのはご遺族様にとっては突然のことでどうしたら良いのかわからない、専門業者もどこに依頼したら良いのかわからないという声を多く頂く中で決め手になっているのが弊社のブログに辿りて「ここなら信頼出来そうだ!」ということでご相談を頂いております。
特殊清掃業者を選ぶコツ
まず業者選定に際しては、「会社概要」や「経営者の挨拶」をご覧になり、その会社の方針や理念などに賛同できるような企業を選んで頂くことが大切かと思います。
基本的には特殊清掃業者は「人の為に、人の役に立ちたい!」と思っていますし、社会的意義をもって運営しているはずです。
また、ブログの更新頻度や写真掲載の有無、ご依頼者様との写真など「信頼されように努力をしている業者」であれば間違いないと思います。
ネット検索して、検索順位が上だからという理由だけで業者を選ぶのは間違いです(弊社も当然SEO対策は行っておりますが順位だけで業者の優劣が決まるわけではありません)
孤独死の特殊清掃は不幸ごとですので、本来は起こって欲しくないことですが、いざ起こってしまったときにきちんと対応出来る業者がいないと不安なモノです。
今後も情報開示を心がけ、安心してご相談頂け、また感謝される仕事を心がけて精進して参ります。
社名に掲げる信頼される企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920