新年あけましておめでとうございます~人の役に立つ香料、においの話

新年あけましておめでとうございます。

本年度も宜しくお願い致します。

昨年末の12月31日にふるさと納税の申込締め切り最終日だったのをギリギリ知り、厚真町へふるさと納税手続きをしました。

何もすることが出来ませんので少しでも地震からの復興のお役に立てれば・・・と思う次第です。

昨年は災害の多い歳でしたが、今年も全く油断は出来ません。

昨夜も熊本で震度6弱の地震があったばかりです。

特殊清掃の知識や道具、技術が災害復旧に役立てるようにしていきたいと思います。

1月1日は江別神社にお参りに行きました。

1月2日は特に予定がなく子どもたちと雪合戦をしたりして過ごしていました。

40肩が治らないため雪玉は利き手と逆の手で投げていました。

仕事をしていないと身体がなまってきてしまいますし、食べるだけになってしまうので太ってしまいますね。

一応、1月4日から仕事始めの予定です。

「香りを創る 香りを売る」

お休みの間は創業200年になる香料を作っている塩野香料株式会社の塩野秀作さんの上記タイトルの本を読んでいました。

日本人は「無臭が良い」と思っている傾向が強いですが、ニオイというものが与える影響については研究がされています。

快く感じる臭いもあれば、不快に感じる臭いもありますが、個人差や国の文化や文明、習慣によっても好みが違いますので非常に難しいところですね。

我々の身近な香料に「フレーバー」というものがありますが、味覚の手助けをするものでこれらがないと食べ物が味気ないものになってしまいます。

滅菌のために加熱をしたり加工を加えると本来の素材の臭いが飛んでしまうそうで、例えばオレンジジュースを作るのにもフレーバーがないととても不味いそうです。

科学的な香料というと身体に悪い物というイメージがあるかもしれませんが、とてもハードルの高い条件をクリアーしなくては市場に出ることは許されないのでご安心下さい。

「フレグランス」はリラックス効果を求めたり、健康的・魅力的な香水系の匂いは適度につければよい香りとして認識されていますよね?

でも、濃すぎると不快になってしまいますので程々が良いかと思います。

誰もが知る香料の他に「機能性香料」というのが注目されているそうです。

ニオイと関りが深い菌の話も関係しています。

除菌についても人間に有用な菌まで殺してしまい良い菌を殺してしまい、悪い菌が繁殖するようになると健康被害が出てしまうということも書かれています。

上手に菌と付き合わないと花粉症やアレルギー体質の人は特に今後大切になってくるでしょう。

1990年頃からは空間における抗菌、静菌、抗カビの作用を持つ香料の開発がすすめられ「インモルテル」という植物に強い抗菌性があることが発見されたそうです。

これらを抽出した成分と肌の老化抑制に効果がある「ジュネッセンス」という香り成分を化粧品に混ぜ利用しているそうです。

香料がウィルスにも効果がある物も発見されているということも研究結果でわかってきました。

細菌も生物で抗生物質などで殺菌されればされるほど耐性を備えるようになる(多剤耐性菌)ので全てを殺すのではなく、異常発生しないように調整してあげることが菌やウィルスと上手に付き合う方法と見直されてきています。

そのために香料・臭いを利用する研究も進められているそうで成果も出ているようです。

今後もっと医療の分野でも使用されることになるでしょう。

大腸菌や黄色ブドウ球菌などは常在菌でありこれらまで必要以上に殺菌することはよくありません。

某消臭剤などでも除菌率99.9%とかいうフレーズをCMで聞くたびに「残りの0.01%は一体何なんだよ!?」という気になりますし、100%の除菌というのは逆に気持ちが悪いですし、99.9%というのも嘘(過剰表示)かと思います。

最適なマスキング法の効果

無臭化したあとのマスキング法弊社では悪臭を消す、減らす作業を行っておりますが、まずは臭いを無臭にしてから香料で快適にする方法もありかと思います。

我々の仕事では「無臭化することを善し」としていますが、当然無臭にしない段階で「マスキング法}(違う臭いで臭いを変える方法。芳香剤を置くなどがイメージしやすいでしょう)を用いるのはプロの仕事とは言えませんが、コンクリートや木材の素材の臭い、壁紙の接着剤などの臭いがして、それが不快な方もいますのでそれらも”不快にしない臭い”に変換してあげることも新しいサービスとして取り組みが必要かもしれないと考えております。

あまりにも突拍子もない掛け合わせだと変な臭いになってしまうのでこれも経験が必要になってくると思います。

適当な芳香剤や強烈な香料を使うのではなくそのニオイに合った”最適なマスキング法”というものです。

あと、注意が必要なのは事前の説明がないでいきなりマスキング法で引渡した場合は「誤魔化している」とクレームになりかねないのできちんと理論的な説明が必要となるでしょう。

※同業他社さんへの補足~無臭化出来ないのを誤魔化すためのマスキング法ではなく、一旦無臭化したあとのマスキング法ですのでここは間違えないようにお願いします。

無臭より一歩先を行く快適なニオイ、快適な空間ということを造り出すことが出来ればいいのではないかと考えます。

ま、あくまでもまだ構想の段階ですから実用化はしていませんけどね・・・。

それでは、2019年も改めて宜しくお願い致します!

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