「完全無臭マニュアル」~なんてものがあったら欲しいものです

こんにちは、リライブル株式会社の鈴木です。

昨日は「少し早いかな?」と思いますが遠出が多くなったこともあり冬タイヤに交換を済ませました。

そして今朝は自宅前に止めていた車の窓ガラスが凍っておりました。

徐々に冬に近づきつつあると実感しますね。

さて、11月は先月までとはうってかわって少しだけのんびりとしたスケジュールです。
(・・・とは言っても仕事はしていますよ)

四十肩も一向に良くならず、どこか身体の一部が不調を来すと何かと不便さを感じます。

自分の身体なのにイラっとしてしまうことも度々・・・。

年齢を重ねると若いころのようにはいきません。

今月は大学時代の先輩の結婚式があり余興で「USA」のダンスを踊るのですが、どうしても肩をかばうのでキレッキレのダンスには程度追いです・・・。

あ、どうでもいい話をしてしまいました。

オゾンで何でも臭いが落ちると思ったら大間違い!

電話のお問合せで「臭い」に関することが年々増えてきました。

先日、「芳香剤の臭いを消すにはどうしたらいいのですか?」という相談を受けました。

色々とお話をしているなかで「芳香剤の臭いはオゾンだけでは取れないと思いますよ」というお話をさせて頂きました。

たまたまそういったお話が何件か重なって頂いたので芳香剤などの香料に関することを少し記載したいと思います。

経験不足な業者さんだと「何でもオゾンで臭いが落ちる」と思っている業者さんもいます。
(恥ずかしながら私も最初の頃はそう思っていたので無理もないことですが)

芳香剤や香水は「化学物質の塊」ですから、ニオイの構造はとても複雑なんです。

臭いの源も一つだけとは限らず、色々なニオイ物質を混ぜています。

50種類から100種類ほどの臭い物質を混ぜ合わせたりします。

ここで紹介するとめちゃくちゃ字数が多くなってしまうので興味がある方はネットで調べてみてください。
(「投げやりだな、おい!」という突っ込みは受けません)

とにかく、ニオイを発するようにあえて作っている人工物なので、自然物質ではない物をオゾンだけで臭気分解するのは難しいのです。

若干、薄くなったというのは”作業をしてもらったという気分的な要因”と”換気を繰り返す”のでそのせいであり、根本的な解決をしないとまた臭気戻りがしてくると思います。

特に芳香剤や柔軟剤などの化学物質に敏感な方(化学物質過敏症)はそう感じると思います。

「香害」「スメル・ハラスメント」などということ言葉もあるように現代の日本では臭いに敏感になってきています。

特に高気密住宅などで空気が漏れない家は臭いが逃げる隙間もないので臭いに敏感な方には辛いのかもしれません。(昔の住宅は隙間風が吹いていたことにより自然と換気されていた)

人間、不思議なもので便利さや快適さを追求するあまり、その反動となって別の弊害が出てくる・・・という風に上手い具合に出来ているようです。

消臭作業は経験と化学の勉強

何度かブログにも掲載していますが、ニオイに関しては複雑でメカニズムの全てが解明されているわけではありません。

近年になってようやく臭いのメカニズムなどが解明されてきてはいますが、最新情報は常に更新されています。

一昔前の常識が今は非常識だったりしますので弊社でもそういったことはあります。

特殊清掃業者の中でもオゾンは「全く効かないから使わない!」という人と「使い方によっては有効だ」という人もいます。

どっちが正解でどっちが不正解ということでもないですが、私は「使い方によっては有効だ」に一票です。

臭いの種類によっては非常に効果的なこともありますし、環境によってはオゾンを「全く使わない」という状況もあります。

試行錯誤と失敗を繰り返しながら、手探りで作業を行うような現場もあります。

いずれにしても、機械のスイッチを入れて「はい!終了!」という現場であればお金を頂くまでもないのかと思いますので、そのスイッチを入れる前段階が大変重要になってきます。

その前段階とは清掃や薬剤の知識が必要だと思います。

消臭業者と言えば消臭剤を撒いて、オゾンを用いて・・・とイメージしている方は多いと思います。

でも実際はそれだけではないんです。

清掃が出来ない業者、清掃に力を入れていない業者は消臭作業には向かないと思います。

拭き取るという作業もありますから臭いを発する可能性のある箇所を見つける、想定するということも必要です。

例えば襖の裏やドアの下の部分など目に見えない箇所に臭いの原因が残っているケースもあります。

リフォームできる環境であれば臭いはほぼ気にしないレベルになる

「全部リフォームしてしまえばいいじゃん!」という会社さんや「それって消臭作業?」って言わないんじゃないという業者さんも中にはいます。

躯体の構造上、予算の関係上、スケジュールの関係上、リフォームまでは出来ないという現場もたくさんあります。

案外、「リフォームしたんだけど臭いが出てきて困っている」という業者さんからのお問合せも増えています。

リフォーム後はどこがどう汚れていてどこが臭いの原因だったのかがわからないことが多く、またお部屋をスケルトン状態にするには予算的にも、日程的にも現実的ではないので弊社ではお断りさせて頂いております。

リフォーム前、リフォーム中ならいいんですけど「無臭」の保証が出来ないです。

消臭作業の第一人者

そんなわけで消臭作業はたくさんの経験を要します。

机上の空論で無臭に出来たら苦労しないわけです・・・。

北海道では旭川市を拠点にしている㈱Beクリーンの加藤専務が消臭技術、経験共に一番だと思っています。

加藤専務はこの業界では全国的にも有名な方で、かくいう私も加藤専務との出会いが無ければ消臭業務に足を踏み込んでなかったかもしれません。

弊社も仲良くさせて頂いて先日もタイミングがあい、千歳市の灯油漏洩現場の見積もり現場に呼んで頂きお会いしました。

北海道の場合は本州と違う気候、住宅構造があるので北海道でたくさんの経験を積んだ方のお話は大変貴重です。

「〇〇の臭いって無臭にすることできるんですか?」という質問をすると「無臭に出来ます」と言ってくれます。

答えはすぐには出してくれませんので(企業秘密のため)そのたび、宿題を頂いたようで毎回悩みます・・・。

そういった繰り返しで知識も技術も磨かれるのかな?と考えております。

いずれにしても、「消臭作業の完全なマニュアルなどはない」ので、経験豊富な同業他社さんとの情報交換などは必要になってきます。

弊社のブログも同業他社さんからも読まれているのは知っていますので、業界全体の活性化のためにも掲載しております。

お見積りに関して

Beクリーンさんの宣伝になってしまいましたが、弊社でも孤独死現場、ゴミ部屋の消臭、猫尿臭の消臭、火災後のスス臭の現場、灯油漏洩現場など行っており過去のブログでも全てではありませんが掲載しております。

もしよかったらお声がけください。

社名に掲げる信頼される(reliable)企業を目指す!
リライブル株式会社
0120-669-920

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